*NHK「わくわくラジオ」で「クマムシ」の話をしていた。月ー金曜日この番組は隔週で山田敦子さんという(ちょっと作った声色だが!)可愛らしい声のアナウンサーが担当している。
それはいいとして(はあ?)、今この「虫」が密かな(?)ブームになっているというのである。
「虫」と言っても昆虫ではない。顕微鏡で見ないといけない、体長1ミリ以下の、ミクロの世界の生き物で、無論人類よりは遥かに古い時代からこの地球に存在しているのである。
*「クマムシの世界」へ行くと動画が見られる。他にも「クマムシ」で検索すると沢山のサイトが出て来る。岩波文庫その他からも本が出ているし、ぬいぐるみもしっかり売られている。
*クマムシとは「緩歩動物」門の総称で、世界中どこにでも、全部で1,000種類くらいいるらしい。足が8本あって、ミズゴケの中とか樹木の表面に付いたコケにも、あるいは日本海溝級の深海にも、エベレスト級の高山にも住んでいるというのである。食べ物はと言うと、コケのジュースを吸ったり、或いは他のクマムシを捕食する肉食性のものもいる。
*この生き物の一番の特徴は、なんと言っても、ときに自ら干乾びカラカラになって「樽」というミイラ状態になってしまうということだ。勿論死んでしまうということではない。「仮死状態」というのだろうか、「樽」に水を掛けると暫くしてから足が出て来て歩き始めるというのである。「樽」になってしまえば真空状態でも高圧下・高温下でも放射線でも平気というか、解説者はむしろ真空の方が好都合ではないかと言っていた。
これは凄い。凄いというしかないよね。w
あちゃ~っ。
*鈴木忠(あつし)という慶応日吉の医学部の先生が今日の番組のゲストで、この人はクマムシを飼っていて本も出している。
*我が太陽の寿命は100億年しかないし、あと50億年しか生きられないというからには、いずれ人類もこの地球、この太陽系を脱出しなければならなくなる。(←それまで存続していたら、の話だが・・!)
その際はこの「クマムシ」の方式がいいのではないか・・、なんちゃって。w
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cf.『クマムシ?! 小さな怪物』 鈴木忠 (岩波科学ライブラリー)。
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ところで以下は余談であるが、「真性粘菌フィザルム(の変形体)」が「シースーさん」という名前で私の葉書絵物語集には登場するのであるが、これも動植物共通の祖先であるかのような特徴を具えた不思議な生命体である。キャストに加えた切っ掛けは、かつて藤井寺方面におられたシシ・ナッコ女史という方の研究から私が勝手にヒントを得、題材をとって「ヤースケ伝」のキャラクターの一つに加えてしまったものである。
この生き物は一時「生きているスライム」(←ドラクエの最初のモンスターですよ!)と騒がれたので記憶していらっしゃる方もいると思う。「森のネンキン生活者」である彼らはさまざまなライフ・サイクルを持ち、変形体のときには枯葉の下とかに棲息していてナメクジの餌になったりするのであるが、胞子になって空中を(?)浮遊している時期・場合もある。
私がフィザルムについて書かれた本を探しに大阪市中央図書館へ行ったのは5年くらい前のことだが、そのときにはポピュラーな資料は殆ど発見出来なくて、唯一(ご芳名は失念したが)「ネンキン生活者」を自称する教授のエッセイだけが目に付いたのだった。この場合「ネンキン生活」というのはむろん「粘菌研究に没頭している」というギャグであるが今捜したら『粘菌生活』というサイトもあった。
ここへ行くとライフサイクルの図鑑や沢山の顕微鏡ムービーが見られる。w
それはいいとして(はあ?)、今この「虫」が密かな(?)ブームになっているというのである。
「虫」と言っても昆虫ではない。顕微鏡で見ないといけない、体長1ミリ以下の、ミクロの世界の生き物で、無論人類よりは遥かに古い時代からこの地球に存在しているのである。
*「クマムシの世界」へ行くと動画が見られる。他にも「クマムシ」で検索すると沢山のサイトが出て来る。岩波文庫その他からも本が出ているし、ぬいぐるみもしっかり売られている。
*クマムシとは「緩歩動物」門の総称で、世界中どこにでも、全部で1,000種類くらいいるらしい。足が8本あって、ミズゴケの中とか樹木の表面に付いたコケにも、あるいは日本海溝級の深海にも、エベレスト級の高山にも住んでいるというのである。食べ物はと言うと、コケのジュースを吸ったり、或いは他のクマムシを捕食する肉食性のものもいる。
*この生き物の一番の特徴は、なんと言っても、ときに自ら干乾びカラカラになって「樽」というミイラ状態になってしまうということだ。勿論死んでしまうということではない。「仮死状態」というのだろうか、「樽」に水を掛けると暫くしてから足が出て来て歩き始めるというのである。「樽」になってしまえば真空状態でも高圧下・高温下でも放射線でも平気というか、解説者はむしろ真空の方が好都合ではないかと言っていた。
これは凄い。凄いというしかないよね。w
あちゃ~っ。
*鈴木忠(あつし)という慶応日吉の医学部の先生が今日の番組のゲストで、この人はクマムシを飼っていて本も出している。
*我が太陽の寿命は100億年しかないし、あと50億年しか生きられないというからには、いずれ人類もこの地球、この太陽系を脱出しなければならなくなる。(←それまで存続していたら、の話だが・・!)
その際はこの「クマムシ」の方式がいいのではないか・・、なんちゃって。w
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cf.『クマムシ?! 小さな怪物』 鈴木忠 (岩波科学ライブラリー)。
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ところで以下は余談であるが、「真性粘菌フィザルム(の変形体)」が「シースーさん」という名前で私の葉書絵物語集には登場するのであるが、これも動植物共通の祖先であるかのような特徴を具えた不思議な生命体である。キャストに加えた切っ掛けは、かつて藤井寺方面におられたシシ・ナッコ女史という方の研究から私が勝手にヒントを得、題材をとって「ヤースケ伝」のキャラクターの一つに加えてしまったものである。
この生き物は一時「生きているスライム」(←ドラクエの最初のモンスターですよ!)と騒がれたので記憶していらっしゃる方もいると思う。「森のネンキン生活者」である彼らはさまざまなライフ・サイクルを持ち、変形体のときには枯葉の下とかに棲息していてナメクジの餌になったりするのであるが、胞子になって空中を(?)浮遊している時期・場合もある。
私がフィザルムについて書かれた本を探しに大阪市中央図書館へ行ったのは5年くらい前のことだが、そのときにはポピュラーな資料は殆ど発見出来なくて、唯一(ご芳名は失念したが)「ネンキン生活者」を自称する教授のエッセイだけが目に付いたのだった。この場合「ネンキン生活」というのはむろん「粘菌研究に没頭している」というギャグであるが今捜したら『粘菌生活』というサイトもあった。
ここへ行くとライフサイクルの図鑑や沢山の顕微鏡ムービーが見られる。w