専門バカ。

　自分に擬して言うのであるが、なまじ小賢しい受け売りの知識の蓄積があるからこそ、病院通いが日常化してしまった人には信用し難い『知識の安売り』が蔓延している。自分の不摂生不養生を棚に上げ、あの先生はどうだとかあの病院はどうだとかをあちこちで吹聴し品定めして回る《病院ズレ》した人は少なくない。裏には幾ら通院してクスリを飲み治療を受けても一向に病状が改善されないという焦りがある。病院はそういう人達の集う場所なのである。医師さんたち看護師さんたちはそんなブーイングには充分慣れているからさっと聞き流す術を心得ているが、私のようなそういう場所に不慣れな者はそう簡単にはいかない。嘘だか冗談だかわからないアドリブでも一瞬信じ込んだりする。

　医師でも技術者でも何でも、時として『専門バカ』と呼ばれる職業の人は世間には多いが、実はその対象者を悪し様に攻撃するからには、自身がそれ相応の専門知識を予め習得し切っている必要がある。生半可な批判は自分自身のレベルを自分で押し下げるだけである。
　しかしながら、世間には煮ても焼いても喰えない専門バカが多いのもまた捨て置けない重要な事実である。（笑）

　☆安倍は訪米の手土産に沖縄を献上しようとしている。アメ様に沖縄を進上してご機嫌を取りたいだけのお粗末なわが国総理大臣なのだ。これを例によって一列横並びで無視して、わかったような解説迄加えるメディアなどは最低最悪な『専門バカ』と呼んでいいだろう。