本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

天国の階段。

2010-02-28 09:06:12 | 社会
民主・北沢氏が参院選出馬を正式表明 2010年02月28日 asahi.com

 民主党の北沢俊美・防衛相(71)は27日、長野市内で記者会見し、今夏の参院選長野選挙区(改選数2)で4選を目指して立候補すると正式に表明した。

 北沢氏は会見の中で、「新しい防衛大綱の策定や防衛省改革、普天間基地の移設を含む米軍再編問題など、重い課題を背負った省庁を任されている。国政に残っていましばらく政治活動をしていきたい」と決断の理由を説明。「国民と直接向き合って政治の鼓動が伝わるような政治にしたい」と述べた。

 北沢氏は75年に県議となり、92年の参院選で初当選した。現在3期目。

 参院選長野選挙区にはこのほか、自民党が新顔の若林健太氏(46)、共産党が新顔の中野早苗氏(61)、幸福実現党が新顔の臼田寛明氏(43)の擁立をそれぞれ決めている。(上田悠)

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 71なんていい歳だが、この人は人気・人望はあるのかね。岡田みたいなことして売国行為を続けていれば、民主党は間違いなく世論の鉄槌を浴びるだろう。
 首相・幹事長の2首脳の『金権政治』を理由に民主党を追い落とす(追い落としたい)というのはとって付けた口実である。我が国の支配層とその背後で彼らを操り導く米政府が恐れているのは民主党首脳の『反米』『離米』傾向なのである。だいたいが金権の権化のような自民党が民主党の金権を追及するなど馬鹿らしくて話にならない。それをやるなら共産党だろう。w

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普天間移設、政府と沖縄で溝=「県内反対」案可決に冷ややか jiji.com

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり24日、政府と同県との溝が深まった。県議会は県内移設反対の意見書を可決したが、政府側は県内移設の可能性を排除していない。5月決着の期限が迫る中、地元の政府不信は強まっており、候補地選定に大きな影を落としている。
 鳩山由紀夫首相は同日夜、意見書について「民意の一つの表れと解釈すべきだ。受け止める必要がある」と述べる一方で「米国の理解も求める必要がある」と記者団に強調。その上で「5月末までに結論を出すという考え方に変わりない」と、政府の基本方針を繰り返した。
 1月の名護市長選で基地受け入れ反対派が勝利し、県内移設反対の地元世論は勢いを増した。同市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設を容認していた自民、公明党両県連は反対に転じ、県内移設に反対し、県外・国外移設を求める意見書は、県政史上初めて全会一致で可決された。これを受け、仲井真弘多知事は「政府は真摯(しんし)に検討を進め、県外移設を実現していただきたい」と語気を強めた。
 一方、平野博文官房長官は記者会見で、「議決は議決として受け止める」とコメント。政府は既に非公式ベースでは米側にキャンプ・シュワブ陸上案を打診しており、冷ややかな反応には、県内移設案に傾きつつある状況が関連しているのは間違いない。
 ただ、政府内には、地元が県内移設反対論で一枚岩になることに不安が漂う。「これで県内移設を認めたら沖縄県民は爆発する。首相や平野長官の首を差し出せと言いかねない」。防衛省幹部はこう言って、普天間問題がのしかかる鳩山内閣の先行きに強い懸念を示した。(2010/02/24-21:19)

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小田嶋隆「百貨店で不景気を語るなかれ」 日経ビジネス on line.

平日の百貨店を一時間ほど歩くと、それだけで確実に意気消沈する。

 空気全体が、店員のため息でできているみたいな、そういう独特の湿っぽさを胸一杯に吸い込むことになるからだ。
 景気対策上、都心にああいうものを放置しておいてはいけないと思う。いや、マジで。

 百貨店を一巡りした私の脳内は、不況感で満たされる。だから、一階の化粧品売り場の脇を抜けて店外に出る頃には、もともと抱いていたはずの購買意欲は、雲散霧消してしまっている。それほど、百貨店の負の内圧がもたらす景況感は、真っ逆様だ。スペースマウンテンの乗り心地。暗く、低く、底の見えない感じ。どこまでも落ちていく怖さ。

 今回は百貨店の、過去と現在と未来について考えてみたい。 

 つい先日、久しぶりに最寄りのターミナル駅のデパートを訪れた。
 とあるドイツ製のボードゲームを入手するためにだ。
 ついでにソフトダーツ用の部品を補充したいとも考えていた。

 入店して、まず毒気を抜かれた。
 あまりにも人がいない。
 エスカレーターに乗って上のフロアに行くほど空気が薄くなって行く。
 8階まで来ると、気圧は下界の半分、息をするのも苦しい感じだ。
 
 おもちゃ売り場に到着。店員さんに来意を告げて、商品名を伝える。
 と、彼女は、まずその商品が売り場に無い旨を詫び、昨年の12月にある新聞の日曜版にドイツ製ボードゲームの紹介記事が載って以来、何人かの客が来店し、そのモノを求めに来たという話をしてくれた。

「よろしければ、こちらにお取り扱いしている店舗のリストがございます」

 おお。彼女は当方の意図を先取りして、次に訪れるべき店を教えてくれようとしている。

「……どうも」

 恐縮してうまく言葉が出ない。そうしている間に、彼女は、店名の入ったメモ帳に水道橋のボードゲーム専門店の電話番号を書いている。サラサラと。訓練されたきれいな文字で。なんというホスピタリティ。同業他社の売り上げが、自分の手柄になるわけでもないのに。

 感動した。
 でも、何も買わなかった。
 結局、デパートには欲しいモノが無いから。ダーツの羽すら。

 不思議ななりゆきだ。
 あんなに巨大で、あんなに膨大な商品を陳列しているのに、それでも、ピンポイントで何かを探しに行くと、これがびっくりするほど、置いていないのだ。相当の確率で「申し訳ありませんが、当店ではお取り扱いしておりません」と言われるのである。

 私の購買行動は、百貨店のバイヤーが想定するお客様の嗜好とおそらくズレている。
 その分は差し引いて考えなければならない。
 確かに、私は百貨店を常用しそうな人々の趣味とは一番遠いところにいる男だ。

 が、それでも、昔は、ちょっと珍しいものや、うろおぼえの新商品、「新しい何か」を探す場合、やっぱりデパートが最後の砦だったのだ。私のような、高級志向とは比較的縁の薄い男であっても、地元の商店街に置いてないブツを入手する時には、とりあえず、デパートに向かった。多少高くても、とにかく「気になるモノはすべてが揃っている」のが百貨店の素晴らしさで、だから、昭和の若者は、好き嫌いは別として、デパートには一目置いていたわけだ。

 なのに、平成のデパートには欲しいモノが無い。
 最先端や最高峰に属する商品は専門店に行かないと手に入らないし、レアなグッズやファニーなアイテムを探すのなら、アキバやハンズに向かった方が話が早い。あるいは最初からネットで検索すべきなのかもしれない。

 いずれにしても、狙いのブツは、デパートには並んでいない。デパートにあるのは、総花的で典型的でぬるま湯的な、頃合いの商品。アップ・トゥー・デート(笑)ぐらいな見当の、適度に手垢のついたメーカーの一押し商品。あるいは、モノ雑誌とのタイアップ企画で動くトレンディ(おっと)なブランドモノ。カドの取れた高級品。そういう物件が漫然と並んでいる。もちろん価格面でははじめから勝負にさえなっていない。
 
 しかし、私(というか、昭和30年代生まれの人々のほとんど。たぶん)は、デパートの店内のあの淋しさに、なぜこれほど強く反応してしまうのだろう。

 好きな子が風邪で休んだ日の教室みたいな、色の褪めた感じ。
 あるいは、梅雨時のスキー場でリフトが雨に打たれている景色に似ているかもしれない。
 とにかく、平日の百貨店の広い通路には、枕草子の中で清少納言が「すさまじきもの」として列挙した無残さが横溢している。

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私が子供の頃はエスカレーターに乗るにも、東西に二つ在る地方都市のどちらかのデパート迄電車に乗って出掛けて行かなければ乗れなかった。オモチャ売り場は4、5階だったろうか、あまり下の階にはなかった。最上階には大食堂、屋上には遊園地である。
 私の至上の楽しみというか贅沢は、デパートへ行ってエスカレーターに乗り、オモチャ売り場で米国製のプラモデルを買い、更には大食堂でハンバーグステーキをナイフとフォークを使って礼儀正しく(?)食べることだった。その日のために、毎日(?)貰う小遣いをせっせせっせと貯めていたと言っていい。

デパート業界は今や斜陽産業だと言っていいだろう。総売上げでもコンビニに負けている。アウトレットは流行ってもデパートは流行らない。地方の有力デパートはどんどん潰れている。昔は三越、高島屋の包装紙に包まれているだけでも中身も知らずに重宝がられ有難がられていたものだが、今そんな人はどこにもいない。

 大阪では今梅田の大阪駅周辺を壮大な『デパート村』(?)へ変身させようと必死の大工事中だが、ちょっとピントがズレているという感じである。
 元々量販店では一人勝ちのヨドバシもあり、阪急・阪神・大丸のデパートもあるところをこの上どうしようと言うのだろうか?この不況下では極論すれば「売りたい人ばかりで買いたい人はいない」のが現状なのである。
 余程テナントを熟慮厳選して、矢継ぎ早に新機軸・新企画を打ち出し続けない限り、集客はおろか経営自体どうにもならないと私は思うけどね。ぁそ。

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2010年02月27日 『日刊ゲンダイ』掲載
思わずズッコケた JAL決算発表オソマツ会見

たった2枚の資料でお茶を濁す

 純損失が1779億円――。02年の旧JASとの統合後で最悪の大赤字となったJALの09年4―12月期連結決算。倒産直前の業績だけに予想通り数字はメタメタだったが、それ以上にヒドかったのが、26日の決算発表会見のやりとりだ。
 お高くとまった官僚体質が抜けきれなくて、集まった大報道陣はズッコケていた。
「最初は会見すら設定されていなかった。JALは上場廃止になったので、決算資料の配布だけでお茶を濁そうとしていた。しかし、公的資金が入っているのに、きちんとした説明がないのはおかしい。記者クラブが会見を要求して、急きょ、開催となったのです」(出席した記者)
 だからなのか、JALが用意した決算資料はたった2枚だけ。これまでは十数枚の決算短信など投資家向けの説明資料があったが、「上場廃止なので作らない」という。配布された資料には、営業収益や経常損益など最も基本的な数字しかない。
「以前と違って資料がわかりにくい。ここまで簡略化して出さなければいけないのか」と、記者から不満の声が上がっていた。
 質問にすぐ答えられなかったり、答えに詰まる場面もあった。「不当な安売り」とANAや国交省が懸念を示した「バースデー割引」について、企業再生支援機構出身の管財人が、「僕はよくわかっていない」と驚くような発言も。慌てて「うちのチームは知っているはずです」と言い直した。オイオイ、大丈夫か?
 上場廃止と100%減資で一般株主がいなくなったから、詳しい説明をする必要はないと、もしJALが考えているなら大間違いだ。政府保証の付いた3000億円の融資が既に実行されているし、公的資金は最大9000億円まで用意される。これが焦げ付いたら、損失は税金で穴埋めされるのだ。見方を変えれば、国民全員が株主のようなもの。今まで以上に丁寧に情報公開すべきだろう。

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