山田洋行、額賀氏のパーティー券購入 計220万円 02年から毎年
2007年11月20日 CHUNICHI朝刊
額賀福志郎財務相は19日午後の参院決算委員会で、防衛専門商社「山田洋行」が2002年から今年まで毎年、同氏の資金管理団体主催のパーティー券を計220万円購入したことを認め、「社会問題化しているから、全額返還した」ことを明らかにした。また、守屋武昌前防衛事務次官が先の証人喚問で指摘した宴席とは別に、山田洋行元専務の宮崎元伸容疑者=業務上横領容疑などで逮捕=と約3年前、昼食を交えた勉強会で同席したことを認めた。
守屋氏の証人喚問後、この問題で額賀氏が国会答弁したのは初めて。野党側は「宮崎氏との付き合いがないという記憶自体が整合性を欠く」(山岡賢次民主党国対委員長)として、引き続き額賀氏を追及する構えで、参院での新テロ対策特別措置法案の審議への影響は避けられない情勢だ。
額賀氏は、山田洋行によるパーティー券購入が05-06年の防衛庁長官(当時)在任中も「4回ある」と説明し、「政治資金パーティーは禁止されていない。(購入は)相手の判断でなされている」と、問題はないとの認識を示した。
また、守屋氏が証人喚問で、宮崎氏との宴席に額賀氏が同席したと証言したことについては「私に関する日程表、防衛庁長官時代の日程を昼夜を分かたず夜を徹して調べたが、守屋氏、宮崎氏と宴会に出席をした記録はない」と、同席を重ねて否定した。
ただ、額賀氏は「3年ぐらい前、何人かの専門家たちと昼飯を食べながら勉強会をした。その席に宮崎氏が来たことがある」と述べた。
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2007/11/18-23:01 大阪市長に平松氏初当選=民主推薦、自公との対決制す
JIJI.
任期満了に伴う大阪市長選は18日投開票され、無所属新人で元民放アナウンサーの平松邦夫氏(59)=民主、国民新推薦、社民支持=が、無所属で現職の関淳一氏(72)=自民、公明推薦=、いずれも無所属新人で元市議の姫野浄氏(72)=共産推薦=、元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)、派遣会社員の藤井永悟氏(31)の4氏を破り、初当選した。投票率は43.61%で、出直し選挙だった2年前の前回を9.69ポイント上回った。同市長選で投票率が40%台に乗ったのは1987年11月以来20年ぶり。
福田政権発足後、初の政令市長選で、国政の与野党が直接対決したが、民主など野党が推す新人候補に軍配が上がった。
行財政改革を柱とした市政改革の在り方が主な争点。平松氏は民間出身を強調し、「40年以上続いた助役から市長への流れにストップを」と訴えた。元アナウンサーの知名度も生かし、幅広い層から支持を集めた。
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首相、対テロ新法案協力要請 各党首と会談へ(11/20 00:01)DOUSHIN
福田康夫首相(自民党総裁)は十九日、民主党の小沢一郎代表ら与野党各党との党首に対し二十二日午後に個別の会談を行いたいと申し入れた。公明、民主、共産各党は受諾し、社民、国民新両党も応じる方向。首相は、日米首脳会談や東アジアサミットなどの外交報告のほか、今国会の最大の焦点である新テロ対策特別措置法案の会期内成立に向けて、あらためて理解を求める考えだ。
首相の指示を受けた大島理森国対委員長が十九日、国会内で各党に申し入れた。党首会談には、町村信孝官房長官と各党の幹事長、国対委員長が同席する。
首相は、先のブッシュ米大統領との日米首脳会談で、海上自衛隊のインド洋での給油活動再開のための対テロ新法案について「早期成立に全力を尽くす」と表明した。
しかし、野党が過半数を占める参院では、民主党がイラク復興支援特措法廃止法案の審議を優先させる方針。さらに、守屋武昌前防衛事務次官と山田洋行・元専務との癒着問題に絡んで、額賀福志郎財務相の疑惑も浮上。野党側は疑惑解明を重視しており、会期内成立の審議時間を確保する上で前提となる今月二十六日の審議入りは難しい状況となっている。
首相が党首会談を打ち出した背景には、十二月十五日の会期内での対テロ新法案の成立が極めて難しくなる中、政府・与党として膠着(こうちゃく)状態打開への努力と、野党の抵抗姿勢を内外に印象づける狙いがあるとみられる。
2007年11月20日 CHUNICHI朝刊
額賀福志郎財務相は19日午後の参院決算委員会で、防衛専門商社「山田洋行」が2002年から今年まで毎年、同氏の資金管理団体主催のパーティー券を計220万円購入したことを認め、「社会問題化しているから、全額返還した」ことを明らかにした。また、守屋武昌前防衛事務次官が先の証人喚問で指摘した宴席とは別に、山田洋行元専務の宮崎元伸容疑者=業務上横領容疑などで逮捕=と約3年前、昼食を交えた勉強会で同席したことを認めた。
守屋氏の証人喚問後、この問題で額賀氏が国会答弁したのは初めて。野党側は「宮崎氏との付き合いがないという記憶自体が整合性を欠く」(山岡賢次民主党国対委員長)として、引き続き額賀氏を追及する構えで、参院での新テロ対策特別措置法案の審議への影響は避けられない情勢だ。
額賀氏は、山田洋行によるパーティー券購入が05-06年の防衛庁長官(当時)在任中も「4回ある」と説明し、「政治資金パーティーは禁止されていない。(購入は)相手の判断でなされている」と、問題はないとの認識を示した。
また、守屋氏が証人喚問で、宮崎氏との宴席に額賀氏が同席したと証言したことについては「私に関する日程表、防衛庁長官時代の日程を昼夜を分かたず夜を徹して調べたが、守屋氏、宮崎氏と宴会に出席をした記録はない」と、同席を重ねて否定した。
ただ、額賀氏は「3年ぐらい前、何人かの専門家たちと昼飯を食べながら勉強会をした。その席に宮崎氏が来たことがある」と述べた。
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2007/11/18-23:01 大阪市長に平松氏初当選=民主推薦、自公との対決制す
JIJI.
任期満了に伴う大阪市長選は18日投開票され、無所属新人で元民放アナウンサーの平松邦夫氏(59)=民主、国民新推薦、社民支持=が、無所属で現職の関淳一氏(72)=自民、公明推薦=、いずれも無所属新人で元市議の姫野浄氏(72)=共産推薦=、元大阪市立大教授の橋爪紳也氏(46)、派遣会社員の藤井永悟氏(31)の4氏を破り、初当選した。投票率は43.61%で、出直し選挙だった2年前の前回を9.69ポイント上回った。同市長選で投票率が40%台に乗ったのは1987年11月以来20年ぶり。
福田政権発足後、初の政令市長選で、国政の与野党が直接対決したが、民主など野党が推す新人候補に軍配が上がった。
行財政改革を柱とした市政改革の在り方が主な争点。平松氏は民間出身を強調し、「40年以上続いた助役から市長への流れにストップを」と訴えた。元アナウンサーの知名度も生かし、幅広い層から支持を集めた。
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首相、対テロ新法案協力要請 各党首と会談へ(11/20 00:01)DOUSHIN
福田康夫首相(自民党総裁)は十九日、民主党の小沢一郎代表ら与野党各党との党首に対し二十二日午後に個別の会談を行いたいと申し入れた。公明、民主、共産各党は受諾し、社民、国民新両党も応じる方向。首相は、日米首脳会談や東アジアサミットなどの外交報告のほか、今国会の最大の焦点である新テロ対策特別措置法案の会期内成立に向けて、あらためて理解を求める考えだ。
首相の指示を受けた大島理森国対委員長が十九日、国会内で各党に申し入れた。党首会談には、町村信孝官房長官と各党の幹事長、国対委員長が同席する。
首相は、先のブッシュ米大統領との日米首脳会談で、海上自衛隊のインド洋での給油活動再開のための対テロ新法案について「早期成立に全力を尽くす」と表明した。
しかし、野党が過半数を占める参院では、民主党がイラク復興支援特措法廃止法案の審議を優先させる方針。さらに、守屋武昌前防衛事務次官と山田洋行・元専務との癒着問題に絡んで、額賀福志郎財務相の疑惑も浮上。野党側は疑惑解明を重視しており、会期内成立の審議時間を確保する上で前提となる今月二十六日の審議入りは難しい状況となっている。
首相が党首会談を打ち出した背景には、十二月十五日の会期内での対テロ新法案の成立が極めて難しくなる中、政府・与党として膠着(こうちゃく)状態打開への努力と、野党の抵抗姿勢を内外に印象づける狙いがあるとみられる。