本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

小沢裁判他。

2011-10-07 17:17:51 | 社会
1.先月27日の京都行にはまだ続きがあって、京都から大阪京橋まで京阪電車で帰って来てからも私は自宅に直行しなかった。京橋のネットカフェ・ポパイへ行ったのである。
 ここはパチンコ店の2Fにあって、階段を上がって行かなければならないのだが、初めて行ってみて安いのに驚いた。
 午後8時からのナイトタイムは5Hで780円(禁煙オープン席の場合)であり、全店共通の百円割引券を使えば5時間680円で済むのである。一時間当たり百数十円の計算になる。同じポパイの系列でも天王寺店は5H980円だからこれと比較すれば200円安い計算になる。私は迷わず5Hパックを選択した。

 それはいいのだが、パックが終って「じゃあボチボチ帰ろうか」と深夜2時過ぎに自転車の置いてあるダイエーの駐輪場へ行ったら(私の錯覚だったが)自転車が出せないのである。深夜営業のマクドナルドは「お持ち帰り専用」で店内には入れて貰えなかったし、あと路上ではピンク系の勧誘が入れ替わり立代わりしつこくやって来るので、私は結局再びポパイに舞い戻って、「朝になって駐輪場の係員が出勤して来るまで(!)」5Hパックをもう一回やることにしたのである。一応完成していた前回のブログを推敲したり、他のサイトへ行ったりして私は時間を潰した。

 都合10時間もパソコン喫茶にいたのは私には無論初めての経験であった。汗。

2.さて今度はウェブの閲覧者についてである。

 真偽の程は明らかでないが、あちこちに乱立する無料ブログのPV数もIP数も、管理者側によって様々に操作されているのだという説は、私がwebを始めた8年前からずっとあった。それは向こう様だって「無料」とは言え商売でやっていることに変わりはないのだから、営業が有利になる技はいろいろ多種多様に仕掛けているには違いないのだろうが、私は通知される読者数その他は一応の目安にはするが、その結果を受けて記事内容でどうこう対応するというものではなかった。(←そんな能力はない。w)

3.しかしここへ来て若干の問題が生じた。
 最近、私たちがやっている「ameba pigg」の来客は落ち込みがひどくて(!)我々は正直なところ少々嫌気がさしているのである。
 以前なら黙っていてもそれなりに集客出来た我々のサイト(←イラスト、写真、動画・・などで構成されている)は殆ど顧みられなくなってしまったのである。ユーザーの志向・嗜好が変わってしまったということだろうが、これは寂しいことだ。あそ。

 ご存知のように、あそこは最近公称800万ユーザーを突破したということで、テレビCMへも連日激しく進出している。
 ピグという仮想空間も、昔はなかった「釣りゲーム」「カジノ」そして更に最近は「ピグライフ」という家庭菜園まで始まって「遊ぶ」ネタには事欠かないサイトに大きく変身している。
 ゲームはゲームで結構だが(!?)、私が気に食わないのはこれらのゲームは全て、我々の体験している現実社会とは縁遠い、単なる「絵空事」に過ぎないという点である。
 生臭くもない(!)あんな釣りはないし、金を失わない(!)あんなカジノもない。腰も痛めず汗もかかないあんな「農業」などこの地上には存在しないのである。800万ユーザーが今打ち興じている「ゲーム」とはいったい何だろうかと考えてしまう。

 CM料だって馬鹿にならないということだろうか、みんなが嵌っている家庭菜園も「課金」されるケースが目立ち、ユーザーがその気になれば結構金がかかる仕組になっているのである。「ブログは無料でやるもの」という従来の常識は今や覆されつつあり、逆に「金のかからない遊びなど楽しくない」「《権威》によって付与された遊びこそが至上の遊びである」と公認される時代なのである。

4.「管理社会」ということは人間の営みの全てが監視され管理されているということである。一方に管理することを好む人らもいれば、他方管理されることを一向に苦にしない人の群れもいる。欲望も精神の働きも全て管理されていると言っていい。

 私たちの世代は(というか私たち以前の世代は更に、だが)遊びは自分とその仲間で考え、遊び道具も自分たちで考案し作ってしまうことが珍しくなかった。

 今はどうか。ゲームも道具も全て与えられる時代ではないか。ピグの「釣り」も「カジノ」も「菜園」も全て至れり尽くせりで(かどうか)用意周到に与えられ、それを躊躇わず享受することが即ち「遊ぶ」ということになる時代なのである。「遊びには金がかかって当然、課金されて当然」というのが今の時代の常識である。これではなんか、パチンコもゲーセンもインターネットも、みんな一緒になってしまったかの如くである。w

 私もあなたも「壁の向こう」の誰かにセッティングして貰わないことには単なる「遊び」さえままにならない「食えない」連中なのである。
 そして、そうやって与えられたことごとを日々消化して行った先にあるのは、万人共通の「死」である。

5.次はこの国の「司法」について。

「法曹一体」という言葉がある。これは裁判官・検察官・弁護士らでそれぞれ法の理解・解釈が異なっていたのでは困るということで、司法試験に合格した人たちは全員同じ司法研修所で同じ教育を受け、やがては各分野に散って行ってそれぞれの職務を果たすという制度のことを指している。

 他方「検察一体」という言葉もある。個々の検察官で事件の掌握の仕方が異なっていたり、あるいは被疑者に対する量刑の度合い等がまちまちだったりしたら「法秩序の構成」に大きな障害となるから、一つ一つの事案に対して検察官らはあたかも全員が一つの人格であるかのように統一した態度で臨むという意味である。

 わが国の法体系は一応「三権分立」という体制を取ってはいるが、国権の最高機関たる「立法府」(即ち国会)が「行政府」の長(即ち内閣総理大臣)を選び、その総理大臣が司法府の長(即ち最高裁判所長官)を任命するという、「立法府優位」の「擬似的三権分立」であることは、我々が学校で教わった通りである。

 そこでさて、裁判所の裁判官というと昔のテレビドラマでは如何にも威厳ある厳かな人物像で描かれたものであるが、今もその傾向は消滅してはいないように思われる。
 最近のドラマでは、羽目を外し人倫としての一線を越えた検事や警察官の描写は散見されるが、これが裁判官となると、そんな描写はお目にかかったことがない。あの人種を(一種神格化し!?)特別扱いして恥じないのがメディアのアホな「業界人」たちなのであるが、これは私に言わせれば「ちゃんちゃらおかしい荒唐無稽な架空の設定」である。

 私の見聞した範囲では、個々の裁判官は世間知らずで非常識な、六法の条文しか知らない(!)単なる「木っ端役人」に過ぎず、上司の意向とメディア~世論の動向にだけは「すこぶる」付きで鋭敏なお坊ちゃん・お嬢ちゃん方なのである。他方検察官や弁護士たちは俗世間と接する機会が多いから、裁判所裁判官たち程世間知らずではあり得ない。

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朝霞宿舎、5年間凍結=首相が財務相に指示
時事通信 10月3日(月)13時46分配信

 野田佳彦首相は3日午前、埼玉県朝霞市の国家公務員朝霞宿舎の建設現場を視察した。この後、首相は首相官邸で安住淳財務相と会談し、「少なくとも震災の集中復興期間の5年間は事業を凍結するように」と指示した。政府は東日本大震災に伴う復興財源として臨時増税を求めており、「宿舎建設は税金の無駄遣い」と批判する野党や世論の理解を得るためには建設続行は難しいと判断した。
 会談で財務相は、(1)中央、港、千代田3区の公務員宿舎について危機管理用を除き原則廃止(2)幹部用宿舎は建設しない―の2点を提案。首相は「ぜひそうしてほしい」と述べた。
 本格的な復興対策を盛り込む2011年度第3次補正予算案の早期成立には野党の協力が不可欠だ。9月26日の衆院予算委員会で自民党の塩崎恭久氏が朝霞宿舎の建設取りやめを要求したが、首相は変更しない意向を表明。しかし、与野党から批判が強まり、首相は同月30日の記者会見で「実際に現場に行って自分なりに考えをまとめた上で、最終判断する」と述べていた。 

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衆院選後も「過半数の党」ない-小沢氏

 民主党の小沢一郎元代表は3日午前、自らが主宰する「小沢一郎政治塾」で講演し、政局に関し「仮に総選挙を行った場合、どの政党も過半数を取れないのではないか。日本の政治は混乱の極みになり、経済的不況が襲ってくると、日本社会は想像に余りある混乱状況になる」との見方を示した。
 小沢氏は民主党政権の現状について「ようやく政権交代はできたが、国民の皆さんの批判を仰いでいる今日だ」と指摘。「民主党批判が高まれば、自民党の支持が広がっていいが、(実際は)自民の支持も増えない」とも語った。
 自身の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で元秘書が有罪判決を受けたことや、6日の初公判については一切言及しなかった。
(2011/10/03-12:18)時事通信

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6.コンビニ・スーパーへ行って油断していると、あっという間に『割り箸』と『ストロー』をレジ袋に詰め込まれてしまう。彼らはそれが仕事だと叩き込まれているから、殆ど自動的・無意識にその作業をする。
 私は加藤登紀子流の『マイ箸愛好家』ではないが、以前は必死になってこの過剰サービスを断わっていた。「間伐材の有効利用」だなどと尤もらしいことを言われても、そんなすぐにゴミになってしまうようなものは不要なのである。今は断わるのも面倒なので気づいたときだけ要らないと言っている。

 これを中国語で言うと『不要(プーヤオ)♪』であり、中国人のレジには受ける。w
 そう、私は片言の中国語で彼らに話しかけるのが好きなのである。

7.以前にも言ったことだが、スナップ写真というものは言葉の原義からすれば盗撮である。写真の黎明期には記念写真でなければ盗み撮りだったのである。
 私の撮る写真も(私は女子高生のパンツを撮ったりする趣味はないが!)みんな盗撮の類である。所謂『風景写真』にしたところで『自然』が我々に撮ってくれと懇願しているわけではない。確かにそういうことを言う人もいるが、それはその人の自分勝手な解釈に過ぎない。

8.今になって薮中外務次官という外務省のトップが、来日前のオバマに「謝罪しないんだから(!)広島には来るな!」と日本側からわざわざ進言していたことが判明した。オバマ自身は行くつもりだったのであるから、そこで謝罪しようがしまいが、それはまた別の新しい問題なのである。
 外務省の官僚などはこのように「忠米売国」の「亡国の徒」なのであるが、同じく「亡国のメディア」はこれを批判などしない。

9.十年以上国会議員をやっていて、今回初めて「大臣」職に就いたハチロとかいう組合出身の男ははしゃぎ過ぎて「死の街」だとか「放射能付けちゃうぞ」とか記者団に発言して墓穴を掘った。政治家などという連中はみんな「大臣病」であるが、この男は就任後9日にしてクビである。彼のクビを獲った記者クラブの奴らもヤクザまがいの(←というか極道はもっとまともである!)低レベルの談合組織にどっぷり浸かっている。
 こんな奴らにこの国は牛耳られているのであるから、唯でさえ逼迫した我が国家情勢が好転する筈もない。

10.そこへもって来て、近隣諸国から矢継ぎ早に難癖をつけられる領土問題である。
 私は本来『国境なき』国際主義者であるから、領土なんてどうでもいいじゃないかという立場であるが、それでも「ここで出遅れたのでは大変だ!」と各国が言って来る様子は尋常ではないように映る。さながら我が国は今、領土拡張を目指す近隣諸国の草刈場になっているかの如くである。

 領土問題で協調して我が国を攻め立てているロシア、南北朝鮮及び中国を見ていると、かつて先を争って中国に利権を求めたヨーロッパの列強諸国を彷彿とさせるものがある。まるで「復興に助力してやったんだから領土は譲れ」と各国足並みを揃えているかのようである。
 今そんな無理難題を言って来ないのは一番我が国への援助額が多かった台湾だけである。

11.まあ、こういった私の議論に付いて来れない人は去れ!(笑)というか、例えば私恒例の「メディア批判」にしても、こんなものは私の発明でも独創的見解でもない。昔の、日本で言えば本多勝一、おフランスならルイ・アルチュセールら所謂「構造主義左派」と呼ばれた人たちのメディア批判には厳しいものがあった。彼らに比べたら、今の私のメディア批判などままごと遊び同然である。
 M・フーコーは自身は所謂構造主義者ではなかったが、サルトルなどと連携して(?)構造主義者らの立脚点を保護・保証する態度をとっていた。
 体制に対する構造主義の攻撃が沈静化するに連れ、彼らの「メディア批判」の嵐も収まっていった。というか、メディア批判する人もこれを擁護する人もそれぞれ発言は続けていたのだが、みな分散化して個々には目立たない存在になって行ったのである。

12.私は日曜午後の『たかじんのそこまで言って委員会』は都合がつけばなるべく見るようにしている。
 メンバーと言っても、田嶋先生流に言えば勝谷などは単なる(吝嗇な)チンピラ右翼に過ぎないし、宮崎もアメリカかぶれの折衷主義者(←共同体主義という)の若造に過ぎない。三宅御大はかつて保守本流を歩んだ(?)元ジャーナリストである。・・とまあ、くだらないと言ってしまえばそれまでだが、他の報道番組よりはまだマシだと私は思っている。少なくともテレ朝『報道ステーション』などの持って回った『偽善者ぶり』よりは数段マシである。

 これは私自身を含めて言うのだが、テレビ視聴者などに『自分の意見』などが果たして存在し得るのだろうか?
 各局の街頭インタヴューに答える視聴者たちは、どこかの局で解説していたことをそっくりそのままオーム返ししているだけである。
 我々は知ってか知らずか、各局の要求することを忠実に再現する『コピーロボット』に成り下がっているのだ。

13.頭上には三位一体の絶対王政を仰ぎ見、足下からは不気味な無産市民の台頭に迫られたブルジョアジー(有産市民)たちが希求したのが『私有財産の保障』を柱とした『自由』なるものである。『近代社会の骨子』たる所謂『自由・博愛・平等』のうち、あとの二つはプロレタリアートの台頭に伴い妥協的に付加されたものであるから、今なお根幹となっている近代社会の要諦は『私有財産の自由と保護・保障』が最たるものである。

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