本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

喫煙席・禁煙席。

2005-02-15 10:16:42 | 
 Gへ昼のランチを食べに行ったら時間帯が悪かったのか、禁煙席は一杯でしかも3人待ちの状態だった。並んでまではと思い、喫煙席を見るとこれがガラガラという好対照だったのでそちらへ案内して貰った。
 喫煙席はここでは2回目だった。前回は道路工事関係者の真っ只中へ放り込まれてひどい目に合った。交代交替で必ず誰かがタバコを吹かしているか、灰皿に火のついたタバコが乗っているかの状態で、私は紫煙に巻かれに来たのか食事に来たのかわからないほどだった。

 今回は違った。待っている間にお客は12人に増えたが誰もタバコを吸わなかった。これならシート等が微妙にヤニ臭いことを除けば禁煙席と大差無かったから私は満足だった。

 しかしやはりパーフェクトは無理なのか、私が食事している最中、正面の夫婦の旦那の方がオーダーが届けられるまでの数分間が我慢出来ず、とうとうタバコを吸い始めたのであった。煙は私のところまで流れて来たわけではないが、私には途端に室内全体がタバコ臭くなったかのように感じられ、私は気の弱そうなその旦那を睨みつけてやった。
 私の睨みが効いたのかどうか、私の食事が終る頃には彼はタバコを揉消していたのだが、今度は彼らの隣のボックスの夫婦のうちやはり旦那の方が食後の一服を始めた。喫煙第2号である。

 第2号は1号より年配でしかも屈強そうなので、私は彼とは目を合わせないようにしながらも、やはり何回か睨みをきかせた。喫煙席は最初私も入れて12人だったのが、一人、一人、二人と増えて16人になっていた。最後に来た若いサラリーマンの二人連れは着席するや揃ってノートパソコンを開いたので、これはタバコは吸わないだろうと私は判定した。

 その強そうなオヤジが吸い終わるのを待つかのように、次は一番奥の三人のマダムのうちの一人、こちらを向いている上品そうな女性が徐(おもむろ)にポーズをつけて形良くタバコを吸い始め、それを目にした1号までもが2本目の喫煙を開始した。

 やはりそこはまごうことなき喫煙席であった。私は力なく席をたった。


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