**************************************************
★
● 『ちょっとサイエンス』 2010/10/16 No.312
★
● 発行者 Fujiken 不定期発行
★
**************************************************
毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
----------------------------------------------------------------------
■今日のテーマ 「準天頂測位衛星『みちびき』」
----------------------------------------------------------------------
米国が運用する全地球航法システムのGPSに対して主に日本地域向けの補完
を行うために、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が構築を目指している準天頂
衛星を利用した測位衛星の初号機『みちびき』(DZS-1)が、2010年9月11日に打ち
上げられました。
現在、位置を測定するためには4機以上の衛星からの信号を受信機が受信するこ
とが必要で、山間部や都市のビル街など天頂方向しか空が開いていない場所では
衛星の見通しがさえぎられ、可視衛星数が3機という場合に対処するために、可視
衛星数を1機追加する方策として準天頂衛星を用意することによって、日本の真上
を通る軌道から信号を送信すれば、地上からは常に上空には1機の準天頂衛星を
見通せることになり、準天頂衛星からの信号とGPS衛星からの信号を組み合わ
せることで、測位できる場所や時間帯を従来以上に広げることが出来るように
なります。
その第一段階として『みちびき』を打ち上げ、技術実証および利用実証を行い、
その結果によって第二段階へ移行するかの判断を行う予定です。
(「準天頂衛星システム」 (Wikipedia) 参照 )
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■ちょっとコメント■
準天頂測位衛星『みちびき』によって、解像度が1mになると聞きました。
そうなれば、高速道路か側道かの区別がつき、高速道路の逆走が分かり注意
できるようになったりするそうです。
GPSの利用といえば車のナビゲーションシステムが思いつきますが、事故が
起こったとき、携帯で110番すると、GPSでその場所がわかるようになって
いるそうです。
世の中便利になってきていますね。しかしGPSで監視されているような気が
して嫌だなあと思っているのは私だけでしょうか?
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■「読者からのメール」より■
●二重の虹について 小長井様より
知らぬ間に『65才以上』の高齢者になってしまいました。
いつも楽しく拝読させていただいております。ありがとう
ございます。お忙しい処誠に申し訳ございませんが、子供
のような質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
先日、虹が出ました。外から“赤橙黄緑青藍紫”の7色です。
昔、光をプリズムで分解すれば7色になる、その自然現象が
虹で、外から“赤橙黄緑青藍紫”。赤の外が赤外線。紫の先
が紫外線。というものでした。先日の虹は『二重』でした。
そこで気づいたのですが、二重の外側の付け足しの虹は、内
側の主の虹が教科書通りの順番の“赤橙黄緑青藍紫”の7色
でしたが外側の付け足しの虹は、外から『紫藍青緑黄橙赤』
となっていました。写真に撮ったのですがうまく写りません
でした。外側の虹はなぜ逆の並びになるのですか?
よろしくお願いします。
→Fujikenより
虹には主虹と呼ばれるはっきりとした虹の外側に副虹と呼ばれるうっすらとした
虹がみられることがあります。主虹は赤が一番外側で紫が一番内側という構造を
とりますが、副虹は赤が内側、紫が外側となります。なぜそうなるのかというと
雨粒内に入った光が主虹では1回反射し、副虹では2回反射して出てきた光だから
です。雨粒に入るときと出るときで各1回屈折を起こします。屈折の角度は光の
色によって違っていて、赤色の方が波長が長く屈折しにくい(屈折角が小さい)
ので、主虹では1回の反射で外側が赤く内側が紫色に見えますが、副虹では、
2回の反射で見える光の色の順番が逆になり、外側が紫色、内側が赤色に見える
のです。これは図をみると分かりやすいので、詳しくはWikipediaの虹のページ
をご覧になってご確認ください。
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9
======================================================================
■登録・解除は下記のホームページで行えます。
http://www.mag2.com/m/0000046152.htm
http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/
■質問、感想などはEメールでお願いします。
Eメール:fujiken200605%ares.eonet.ne.jp(%を@に変えて下さい.)
■バックナンバーはHPまたは下記URLへ
HP :http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/ (No.279まで)
http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/index.htm (No.280以降)
URL:http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000046152
======================================================================
このメールマガジンはインターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。 http://www.mag2.com/
マガジン名:ちょっとサイエンス マガジンID:0000046152
======================================================================
**************************************************
★
● 『ちょっとサイエンス』 2010/10/25 No.313
★
● 発行者 Fujiken 不定期発行
★
**************************************************
毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
----------------------------------------------------------------------
■今日のテーマ 「多剤耐性菌」
----------------------------------------------------------------------
多剤耐性菌とは、細菌のうち変異して多くの抗生物質が効かなくなった細菌の
ことです。
手などについた細菌が何かのきっかけで口などから入って感染します。
感染力や病気を起こす力は耐性菌ではない細菌と同じです。
したがって一般的には健康なヒトのからだの中に入ったり、皮膚や粘膜の表面
についたりするだけではすぐに病気になるわけではありません。
からだの抵抗力が落ちている時などには、多剤耐性菌による感染症にかかること
があり、この場合抗生物質効かないため治療が難しくなります。
予防法としては、O-157などの菌の消毒と同じように加熱やアルコール系などの
一般的な消毒薬が有効です。
2010年、インド・パキスタンが発生源とみられるNDM-1という酵素遺伝子をもち、
カルバベナム系抗生物質にさえ耐性を示すものが発見されました。
多剤耐性アシネトバクターは、肺炎や敗血症を引き起こし死亡するおそれのある
もので、2009年、福岡大病院で23人から検出され、うち4人が死亡しました。
( 「多剤耐性菌」 (BIGLOBE百科事典) 参照 )
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■ちょっとコメント■
1970年代にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が出たとき、抗生物質の効か
ない菌が出たと、これで人類は危ないのかと不安に思ったことを思い出します。
原因は突然変異によるものとされていますが、抗生物質の使いすぎが原因と
言われたものです。それから抗生物質の使い方が慎重になったと思われます。
あれから30数年、多剤耐性菌として色々な菌が出てきているのを知り、少し
恐怖を感じているFujikenです。
============
いい加減にしろ!菅・仙谷「殺小沢」の汚い手口
【政治・経済】
2010年10月26日 『日刊ゲンダイ』掲載
北海道補選惨敗まで悪用
さすがに、党内から「なんでも小沢一郎の責任にするのはおかしい」の声が噴出している。衆院北海道5区補選に惨敗したことを、菅首相や仙谷官房長官が「政治とカネ」の問題にしているからだ。
菅首相は、25日の参院予算委員会で「敗因はいろんな側面があるが、政治とカネの問題の影響があった」と答え、仙谷長官も記者会見で「政治とカネの問題はけじめをつけて、引き締めてやっていかなければならない」と言い放った。
しかし、補選の敗因が「政治とカネ」じゃないことは明らかだ。読売新聞の出口調査によると、有権者が補選で重視した問題は、「景気・雇用対策」が37%でトップ、「年金など社会保障」が25%で2位、「政治とカネ」はわずか9%だった。敗れた民主党の中前茂之候補(38)も、「政治とカネは大きな影響はなかった。それよりも有権者は具体的な政策を求めていた」と明言している。
なのに、小沢一郎に責任を押しつけるのは、いくらなんでも悪質というものだ。そもそも、敗因が菅内閣の失政にあることはハッキリしている。
「最悪だったのは、選挙中に菅首相がTPPへの参加方針を打ち出したことです。TPPに参加したら北海道の農業は壊滅してしまう。その一方で、応援に入った菅側近が『いままでコンクリートから人へと言ってきたが、公共事業も効果がある』と平気でマニフェストを否定する始末。訴えていることが支離滅裂だった。それでなくても有権者は、菅内閣の4カ月に呆れ返っている。すでに支持率と不支持率は逆転しています。出口調査が示すとおり補選の結果と『政治とカネ』は関係ない。不況に苦しむ北海道民が、何もしない菅内閣にノーを突きつけた結果です」(地元関係者)
ところが、反小沢一派は、自分たちの責任から目をそらせるために小沢一郎に責任転嫁し、さらに「政治とカネ」を言い立てて、小沢を国会喚問に追い込もうとしているのだから、やり方が汚い。菅・仙谷は「してやったり」のつもりだろうが、こんなバカなことをしていたら民主党全体が国民から見放されるだけだ。
============
好対照!与謝野(たちあがれ日本共同代表)生方(民主党議員)
【政治・経済】
2010年10月28日 『日刊ゲンダイ』掲載
●「リンチ裁判をやるな」で株急上昇
たちあがれ日本の与謝野馨共同代表の「株」が急上昇だ。自民党などが求めている小沢の証人喚問について「国会で大衆のリンチ裁判をやってはいけない」と言い切ったのだ。小沢事件では、法治国家とは思えない「魔女狩り裁判」の手続きがドンドン進んでいるのに、なぜか身内の民主党幹部は静観したままだ。
発言が飛び出したのは26日に都内で開かれた講演会。
与謝野は「小沢氏は刑事被告人になることが確実。議員辞職を求めたり、証人喚問に出てこいというのは、憲法からいえばしてはいけない」との見解を披露した。
「与謝野と小沢は囲碁仲間で近しい関係とはいえ、古巣の自民党が求めている証人喚問に反対する意思を示したのは、異例でしょう。与党側から何の声も聞こえてこないため、小沢を不憫(ふびん)に思ったのかも知れません」(事情通)
アッパレではないか。与党のくせに何ら声を上げない民主党議員は少しは爪のアカを煎じてもらった方がいい。
●選挙運動費用虚偽記載でダンマリ決め込む卑劣ぶり
逆にすっかりヒンシュクを買っているのが、民主党の生方幸夫衆院議員。小沢をあれだけ批判し、辞職まで求めながら、自分の「選挙運動費用収支報告書」の虚偽記載疑惑が浮上した途端、ダンマリを決め込んだのである。
その生方は27日までに、千葉選管に報告書の削除訂正を届けたというが、詳しい説明は一切ナシ。「答える必要はない」(生方事務所)というから国民を愚弄している。「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之・神戸学院大法科大学院教授(憲法)はこう言う。
「選挙運動費用収支報告書への虚偽記入は公職選挙法に抵触する恐れがある上、人件費の虚偽報告となると、政治資金収支報告書の人件費でも虚偽報告しているのではないかとの疑惑も生じかねません。削除訂正したというが、それなら支出していた40万円分はどこに行ったのか。今回の件は、単純ミスではなく、根が深い。きちんと説明する必要があります」
領収書を「偽造」してまで支出したカネはどこに消えたのか。過去にもあったのではないか。数々の疑問を解くには、小沢事件と同様、公選法違反の疑いで生方を告発するしかない。仮に不起訴になったら検察審査会に申し立てだ。この男のバケの皮をはがすには、それしか手段がない。
============
政治とは見世物である。ショーであり演し物でありパフォーマンスなのである。事業仕分けがまた始まって、テレビではアホな自称評論家どもが「あれではパフォーマンスに過ぎない」などとさもわかったようなご高説をノタマッテいるが、馬鹿ものが! そんなことは最初からわかり切ったことである。
「悪徳政治家」という言葉が埴谷雄高の『死霊』に出て来るが、あれは敢て『同義反復』を示したもので、我々は一般に『政治家=悪徳家』という理解で一向に構わないと私は思っている。
しかも自称政治家たちは例外なく皆下品である。
酔っ払ってお上品な牧童頭=ブッシュ・息子にプレスリーの猿真似をして見せた小泉・父が下品なら、下痢ピー・マザコン男も口ひん曲げの麻生も下品だったし、管のカイワレむしゃ食いもあれが上品と言えるか!?
最近レンホーもなぜかギンギン喚き回って下品な印象しか残らない。私はこのblogからブックマークしてるんだけど、この際民主党関連は全部解消したい思いが募るのである。
それと、法曹関係者というものも(仙石を見ればわかるように)皆例外なく下品である。志の高い人間というものは、ちまちまと六法を暗記して生計を立てて行こうなどという発想はそもそも取り得ないからである。
J・レノンの「弁護士にはなりたくない。嘘はつきたくないからだ」ではないが、私は弁護士にも極悪でひどい輩が大勢いることを知っている。裁判官にも世間知らずのアッパラパーが多い。検察が壊れていることはみんな知っていることだ。
============
★
● 『ちょっとサイエンス』 2010/10/16 No.312
★
● 発行者 Fujiken 不定期発行
★
**************************************************
毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
----------------------------------------------------------------------
■今日のテーマ 「準天頂測位衛星『みちびき』」
----------------------------------------------------------------------
米国が運用する全地球航法システムのGPSに対して主に日本地域向けの補完
を行うために、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が構築を目指している準天頂
衛星を利用した測位衛星の初号機『みちびき』(DZS-1)が、2010年9月11日に打ち
上げられました。
現在、位置を測定するためには4機以上の衛星からの信号を受信機が受信するこ
とが必要で、山間部や都市のビル街など天頂方向しか空が開いていない場所では
衛星の見通しがさえぎられ、可視衛星数が3機という場合に対処するために、可視
衛星数を1機追加する方策として準天頂衛星を用意することによって、日本の真上
を通る軌道から信号を送信すれば、地上からは常に上空には1機の準天頂衛星を
見通せることになり、準天頂衛星からの信号とGPS衛星からの信号を組み合わ
せることで、測位できる場所や時間帯を従来以上に広げることが出来るように
なります。
その第一段階として『みちびき』を打ち上げ、技術実証および利用実証を行い、
その結果によって第二段階へ移行するかの判断を行う予定です。
(「準天頂衛星システム」 (Wikipedia) 参照 )
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■ちょっとコメント■
準天頂測位衛星『みちびき』によって、解像度が1mになると聞きました。
そうなれば、高速道路か側道かの区別がつき、高速道路の逆走が分かり注意
できるようになったりするそうです。
GPSの利用といえば車のナビゲーションシステムが思いつきますが、事故が
起こったとき、携帯で110番すると、GPSでその場所がわかるようになって
いるそうです。
世の中便利になってきていますね。しかしGPSで監視されているような気が
して嫌だなあと思っているのは私だけでしょうか?
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■「読者からのメール」より■
●二重の虹について 小長井様より
知らぬ間に『65才以上』の高齢者になってしまいました。
いつも楽しく拝読させていただいております。ありがとう
ございます。お忙しい処誠に申し訳ございませんが、子供
のような質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
先日、虹が出ました。外から“赤橙黄緑青藍紫”の7色です。
昔、光をプリズムで分解すれば7色になる、その自然現象が
虹で、外から“赤橙黄緑青藍紫”。赤の外が赤外線。紫の先
が紫外線。というものでした。先日の虹は『二重』でした。
そこで気づいたのですが、二重の外側の付け足しの虹は、内
側の主の虹が教科書通りの順番の“赤橙黄緑青藍紫”の7色
でしたが外側の付け足しの虹は、外から『紫藍青緑黄橙赤』
となっていました。写真に撮ったのですがうまく写りません
でした。外側の虹はなぜ逆の並びになるのですか?
よろしくお願いします。
→Fujikenより
虹には主虹と呼ばれるはっきりとした虹の外側に副虹と呼ばれるうっすらとした
虹がみられることがあります。主虹は赤が一番外側で紫が一番内側という構造を
とりますが、副虹は赤が内側、紫が外側となります。なぜそうなるのかというと
雨粒内に入った光が主虹では1回反射し、副虹では2回反射して出てきた光だから
です。雨粒に入るときと出るときで各1回屈折を起こします。屈折の角度は光の
色によって違っていて、赤色の方が波長が長く屈折しにくい(屈折角が小さい)
ので、主虹では1回の反射で外側が赤く内側が紫色に見えますが、副虹では、
2回の反射で見える光の色の順番が逆になり、外側が紫色、内側が赤色に見える
のです。これは図をみると分かりやすいので、詳しくはWikipediaの虹のページ
をご覧になってご確認ください。
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%99%B9
======================================================================
■登録・解除は下記のホームページで行えます。
http://www.mag2.com/m/0000046152.htm
http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/
■質問、感想などはEメールでお願いします。
Eメール:fujiken200605%ares.eonet.ne.jp(%を@に変えて下さい.)
■バックナンバーはHPまたは下記URLへ
HP :http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/ (No.279まで)
http://www.eonet.ne.jp/~fujiken1/index.htm (No.280以降)
URL:http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000046152
======================================================================
このメールマガジンはインターネットの本屋さん『まぐまぐ』を
利用して発行しています。 http://www.mag2.com/
マガジン名:ちょっとサイエンス マガジンID:0000046152
======================================================================
**************************************************
★
● 『ちょっとサイエンス』 2010/10/25 No.313
★
● 発行者 Fujiken 不定期発行
★
**************************************************
毎回、科学に関するテーマをとりあげて、雑学的な知識を送ります。
なるほど!と納得し、知ることの喜びを感じていただけたら幸いです。
----------------------------------------------------------------------
■今日のテーマ 「多剤耐性菌」
----------------------------------------------------------------------
多剤耐性菌とは、細菌のうち変異して多くの抗生物質が効かなくなった細菌の
ことです。
手などについた細菌が何かのきっかけで口などから入って感染します。
感染力や病気を起こす力は耐性菌ではない細菌と同じです。
したがって一般的には健康なヒトのからだの中に入ったり、皮膚や粘膜の表面
についたりするだけではすぐに病気になるわけではありません。
からだの抵抗力が落ちている時などには、多剤耐性菌による感染症にかかること
があり、この場合抗生物質効かないため治療が難しくなります。
予防法としては、O-157などの菌の消毒と同じように加熱やアルコール系などの
一般的な消毒薬が有効です。
2010年、インド・パキスタンが発生源とみられるNDM-1という酵素遺伝子をもち、
カルバベナム系抗生物質にさえ耐性を示すものが発見されました。
多剤耐性アシネトバクターは、肺炎や敗血症を引き起こし死亡するおそれのある
もので、2009年、福岡大病院で23人から検出され、うち4人が死亡しました。
( 「多剤耐性菌」 (BIGLOBE百科事典) 参照 )
-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-=*-
■ちょっとコメント■
1970年代にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が出たとき、抗生物質の効か
ない菌が出たと、これで人類は危ないのかと不安に思ったことを思い出します。
原因は突然変異によるものとされていますが、抗生物質の使いすぎが原因と
言われたものです。それから抗生物質の使い方が慎重になったと思われます。
あれから30数年、多剤耐性菌として色々な菌が出てきているのを知り、少し
恐怖を感じているFujikenです。
============
いい加減にしろ!菅・仙谷「殺小沢」の汚い手口
【政治・経済】
2010年10月26日 『日刊ゲンダイ』掲載
北海道補選惨敗まで悪用
さすがに、党内から「なんでも小沢一郎の責任にするのはおかしい」の声が噴出している。衆院北海道5区補選に惨敗したことを、菅首相や仙谷官房長官が「政治とカネ」の問題にしているからだ。
菅首相は、25日の参院予算委員会で「敗因はいろんな側面があるが、政治とカネの問題の影響があった」と答え、仙谷長官も記者会見で「政治とカネの問題はけじめをつけて、引き締めてやっていかなければならない」と言い放った。
しかし、補選の敗因が「政治とカネ」じゃないことは明らかだ。読売新聞の出口調査によると、有権者が補選で重視した問題は、「景気・雇用対策」が37%でトップ、「年金など社会保障」が25%で2位、「政治とカネ」はわずか9%だった。敗れた民主党の中前茂之候補(38)も、「政治とカネは大きな影響はなかった。それよりも有権者は具体的な政策を求めていた」と明言している。
なのに、小沢一郎に責任を押しつけるのは、いくらなんでも悪質というものだ。そもそも、敗因が菅内閣の失政にあることはハッキリしている。
「最悪だったのは、選挙中に菅首相がTPPへの参加方針を打ち出したことです。TPPに参加したら北海道の農業は壊滅してしまう。その一方で、応援に入った菅側近が『いままでコンクリートから人へと言ってきたが、公共事業も効果がある』と平気でマニフェストを否定する始末。訴えていることが支離滅裂だった。それでなくても有権者は、菅内閣の4カ月に呆れ返っている。すでに支持率と不支持率は逆転しています。出口調査が示すとおり補選の結果と『政治とカネ』は関係ない。不況に苦しむ北海道民が、何もしない菅内閣にノーを突きつけた結果です」(地元関係者)
ところが、反小沢一派は、自分たちの責任から目をそらせるために小沢一郎に責任転嫁し、さらに「政治とカネ」を言い立てて、小沢を国会喚問に追い込もうとしているのだから、やり方が汚い。菅・仙谷は「してやったり」のつもりだろうが、こんなバカなことをしていたら民主党全体が国民から見放されるだけだ。
============
好対照!与謝野(たちあがれ日本共同代表)生方(民主党議員)
【政治・経済】
2010年10月28日 『日刊ゲンダイ』掲載
●「リンチ裁判をやるな」で株急上昇
たちあがれ日本の与謝野馨共同代表の「株」が急上昇だ。自民党などが求めている小沢の証人喚問について「国会で大衆のリンチ裁判をやってはいけない」と言い切ったのだ。小沢事件では、法治国家とは思えない「魔女狩り裁判」の手続きがドンドン進んでいるのに、なぜか身内の民主党幹部は静観したままだ。
発言が飛び出したのは26日に都内で開かれた講演会。
与謝野は「小沢氏は刑事被告人になることが確実。議員辞職を求めたり、証人喚問に出てこいというのは、憲法からいえばしてはいけない」との見解を披露した。
「与謝野と小沢は囲碁仲間で近しい関係とはいえ、古巣の自民党が求めている証人喚問に反対する意思を示したのは、異例でしょう。与党側から何の声も聞こえてこないため、小沢を不憫(ふびん)に思ったのかも知れません」(事情通)
アッパレではないか。与党のくせに何ら声を上げない民主党議員は少しは爪のアカを煎じてもらった方がいい。
●選挙運動費用虚偽記載でダンマリ決め込む卑劣ぶり
逆にすっかりヒンシュクを買っているのが、民主党の生方幸夫衆院議員。小沢をあれだけ批判し、辞職まで求めながら、自分の「選挙運動費用収支報告書」の虚偽記載疑惑が浮上した途端、ダンマリを決め込んだのである。
その生方は27日までに、千葉選管に報告書の削除訂正を届けたというが、詳しい説明は一切ナシ。「答える必要はない」(生方事務所)というから国民を愚弄している。「政治資金オンブズマン」共同代表の上脇博之・神戸学院大法科大学院教授(憲法)はこう言う。
「選挙運動費用収支報告書への虚偽記入は公職選挙法に抵触する恐れがある上、人件費の虚偽報告となると、政治資金収支報告書の人件費でも虚偽報告しているのではないかとの疑惑も生じかねません。削除訂正したというが、それなら支出していた40万円分はどこに行ったのか。今回の件は、単純ミスではなく、根が深い。きちんと説明する必要があります」
領収書を「偽造」してまで支出したカネはどこに消えたのか。過去にもあったのではないか。数々の疑問を解くには、小沢事件と同様、公選法違反の疑いで生方を告発するしかない。仮に不起訴になったら検察審査会に申し立てだ。この男のバケの皮をはがすには、それしか手段がない。
============
政治とは見世物である。ショーであり演し物でありパフォーマンスなのである。事業仕分けがまた始まって、テレビではアホな自称評論家どもが「あれではパフォーマンスに過ぎない」などとさもわかったようなご高説をノタマッテいるが、馬鹿ものが! そんなことは最初からわかり切ったことである。
「悪徳政治家」という言葉が埴谷雄高の『死霊』に出て来るが、あれは敢て『同義反復』を示したもので、我々は一般に『政治家=悪徳家』という理解で一向に構わないと私は思っている。
しかも自称政治家たちは例外なく皆下品である。
酔っ払ってお上品な牧童頭=ブッシュ・息子にプレスリーの猿真似をして見せた小泉・父が下品なら、下痢ピー・マザコン男も口ひん曲げの麻生も下品だったし、管のカイワレむしゃ食いもあれが上品と言えるか!?
最近レンホーもなぜかギンギン喚き回って下品な印象しか残らない。私はこのblogからブックマークしてるんだけど、この際民主党関連は全部解消したい思いが募るのである。
それと、法曹関係者というものも(仙石を見ればわかるように)皆例外なく下品である。志の高い人間というものは、ちまちまと六法を暗記して生計を立てて行こうなどという発想はそもそも取り得ないからである。
J・レノンの「弁護士にはなりたくない。嘘はつきたくないからだ」ではないが、私は弁護士にも極悪でひどい輩が大勢いることを知っている。裁判官にも世間知らずのアッパラパーが多い。検察が壊れていることはみんな知っていることだ。
============