女々しいのは清原だ！

＊食堂に入って某スポーツ新聞を見たら、一昨日の巨神戦での清原の捨て台詞がトップを飾っていた。これは尋常ではない。
＊あの試合は私も見ていた。巨２vs１０神で迎えた終盤７回裏、バッター清原は２死満塁カウント２－３からピッチャー藤川の投げたフォークを空振り３振、チャンスに打てなかった腹いせにバットを投げ捨てながら(?)藤川に向かって「チン○コついてるのか！ストレートで勝負せんか、それがセオリーだ！」と毒づいたというのである。

＊言われた藤川投手は「ボクのストレートではまだ力不足」と律儀にも取材陣に答えたらしい。
　そんなことはないのである。去年までのひ弱な彼ではない。現に２－３に至るまでに何回も清原にストレート勝負をしているのである。

＊西武時代、巨人相手の日本シリーズで王手をかけた瞬間、一塁を守りながら泣き始めた清原はもうどこにもいない。あの意地はどこにもない。
＊高校時代、「密約があった（？）」筈の巨人は実は表向き早大進学を表明していた桑田とは「真の（？）」密約を交わしていて、彼は巨人に選択されず涙を流した。

＊時は流れて憧れの巨人のユニフォームを着ながらもさんざんこけにされた昨年、彼は平つくばって巨人に残ることを選択した。今年の彼もこんな下品でお粗末な舌禍騒動を惹起したのでは、もう先が見えたと言っていい。余程好成績を残さないと（あるいは残しても）「巨人の４番に相応しくない」と内外から叩かれるのは目に見えている。

＊いささか乱暴な私見を述べるなら、彼は去年桑田と一緒に大阪へ戻って来れば良かったのである。阪神が駄目ならパの球団でも、関西の人間には大歓迎されただろう。このままでは「巨人に弄ばれ末節を汚した（？）無冠の帝王」で終わりかねない。それでは気の毒だ。