写真の子が関西TVに隣接した扇町公園のグラウンドの片隅で、一人寂しく?唄っていたのである。
時間は5時を過ぎたばかりだったが、あたりはすっかり暗くなっていた。グラウンドでは少年たちが照明付きでナイター・サッカーに興じていた。
「ビデオ撮っていい?」と私は尋ねた。
「どこの人ですか?」と彼女はやや不安げに聞き返して来た。
不安なのはわかるけどね。w
「テレビ局の人、ではない」と私は関西テレビの方を見やりながら答えた。
「見たわかるわ」と彼女は即座にきつい一発で応じて私をぎゃふんと言わせ、この子はこういうノリなのかと私は少し彼女のことが好きになった。私は何でもずけずけ言ってしまう方で、相手もそうしてくれた方が気楽なのである。w
で、一応ほんの少しだけビデオの投稿サイトの説明をしたが、彼女は「唄歌うてばかりやから他のことはわかれへん」とちんぷんかんぷんの様子だった。
やっぱり不安なのか、彼女は私の一言一言に「怪しい」「怪しい」を連発してなじるので「人はみんな怪しいんだ」と言ったら非難はピタッと止んだ。w
彼女はOKともNOとも言わなかったが別に拒否している様子でもなかったので、私は早速撮影に入った。駄目だったらすぐ「止めて下さい!」とか言って来るものなのでそれでいいのだ。
近くに照明がなくて私のカメラ(ニコンE4100)では暗過ぎたが、家に帰ってから再生してみたらなんとかいけそうなので、このとき撮った2本はいつでもアップ出来る。なかなかいい出来で、サイズも思ったより小さかった。オーケーである。w
1曲目は「ポケット・ゲット」という曲だった。
途中突風で譜面が飛ばされたが彼女も私も無視した。これでいいんだ!
「こんな誰もいないとこで歌ってないで、人の大勢いるとこで歌えばいいのに」と、一曲終わってから今度は私が彼女をチクリと攻撃した。
「いつもはなんばで歌うてるけど、ここは練習や」と彼女は言った。
「今のは練習やったんか!?」と私は応じたが、なんばで云々というのは彼女の見栄かも知れないとそのときは思った。
通常土曜日の夜と言ったら、練習なんかしている場合ではないだろう。私もこの頃は騙されてやることを覚えているから「ふんふん」と聞いていただけだが・・。
「名前は?」
「ハニー」
「今の曲何て言うの?」
「ポケット・ゲット」
ゴロがいい。脚韻を踏んでいる。軽快な曲だった。w
いつもはペンも紙も持ち歩いている私だが、このときに限って両方共なかった。彼女も持っていないと言う。
「じゃあ、ハニーとポケットゲットの二言だけは覚えて置かないといけないね」と私は言った。実際ビデオにつける説明文には、私はいつも悩まされているのだ。
「ポケモンゲットって覚えるんや♪」と彼女は幾分上機嫌になった。
「ポケット・モンスター・ゲット・・・???」
「違う。ポケットゲット!」
彼女は歌が上手かった。声量も出ていたと思う。天王寺の連中より遥かにレヴェルが高いと私は思った。S2f(スニフ)は別格としてもだ。w
歌詞は歳相応というか、愛だの恋だのというパターンで、私の年齢ではちょっと対応出来ないが、若い人はみんな恋をしたいのだ、多分。笑。
彼女は二十歳前だったろう、青春真っ盛りの人なのであるから。
私は2曲だけ録画してさっさとそこを去ってしまったが、今にして思えばもっと話し込んでお茶でも誘えば良かったかなと思わないこともない。面白い子だったから。
でも変な下心があると勘ぐられるのも絶対嫌なので、これはこれでいいのである。
動画はアメブロかask.jpへどうぞ。行って損はないと思います。w
時間は5時を過ぎたばかりだったが、あたりはすっかり暗くなっていた。グラウンドでは少年たちが照明付きでナイター・サッカーに興じていた。
「ビデオ撮っていい?」と私は尋ねた。
「どこの人ですか?」と彼女はやや不安げに聞き返して来た。
不安なのはわかるけどね。w
「テレビ局の人、ではない」と私は関西テレビの方を見やりながら答えた。
「見たわかるわ」と彼女は即座にきつい一発で応じて私をぎゃふんと言わせ、この子はこういうノリなのかと私は少し彼女のことが好きになった。私は何でもずけずけ言ってしまう方で、相手もそうしてくれた方が気楽なのである。w
で、一応ほんの少しだけビデオの投稿サイトの説明をしたが、彼女は「唄歌うてばかりやから他のことはわかれへん」とちんぷんかんぷんの様子だった。
やっぱり不安なのか、彼女は私の一言一言に「怪しい」「怪しい」を連発してなじるので「人はみんな怪しいんだ」と言ったら非難はピタッと止んだ。w
彼女はOKともNOとも言わなかったが別に拒否している様子でもなかったので、私は早速撮影に入った。駄目だったらすぐ「止めて下さい!」とか言って来るものなのでそれでいいのだ。
近くに照明がなくて私のカメラ(ニコンE4100)では暗過ぎたが、家に帰ってから再生してみたらなんとかいけそうなので、このとき撮った2本はいつでもアップ出来る。なかなかいい出来で、サイズも思ったより小さかった。オーケーである。w
1曲目は「ポケット・ゲット」という曲だった。
途中突風で譜面が飛ばされたが彼女も私も無視した。これでいいんだ!
「こんな誰もいないとこで歌ってないで、人の大勢いるとこで歌えばいいのに」と、一曲終わってから今度は私が彼女をチクリと攻撃した。
「いつもはなんばで歌うてるけど、ここは練習や」と彼女は言った。
「今のは練習やったんか!?」と私は応じたが、なんばで云々というのは彼女の見栄かも知れないとそのときは思った。
通常土曜日の夜と言ったら、練習なんかしている場合ではないだろう。私もこの頃は騙されてやることを覚えているから「ふんふん」と聞いていただけだが・・。
「名前は?」
「ハニー」
「今の曲何て言うの?」
「ポケット・ゲット」
ゴロがいい。脚韻を踏んでいる。軽快な曲だった。w
いつもはペンも紙も持ち歩いている私だが、このときに限って両方共なかった。彼女も持っていないと言う。
「じゃあ、ハニーとポケットゲットの二言だけは覚えて置かないといけないね」と私は言った。実際ビデオにつける説明文には、私はいつも悩まされているのだ。
「ポケモンゲットって覚えるんや♪」と彼女は幾分上機嫌になった。
「ポケット・モンスター・ゲット・・・???」
「違う。ポケットゲット!」
彼女は歌が上手かった。声量も出ていたと思う。天王寺の連中より遥かにレヴェルが高いと私は思った。S2f(スニフ)は別格としてもだ。w
歌詞は歳相応というか、愛だの恋だのというパターンで、私の年齢ではちょっと対応出来ないが、若い人はみんな恋をしたいのだ、多分。笑。
彼女は二十歳前だったろう、青春真っ盛りの人なのであるから。
私は2曲だけ録画してさっさとそこを去ってしまったが、今にして思えばもっと話し込んでお茶でも誘えば良かったかなと思わないこともない。面白い子だったから。
でも変な下心があると勘ぐられるのも絶対嫌なので、これはこれでいいのである。
動画はアメブロかask.jpへどうぞ。行って損はないと思います。w