本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

朝鮮民主主義人民共和国小論(準備稿)。

2007-04-25 10:39:30 | 世界
 『日本政府が国家承認していない国(ウィキペディア)』によると:↓

アジア

* 台湾 - 中華民国
* 北朝鮮 - 朝鮮民主主義人民共和国:国際連合加盟国で唯一
* 北キプロス - 北キプロス・トルコ共和国

中東

* パレスチナ - パレスチナ自治政府

アフリカ

* 西サハラ - サハラ・アラブ民主共和国

オセアニア

* クック諸島
* ニウエ

ヨーロッパ

備考

* イスラエルについては、国家承認はしているが、エルサレムが首都であることは承認していない。そのため、在イスラエル日本大使館はテルアビブに置かれている。
* 「マルタ騎士団」という団体は、他の国において事実上国家承認されてはいるが、正式には国家と称しておらず、また、独立運動もない。
* 日本は、モナコに対してこれまで国家の承認のみを行っていたが、2006年12月14日に外交関係を開設した。

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 *北朝鮮は国連に加盟している立派な「国家」だが日本は国家として認めていない。そしてこの事実が外務省によって喧伝されることはない。
 というか、そんなことよりも北朝鮮関連のHPはアンチか崇拝かの両極に別れていて中間というものがない。困ったものである。伝聞推定に基づくアンチや個人崇拝に立脚したプロパガンダなどどちらも信頼するに値しない。

 自国の内情を率先して公表する国ではないのでカメラもなかなか入っていけないが、時折公開される「潜入ルポ」はこの国の惨状をよく伝えていて、「浮浪児」の存在などまさに敗戦直後の我が国を連想させるものである。

 或いは「北へ返す」という約束で日本への「一時帰国」を認められ、そのまま日本に永住している一行はどうだろう?
 彼らが日本政府に明かしたであろう数々の「事実」のどれだけが我々一般に公開されているだろうか?
 彼らは全員「金正日バッヂ」を胸に帰国し、中には家族友人らの説得に対し「お前らは俺を洗脳する気か!」と猛然と反抗した人もいた。

 北朝鮮に暮らす一般市民が日朝の現在の関係をありのまま知らされているとは到底思われないが我々とて事は同様である。

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 口先だけの安倍首相の拉致問題(05/01『日刊ゲンダイ』)

 1973年に北朝鮮に2児を連れ去った工作員が国際手配された。それにしても34年も前に発生しながら放置していた拉致事件を今になって強制捜査だ、国際手配だと騒ぎ出したこの国はどうかしている。解決の方策も全く持っていないのに「拉致問題」を売りにしている安倍首相が、無能無策の目くらましに今頃、大げさに持ち出したとしか思えない。米国からもハシゴを外されている安倍政権の「拉致路線」、口先だけの「強硬策」はまるで効果なし。

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 *今ニュースでは74年の拉致に関連して、警察が『朝鮮総連』関連施設をガサ入れしている様子を伝えている。総連関係者は体を張ってこれに抵抗しているらしい。
 私は別に拉致を擁護する立場ではないが(!)今回の捜査は「何が何でも拉致を前面に押し出し、六カ国協議等での我が国の《孤立化》の流れを阻もうとする《国策捜査》」ではないかと疑っている。新しいネタがないと『拉致』が風化するとでも危惧しているのだろうか。感触・気色の悪い事態である。

 *万景峰号の入港禁止措置により彼ら在日朝鮮人たちは『祖国』への修学旅行も出来なくなった。
 私は何年か前、朝鮮国籍の或る画廊経営者に「あの国はどう考えても普通じゃない。おかしい」と指摘したことがある。その画廊では朝鮮学校の生徒たちが自分たちの美術作品を展示していて、私はそれらを見せて貰ったのである。
 「当番」としてその場に居合わせていた二人の女生徒を指して彼は嬉しそうに

「この子たちももうすぐマンギョンボン号で修学旅行に行くんです」と私に言うので、

 「あなた方在日の人たちが行ってもあくまでお客さんの扱いでしょう?」と私は答えた。「バンチョッパリなんだから」

 なぜそんなことを言ったかというと、数ある彼らの作品の中で一点、自分の素足を描いた大作が私の目を引いたからである。(↑今日の写真参照)

 これには説明が要るだろうか。
 チョッパリというのは「ケモノの足」という意味で、「下駄を履く日本人は足の指が豚の蹄のように二つに別れているじゃないか」という、彼らからする日本人への罵倒語である。「センジン」「チャンコロ」同様下劣な隠語なのである。
 これにバン=半即ち「半分」という言葉が付けられると、今度は在日朝鮮人に対する(朝鮮半島に住む人たちからの)罵倒語になる。

 つまり、「お前たち在日は半分日本人じゃないか」と罵っているわけである。
 ちなみに彼女たちは在日四世だったが国籍こそ違え傍目には「普通の(!)」可愛い日本人高校生にしか見えなかった。

 画廊経営者は小考の後「我々は彼らと同じにはなれませんね」とだけ静かに答えた。

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  脱北少女らが「自由になり勉強したい」 刑務所から手紙
2007年4月14日(土)12:15(朝日新聞)

 脱北者支援団体・北朝鮮難民救援基金の加藤博理事長が、北朝鮮を脱出してラオスの首都ビエンチャンの刑務所に収容されている12~17歳の少年少女3人が書いた手紙を公表した。このほど東京都内で記者会見し、改めて早期釈放を求めた。

 同基金のメンバーが7日に3人と面会し、手紙を受け取った。咸鏡北道出身の少年(12)は「北朝鮮の人間が来た。帰国すれば一生収容所入りだし、拒否すれば殺される。神様助けて。自由になって勉強したい」と書いている。6日に駐ラオス北朝鮮領事が面会に訪れ、ラオス政府に引き渡しを求めたため、3人は強制送還の恐怖におびえ、助けを求める手紙を書いたという。

 3人は咸鏡北道出身の姉(14)と弟(12)、17歳の少女。01~02年に中国に脱出し、メコン川を渡ってタイ入りしようとした昨年11月、ラオスの国境警備当局に逮捕され、不法入国罪などで3カ月の禁固刑となった。刑期が終わっても釈放されていない。

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 脱北者集い反北朝鮮組織 金総書記の好物暴露も
2007年4月11日(水)10:24 (西日本新聞)

 【ソウル10日小出浩樹】朝鮮労働党元書記で韓国に亡命した黄長〓(ファンジャンヨプ)氏(84)は、韓国内の脱北者グループを中心にした北朝鮮反政府組織「北朝鮮民主化委員会」を結成。10日、ソウル市内で創立大会を開き、自ら委員長に就いた。

 大会には、「脱北者同志会」など20余りの団体関係者のほか、名誉委員長として金泳三(キムヨンサム)元大統領も参加。黄氏はあいさつで、「金正日(キムジョンイル)独裁集団は数百万同胞を飢餓状態にして死なせている」と批判した。

 今後の活動計画として(1)脱北者を代表する政治・社会組織の結成(2)人権確立と宗教の自由のための国際連帯強化(3)脱北者要人による北朝鮮戦略センター設立‐などを決めた。会場には、フォアグラやキャビアなど「金正日の好物ベスト30」と題した写真も展示され、黄氏のユーモアもうかがわせた。1997年に亡命した黄氏による同委員会設立に時間がかかったのは、金大中(キムデジュン)前政権から続く北朝鮮への包容(太陽)政策で、活動が制約されていたことなどが原因とみられる。

※本文中の「〓」は「火」へんに「華」

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 *東方観光局←ここは個人が運営しているサイトとのことですが、中身が広汎で濃いです。

 *で、以下は安倍ポン訪米に合わせて行われた北朝鮮の軍事パレード関連。↓

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 北朝鮮15年ぶり本格的軍事パレード(日刊スポーツ)

 北朝鮮の朝鮮人民軍創建75周年を迎えた25日、首都平壌の金日成広場で、軍最高司令官である金正日(キムジョンイル)総書記が出席して閲兵式が開かれ、陸海空軍の兵士や士官学校生らの行進とミサイルが登場する軍事パレードが行われた。朝鮮中央通信などが伝えた。

 閲兵式は近年1、2年おきに実施されているが、ミサイルが登場する本格的な軍事パレードは1992年4月以来15年ぶりで、金総書記の指導体制下では初。昨年7月のミサイル発射や同10月の核実験を踏まえ、軍事力や、軍優先の「先軍政治」を進める総書記の指導力を軍創建記念日に合わせ内外に示そうとしたとみられる。

 4個中隊規模とみられるミサイル部隊は、国旗と最高司令官旗を掲げた軍用トラックにミサイルを1基ずつ搭載し登場。中国中央テレビによると、48基のミサイルは4種類程度とみられる。可動式を含め新型も含まれているもようだが、「テポドン1号」のような中距離弾道ミサイルは見られなかった。

 ひな壇には金総書記と金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長、趙明禄(チョミョンロク)軍総政治局長、金英逸(キムヨンイル)首相ら指導幹部のほか、先に就任が判明した金格植(キムギョクシク)軍総参謀長が並んだ。金総参謀長はパレードに先立つ演説で、日米の「圧殺の企て」に対し「軽挙妄動してはならない」と警告したが、核保有や6カ国協議への言及はなかった。

 金日成広場には花束を手にした100万人近い市民が集まり、「先軍革命」「金正日」などの人文字をつくった。

 金総書記は25日、金総参謀長、金鎰(キムイルチョル)人民武力相らとともに、金日成(キムイルソン)主席の遺体が安置されている錦繍山記念宮殿を訪問、軍合唱団の祝賀公演も観覧した。
[2007年4月25日23時43分]

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 「我慢にも限界」とブッシュ氏、北朝鮮の核施設停止など

2007.04.28 Web posted at: 14:57 JST- CNN/AP

ワシントン――朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題で、ブッシュ米大統領は27日、今年2月の6者協議で合意した核施設停止、封印などの初期段階措置の履行について「我慢にも限界がある」と北朝鮮に速やかな対応を要求した。

訪米の安倍晋三首相とワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドで会談、記者会見で述べた。事態の推移によっては、北朝鮮に対する制裁追加の可能性にも言及した。「(北朝鮮の)頑固さが代償を生むこともある」とも語った。

忍耐の「時間切れ」の具体的な期間には触れなかった。

北朝鮮は核施設停止などの順守を表明しているが、米の事実上の金融制裁を受け、マカオの銀行で凍結されている北朝鮮関連資金の凍結、返還確認をその前提条件にしている。初期段階の履行期限は4月14日に切れている。

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