本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

N・T紙にアマゾン批判の全面広告。

2014-08-13 12:56:07 | web・メディア
   写真は作家:スティ-ブン・キング。
米国 著名作家ら900人超 アマゾン批判全面広告
毎日新聞 2014年08月11日 13時44分

 米著名作家ら900人以上が10日付の米紙ニューヨーク・タイムズに全面広告を出し、米ネット通販最大手アマゾン・コムが電子書籍の販売をめぐり出版社に圧力をかけていると批判した。

 広告を出したのは、日本でも人気のあるスティーブン・キング氏やジョン・グリシャム氏、ポール・オースター氏ら。広告によると、アマゾンはフランス系の出版大手アシェット・ブック・グループと電子書籍の価格をめぐって争っており、アシェットの扱う書籍を意図的に予約できなくしたり、配達を遅らせたりするなどして圧力をかけているという。(共同)

============

 以上引用終わり。
 ☆私自身は(映画はともかくとして)「アメリカ文学」なるものには殆ど縁の無い人間だから「私とは無縁」と言ってしまっても差し支えない人たちであるが、今回アマゾンを訴えた900人の中には、現在のアメリカ文学界を代表する錚々たるメンバーが含まれているということだから、アマゾンサイドも最終的な「問題解決」に至るにはそれ相応の努力が求められるだろう。

 ☆この短い記事から今回の紛争の主因を探り当てることなど私には到底不可能な課題だが、私自身に関してのみ言うならば、現在のネット社会・WEB社会の担い手たちに対する過度の信頼や期待はあまり抱いていない、というか、むしろ「不信感」や「疑惑心」の方がはっきり強い側の人間だろうと自己判断している。

 記事に拠ればトラブルの原因はアマゾン vs フランス系の大手出版グループの「価格」を巡る争いだということだから、ここでも問題を惹起しているのは例の「要するに金目でしょ?」的な視座だということになる。

 ☆「ネット通販」が従来の大手出版社や所謂「量販店」「デパート」・・等々の「古典的」な地位を揺るがしつつあるということだったら、ネット通販とは無縁の私でも知っている。ネットを通しての通信販売だったら顧客に対する直接のディスプレーは全く不要だし、従業員のマナー教育もコスチュームも要らない。「接客」するのは電話応対のプロたちに任せて置けば済むことだし、作業員は作業着のまま箱入りの商品を按配していればいいのだから、こんなに楽で安上がりな商売もないだろう。

 ではネット企業側には何のデメリットもないのかと言えばそんなことはない。彼らの最大の弱点は顧客(またはその予備軍)にクリックして貰わない限りは何の「収益」も上げることが出来ないということである。これを考えに入れると(以下は私個人の単なる《邪推》の域を出るものではないが)ネット社会に蔓延しているアフィリエイトの誇大広告は全て(かどうか)ネット関連企業の社員・従業員たちが(文字通りの)「アルバイト感覚で!」仕掛けている「副業!」ではないかという拭い難い疑念が生じて来るのである。
 彼らは「正業」に従事する傍らロボットを回遊させて「副業で月収100万円!」だとかなんだとか、不慣れなネットユーザーたちに甘言を撒き散らし「あわよくば!」彼らを「ネズミ講」よろしく垂らし込んで自分の儲けに繋げようとしているのではないか。知人に聞いたところ「IPアドレスと機材さえあればそういう類の《副業》は充分に可能♪」ということであった。

神は自らに似せて人間を作った》のであり、現在の《神》かどうかは知らないが、ネット関連に従事している者たちもまた《自らに似せて》ネット社会を掌握し運営しているのであると私は思った。

 ☆通販云々もそうだが、私はマイクロソフトやグーグル、或いは楽天でもソフトバンクでも同じだが、彼らに対する不平不満は数限りなくある。アメリカで始まった新世紀の「産業革命」には小手先の技術だけが先行して対応しており、それに伴って然るべき「哲学」というものが追いついていないのではないかと私は勘ぐっているのである。ただこれをあまり大仰に騒ぎ立てていると、私自身がwebを「やる気がなくなってしまう」ので、そうなると日々の「時間潰し」が困難になってしまうから、言いたいことは山ほどあってもそれらをいちいち開陳する愚は控えているのである。ぁそ。w

 ☆・・・ということで、「クリック至上主義」という点で一番ひどいのはグーグルである。彼らはユーザーに「クリックさせる」ためにはどんな汚い手でも使うし、ユーザーからの苦情や質問には「黙して語らず」で何の説明もしない。
 明らかに顧客たるユーザーを自分たちの下位に位置する《飯の種》だという位の感覚で見下しているのである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。