本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

再チャレンジは机上の空論。

2006-10-07 10:20:38 | 政治
生活保護、過去最多の104万世帯 05年度の月平均
2006年10月6日(金)22:23 * 朝日新聞

 05年度の1カ月平均の生活保護世帯数が、104万1508世帯と初めて100万世帯を超え、過去最多となった。92年度の58万5972世帯を底に増加の一途をたどっている。景気回復に伴い、伸び率は鈍化しているが、厳しい状況が続いている。

 厚生労働省が6日発表した社会福祉行政業務報告でわかった。月別では04年10月に100万世帯を突破。05年度に入っても100万世帯を超える水準が続いている。新たに保護を受け始めた世帯は前年度より8.1%減ったが、経済的に自立して保護の対象から外れる世帯が少ないために、増加傾向は止まっていない。

 保護世帯のうち最も多いのは夫婦ともに65歳以上の高齢者世帯で、全体の43.4%を占め、障害者・傷病者世帯(37.4%)が続く。母子世帯(8.7%)は前年度より3053世帯増え、9万531世帯だった。

 受給者数は147万5838人で、5万2450人増えた。伸び率は3.7%で、前年度より2.2ポイント下がった。世帯数の伸び率(4.3%)よりも受給者数の伸び率が低いことから、母子家庭など一人親の世帯や中高年の単身者が増えているとみられる。

 保護内容は、医療費にあたる医療扶助が前年度比4.6%増。食費や光熱費などの生活扶助が同3.7%増だったのに対し、高齢者の増加に伴い、老健施設などに入る費用の補助である介護扶助が11.4%増と大幅に伸びた。

 生活保護を受け始めた理由は、「傷病」が42.8%(2.7ポイント増)と最も多く、「収入の減少・喪失」は0.9ポイント減の19.5%だった。

 保護世帯の増加について、厚労省保護課は「働き口が少ないため、保護を受け始めた世帯がそのまま受け続けざるを得ない状況が続いている。失業率が改善すれば、受給者が減少に転じる可能性もある」とみている。

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 以上引用終わり。
 以前取り上げたと思いますが、我が阪神タイガースのお膝元=尼崎では、就学児童の実に三人に一人が生活保護を受けている(世帯がですが)というニュースは衝撃でした。
 私も先日尼崎の『センター商店街』という大きなアーケードを歩く機会がありまして、成る程阪神尼崎の近辺では商店街もそこそこ賑わっていましたが、これが外れの方まで来ると軒並みシャッターが降りていました。
 阪神尼崎の一駅隣りの『出屋敷』という駅前の大きなビルなどは、その日が祭日であったにも関わらずテナントの大半がシャッターを降ろしていて、賑わっていた(?)のはパチンコ店だけで、「ゴーストタウンでもカジノだけは最後まで客が来るのだ」という話を思い出しました。

 何もかも東京一極集中の時代だそうです。
 最近東京へは行っていないので私にはよくわかりませんが、東京だって私がいた頃は、単にごちゃついているだけの窒息しそうな家並みが多かったのです。
 元々山も海も末端にしか無く、緑も極端に少ないメガロポリスですので、もし大地震が起きて火災でも発生しようものなら過密状態の人々は逃げ場がなくなるのだということは昔から言われていますね。

 80年代のバブル期以降、どうもこの国は普通じゃない、いびつなところばかりが目立つ、老化した国のように、私には思われます。



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