本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

ニッポンジンは何が得意なのか不得意なのか?

2015-09-19 21:17:09 | 世界
 大相撲九月場所七日目を少し見た。元より″相撲″は日本の国技だが、今いる横綱三人は全てモンゴル人で、日本人横綱はこの十年誕生していないのである。
″ガイジン力士″は続々誕生しているがその全てが最高峰にまで登り詰める訳ではなく、幕内三役から横綱まではモンゴル出身者が常時過半数を占めている。我々もモンゴル現地の所謂″モンゴル相撲″を観る機会はあって、「彼らが何故日本の国技である大相撲が世界一(⇦と言っていいだろう)強いのか?」その秘密の一端でもと探るわけであるが、彼らが言うところに拠れば幼少期を草原で育つ彼らは格別に格闘技の訓練を受ける訳ではなく、幼い頃からの家事手伝いが自然と足腰の鍛錬に繋がっているとのことである。家畜の飼料を運んだり河の水を運んだりする日常生活があるのである。そんな彼らが遊びも兼ねて草原でモンゴル相撲をする。

 モンゴル相撲の力士たちは巨漢と言うよりは筋肉質のスマートなスポーツマンタイプが多く、彼等の掛け合う技は相撲よりは寧ろ柔道の技に近いような印象を私は受けた。彼らが如何にも相撲力士タイプの巨漢に成長するのは来日して相撲部屋に入門して以降の事なのである。彼らが日本の大相撲に転身する一番の理由は言うまでもなく経済的理由だろう。モンゴル相撲では祭りの際の余興程度の収入しか得られなくても、日本の大相撲なら(トップに登り詰めればだが)それ相応の名誉と地位と収入が得られる。それは朝青龍なり白鵬なりが身をもって証明したところである。ハワイ出身のジェーシー・高見山は大関・横綱迄は出世出来なかったが、モンゴル出身力士たちは既に三人(いや朝青龍を入れたら四人)迄もが横綱になった。次期横綱が有望視されている照の富士もモンゴル出身である。強いんだからしょうがない。いいも悪いもないのである。日本人は大関迄は出世するが、その先はここ十年来未踏なのだ。白鵬が師と仰ぐ故・大鵬親方は日本に帰化する前は樺太生まれのロシア人だった。

 「ニッポンジンは何が得意で不得意なのか?」といろいろ考えてみても、「これなら一番!」というものはそう多くはないように思う。「日本人は猿真似が得意だ♪」と以前書いたが、一番ではなく二番三番以下なら結構多い。
 ところで柔道の創始者は嘉納治五郎であるから「柔道は(剣道も?)日本の国技かな?」と思って全柔連のサイトを覗いてみたが、そんなことは何処にも書いてなかったから、どうもそうではないらしい。が、「敗戦直後の11月には(「武道は日本軍国主義を助長する」というGHQの指導があったのか)学校柔道・学校剣道が一時期禁止された」というマイナス面だけは書いてあった。つぶさに戦後史を遡れば軍事的政治的経済的にも文化的にも、我が国日本はアメリカの属国然とした経緯を辿って来ていることは明白なる史実である。🐳🚀😡👙😍👽🐾。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。