本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

沖縄県民は右傾化したのか?他選挙余話。

2007-04-23 18:15:21 | 社会
 *沖縄県の「産業」(ウィキペディアより)

* 2003年度の県内総生産は約3兆5755億円(→県民経済計算)。一人あたり県民所得は全国最下位で、全国平均の70%である。失業率は全国一高い。
* 離島県である事から、沖縄県で生産できない生鮮食品・家電・自動車等、他県から移入する必要があるものは輸送費の分だけ県外に比べ割高となってしまう。しかし、本土の地方と比べて、特別物価が低くはなっていない。
* 沖縄県独自の伝統・歴史・自然を生かした観光産業が盛んである。ただし、沖縄本島のリゾートホテル付設や公営の海水浴場の多くは、ワイキキビーチと同様に人工海浜であり、観光資源ではあるが「沖縄の自然」ではない。
* 沖縄県への観光客数はで5,153,200人(2004年沖縄県調べ)である。沖縄を訪れる外国人観光客は、台湾(75%)、米国(11%)、韓国(4%)、香港(2%)、中国(2%)という比率になっている(2002年[3])。米国からの観光客は、基地関係者が多く含まれる。

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 *沖縄県は一人当たり県民所得が最下位で代わりに失業率は全国一と、踏んだり蹴ったりの現状である。自民党は過疎県の選挙では必ず「大盤振舞」を確約し「地元へ金と仕事を持って来る」と高言・公約するが、その割にはいつまで立っても過疎県は過疎県のままである。パイは限られているのだからそうそうあっちにもこっちにも甘い水など振舞えるわけがない。そんなことが可能なくらいなら最初から「都市と地方の格差」など生じる筈が無い。こんなわかり切ったペテン、道理を無視した甘言にも縋りつくしかない程「地方」は今疲弊しているのである。

 どうしても金が欲しかったらそれこそ核施設でも招致するしかないが、これを独断で推進しようとしたどこかの町長は今回の選挙で失脚した。「金は欲しいが放射能付きの金など要らない」と有権者は判断したのである。

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 *次に長崎市長選である。
 いっちょうさんが他界された当日深夜、急遽東京から呼び寄せられ出馬表明した世襲候補は、953票の僅差で26年の市政経験のある候補に敗れた。長崎市民は自民党の従来型「弔い合戦」を標榜する若い世襲候補より実務経験者を選んだ格好だがその差はあくまで僅差だったし、市庁内部からの抜擢・昇格も良いことずくめであろう筈もないが、それでもこの選択は冷静沈着だったと思う。

 総投票数の7%に及んだという大量「無効票」15,000余票の中には、いっちょうさんの名前を書き「長い間お疲れ様でした」と故人の労をねぎらう書き込みまでした票が半数程含まれていたということである。とても後継者を選択する気になどなれなかった長崎市民の深い悲しみが伝わって来る「無効票」である。
 このようなケースには「当面暫定選挙から日を擱いて本選挙」という制度も考えられて然るべきかも知れないが、そんなことより、警察が暴力団から銃器を取り上げることなら法改正以前に今からでも実施出来るだろう。彼らだけが超法規的存在であって良い理由はない。

 それにしても「父いっちょうはこの程度の存在だったのか」とか「これでは父は浮かばれない」とか「(父が)こんな仕打ちを受けるとは思わなかった」などと泣き崩れる娘とは一体何者だろう?!

 お前は何様だ?

 この人の言い分はまるで、自分の夫に投票しなかった人間は全て暗殺者の側に立っているかのような主張で、およそ民主主義というものを二重にも三重にも誤解・曲解している。この人たち遺族らを殊更煽り立て「その気にさせ」て選挙に担ぎ出した自民党の責任こそ問われるべきだ。

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 長崎市長選で大量無効票、官房長官が公選法見直す考え
4月23日13時48分配信 読売新聞

 塩崎官房長官は23日午前の記者会見で、22日の長崎市長選で、死亡した前市長の伊藤一長氏の名前を書いた期日前投票の票など、多数の無効票が出た問題について、「これを含めて総務省で検討すると理解している」と述べた。

 同選挙では、伊藤氏が選挙期間中に銃撃を受けて死亡し、候補者の死亡が投票日に近接していると補充立候補が認められないなどの問題が浮上した。塩崎長官の発言は、補充立候補の期限の問題や期日前投票のあり方を含め、公職選挙法を総合的に見直す考えを示したものだ。

 これに関連し、菅総務相も23日昼の政府・与党連絡会議で、「与党とも相談して公選法の見直しを検討していく」と語った。

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 *他にも当選直後旧悪の容疑で逮捕された市議もいた。夕張市では羽柴秀吉さんが400票差で次点に泣いた。私は個人的には地元出身者を選ぶより、この人はお金持ちで私財を投げ出す覚悟だったらしいから、秀吉さんの方が良かったんじゃないかと思うけど、余計なお世話でしょうね。


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