本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

野宿者支援団体の抗議行動を見た。

2006-12-02 09:53:29 | 社会
*何か悪事が露見したときだけ、マスコミはさも正義者面をして自公から推薦・支持を受けた候補者=現(元)知事らを叩くのだが、これが本当に和歌山だけ、福島だけ、岐阜だけ、九州宮崎だけ・・に限った例外的な(!)悪代官たちであると我々に信じさせようとする方がおかしい。(世耕、お前も例の和歌山のゴルフ場経営者から接待ゴルフを受けたんだろ?!←byマツナガのblog)
メディアはNHKを先頭にまともではない。この国にはまともな記者、まともなジャーナリストは食っていけない土壌でもあるのかと言いたいくらいな現状である。

*こうまであちこちで談合だの贈収賄だのが露見すると、最初から土建屋たちは大規模プロジェクトの受注目当てで自公候補の選挙に加担しているのだとしか言いようがない。彼らは選挙の前から選対本部を持っていて、大手などは普段から選挙のプロを何人も抱えているのである。出納長が入札業者を指示したとか、時計収集家の知事が腕時計を貰ったとか、出てくる事件は隠れた氷山の一角以外ではあり得ない。

この国は「選挙から疑え!」なのである。どこが民主主義か!?
 談合準備と言い後援会組織と言い、言ってしまえば自民党の「選挙」などは昔から買収と供応が主体なのである。どこが新しいか?!
 これをまず「誰がどうやってぶち壊すことが可能か」が、古くて新しい我々の課題なのである。

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*昨日は偶然面白い?光景に出くわした。マスコミも来ていたのでニュースにも流れただろう♪こういうのを「犬も歩けば棒に当る」と言うのだろうか。違う?あっそ♪
 
 大阪市「長居公園」では来年夏「世界陸上」の開催が予定されている。そのための「準備」の一環として、市当局は公園に住まう30人程のホームレスの集団を、早ければ年内にも小屋ごと一掃したいらしい。
 で、実際の住人らとその支援団体が撤去反対の署名を集め、関市長に面会を求めて市役所までやって来たが、市長は面会を拒否、抗議の署名も受け取らず、無論庁舎への立ち入りも大勢のガードマンを並ばせて阻んで、片や玄関前に座り込み通行人にビラを撒く抗議者らとの間で一触即発の(?)『睨み合い』が続いていた。

 抗議団体は市当局の対応を予め百も承知の上で絵に描いたとおりの抗議行動に出て「対立」をショーアップ化し、TVマスコミに数十秒か数分か知らないが取り上げて貰って溜飲を下げるという、数十年も前からのこの手の「運動」の安っぽいパターンがそこにあった。
 その抗議行動の真っ最中に、私は現場を通りかかったわけで、無論今や「必殺ビデオ人」たる私は嬉々として(?)この光景をカメラに収めた。YouTube英語サイトには当然流す予定である。

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*市側は退去勧告をし、時間を読み上げ、現況をビデオに収めた。(それが今日の写真である。逮捕~起訴ということになればこの録画が証拠として持ち出される次第である。)これでいつでも警察・機動隊を導入できるわけであったが、私は途中で用事のためその場を離れたが、結末としては別にどうということもなかったようである。この人たちの運動はいつもここまでで、私には彼らは市への単なる圧力団体の一つにしか見えない。

 その後天満橋「エルおおさか」で行われた集会にも私は初めて(途中からだが)顔を出した。東京からの参加もあって、東京の事情に疎い私には有難かったことと、今長居公園のテントに住んでいるという佐藤レオという青年の編集したビデオ上映も興味深かった。

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 毎度のことでアホ臭いが一応コメントしておくと、こういう運動は『駄目』なのである。

1.運動が閉じている。「仲間」だけが寄り集まって身内の中だけで受けている。
  運動というものにはどこかいかがわしいところが付き物だが、問題はその一種いかがわしさを自分達で認識しているかどうか、である。行政を『人殺し』呼ばわりするのは自由だが、それは普通の暮らしをしている普通の人たちを好んで敵に回すことに他ならない。表現をどぎつくし、拡声器でがなり立てれば自分たちの主張が通るとでも思っているのだろうか?

2.戦略が不明で、戦術には工夫というものが微塵もない。

  カンパしろ?
  署名しろ?

  ちゃんちゃらおかしい。

  署名簿を市役所に持ち込むなど「平和ボケ」そのものの合法主義である。今は「共謀罪」の時代、「住基ネット」の時代、言わば「治安維持法再来の時代」である。こういう時代に運動への賛同者・共鳴者の名前を市当局へ売り渡すなどという凡そノー天気な「運動」など私は信用しない。
  ビラ入れ・ビラ配りなどは「運動」としての価値、実質的な重さは極めて低いことは以前述べた。ビラでは「世耕=今ゲッペルス」には勝てない。

3.彼らの「党派的引き回し」に応じない「一般の(!)」ホームレスへの言及は、集会では只の一度もなかった。現実に「行路=行き倒れ」で死んで行くのは彼ら「普通の(!)」ホームレスたちだと私は思っている。
  
4.最後に集会は、例の悪名高い「沖縄を返せ♪」の替え歌をビデオの中で歌っていた某沖縄出身者の音頭で「団結、頑張ろう!」を唱和したが、私は最前列の席でこれを無視した。55年体制下の「社共共闘」か「社会大衆党」か知らないがこれは駄目、無効である。話にならない。

(そうだった。遅れて来た私が最前列に座れるほど、この集会にはゆとり(?)があった。集会を盛り上げようという意思が参加者にあるなら「普通は」最前列から席が埋まって行くものなのである。この集会は逆に後ろへ行く程混み合っていた。
「身内」だけしか集まっていない「裸動員」同然の集会でお互いに遠慮し合い牽制し合ってどうする?お前らやる気あんのか?!w)

 団結なんかしなくていい。これは「団結」を口実に内部批判を圧殺する「ダラ幹」(←腐敗した組織の幹部のことを昔はこう呼んだ。)の常套手段だ。

 頑張らないでいい。
 頑張ってする運動などろくなものではないことは自分達が一番良く知っている筈だ。無理して頑張ったところで得るものなどない。

 現に東京代表の一人は「都に対してはケケケと笑いながらのらりくらりと闘い、自分たちは『メシ作り』(←炊き出しとは言わずこう呼ぶらしい)を楽しくやっている」と言っていたが、それでいいのである。
 てか、『敵』は強大でしかも対立は非和解的である以上、『運動』は必然的にそうならざるを得ない。東京はHPも立ち上げていることだし、大阪の運動は東京より数十歩遅れているように私は感じた。

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*Hexという青年が代表の独・米ガイジン留学生たちがインタヴュー主体のドキュメンタリー『関西公園Public Blue』を作っているそうである。今月中頃には完成するので上映会をしたいそうだ。

 長居の佐藤くんも上映会、彼らも上映会で、なぜ彼らが上映会に拘るのかと言うと理由は一つしかない。金が欲しいのである。インターネットに流せば自分が寝ている間にも『上映会』は不断に開催され続けるのだが、それでは金にならない。

 私は何度でも言うが、凡そ『社会運動』などをして金が稼げるくらいなら一夜にして『世界革命』が勃発・成就されるだろう。w(別に『世界革命』でなくともいいが。)
 上映会に参加出来るのは極く一部の好条件の整った人たちに限られるのである。
 『ビラ撒き』も『上映会運動』も実は昔からあった。彼らの運動は半世紀も前から一歩も前進していない『運動』なのである。

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*cf:

Hex:kansaikouen@hotmail.com
tell(090)4458-3131

山谷労働者福祉会館:http://www.jca.apc.org/nojukusha/san-ya

NPO法人釜ヶ崎医療連絡会議:iryouren@air.ocn.ne.jp

長居公園仲間の会:nagaipark_tentvilla@yahoo.co.jp
tell(090)1953-0886

 釜パト活動日誌 

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*ask.jpに当日の様子を録画したビデオを3本アップしたので、興味ある方は寄ってやって下さい。w


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