本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

侍の経済効果。

2009-03-24 23:57:47 | 社会
*サムライジャパンのWBC連覇の経済波及効果は505億5,405万円だと昨日どこかで言っていた。よくぞ端数まで算出してくれたものだと思うが、私はこんなものは全然信用していない。世の中不況だからと言って、何でもかんでも金に換算すればいいというものではないし、だいたいが『統計(学)』なるものは係数のかけ方次第で同一データから幾らでも違った答えを導き出せる、言わば「結果オーライ」の数字トリックでしかないのであって、たまたまその時当たった演算の方式を次回も使えば「当たるも八卦」というその場限りの「占い」みたいなものなのである。

 それで簡単には金銭に換算出来ないとなると、今度は「マインド」なる不確定要素そのものみたいな要素を持ち出して来る。「市場のマインド」とか「消費者マインド」とかである。日本語で市場心理・消費者心理ともいう。これを使えば大抵の数値の狂いは言い逃れ出来る。
 個々の人間が日々刻々心を揺らす、その心理の変遷を数値化して計量可能とすれば世の中単純明快でいいかも知れないが、考えるまでもなく、これは眉唾ものである。

 私が経済効果など信用しないと幾ら頑張っても、現実にイチローのタイムリーでサムライジャパンの勝利がほぼ確定的になった時点から「マインドの冷え込み」もどこへやら、株価は急進し、円安も進んだ。笑。

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cf.経済波及効果
cf.フリーソフト波及さん

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大久保容疑者「どうにか続けて」、西松の献金中止申し出に
3月24日3時11分配信 読売新聞

 小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、同会の会計責任者で公設第1秘書の大久保隆規容疑者(47)が2006年春、ダミー団体による献金の取りやめを申し出た西松建設側に、献金の続行を求めていたことが関係者の話でわかった。

 同社は要請に応じ、同年は前年より800万円減らし計500万円を献金した。東京地検特捜部は、ダミー団体からの献金が実際は西松建設から支出されていることを大久保容疑者が認識していたとみており、拘置期限の24日、大久保容疑者を同法違反罪で起訴する方針。

 関係者によると、大久保容疑者に献金中止を申し出たのは、同社の元取締役総務部長・岡崎彰文容疑者(67)。同社は1995年から、ダミー団体を隠れみのにして、年間1500万円前後を小沢代表側に献金していたが、04年にシンガポールで起きた工事現場の事故で06年3月期決算に約235億円の損失計上が見込まれたことや、05年末にゼネコン業界が「談合決別宣言」を出したことから、献金をゼロにしたいと伝えた。

 これに対し、大久保容疑者は「こちらも困る。どうにか続けてくれ」などと反発。同社は改めて協議した結果、献金額を年間500万円とすることを決めた。

 結局、ダミー団体の「新政治問題研究会」は06年12月、「未来産業研究会」は11月にそれぞれ解散し、献金はこの年で打ち切りになったが、約束に基づき両団体からは解散直前、残っていた資金の大半となる計500万円が、陸山会など小沢代表側の政治団体に献金された。特捜部は、こうした経緯などから、大久保容疑者が西松建設による違法な企業献金の実態を十分に認識していたと判断した。大久保容疑者は容疑を否認しているとみられる。

 特捜部は大久保容疑者と共に逮捕した同社前社長・国沢幹雄被告(70)(外国為替及び外国貿易法違反罪で起訴)と岡崎容疑者についても24日に刑事処分するとみられる。最終更新:3月24日3時11分 読売新聞

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*これも検察情報オンリーの記事である。
 それで検察が今回立件の根拠としている前社長・国沢幹雄被告の証言だが、彼は現在『完オチ』と言って全面自供に追い込まれている状態だから、検察は思いのままのストーリーを描いて調書を作成することが可能だ。
 これが世に言う『検察官の作文』という奴で、被告人は意識朦朧とした中、検察官が立証に都合いいよう恣意的に作成して読み上げる日々の調書に「はや済んだ」人間として唯々諾々と、無気力に署名・捺印を繰り返すだけという完全屈服の状態なのである。
 だが、この証言が裁判に入って覆されないという保障は微塵もない。

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辺野古浜通信によると : ↓

2009年03月24日
記事:尾身幸次氏と沖縄利権、西松建設問題

目取真俊のブログより、『週刊文春』3月19日号・『週刊現代』3月28日号の記事部分を転載させていただきます。
詳細は、『海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊』をご覧下さい。

「尾身さんの資金管理団体『幸政会』に対して、〇四年から〇六年の間に、西松のダミー団体から計四百万円が献金されています。さらに疑惑を呼ぶのは、尾身さんが沖縄担当大臣時代に推進した総事業費七百億円とも言われる肝入り事業、沖縄科学技術大学院大学建設で、西松が実際に工事を受注しているからです。さらに、年に四回ほど赤坂プリンスで開かれる尾身氏の朝食会に、西松の役員クラスが出席していました。尾身氏は〇一年~〇二年は沖縄及び北方対策担当大臣、〇六年~〇七年は財務大臣を務めており、職務権限という点からいえば、野党の小沢氏よりよほどグレーだという見方も成り立ちます」(尾身氏の関係者)〉(『週刊文春』3月19日号26~27ページ)。

 尾身氏と沖縄利権、西松建設の問題については、他にもいくつかの週刊誌が書いている。『週刊現代』3月28日号には、〈検察が狙う自民大物は「二階」「森」より「尾身幸次」〉という記事が載っている。同記事でも西松建設のダミーとされる政治団体から「幸政会」に計400万円の「迂回献金」があったことを挙げ、東京地検特捜部にとっては二階氏よりも尾身氏の方がやりやすく「贈収賄に持っていける可能性は十分あるでしょう」という全国紙社会部記者のコメントを載せている。『週刊現代』の記事はこう続けている。 〈尾身氏は、小泉内閣時代に科学技術担当兼沖縄北方担当相を務めた。`01年6月に発表された「沖縄新大学院大学」構想は、尾身氏自らが提唱し、主導的な役割を果たした。
「尾身は建設族でもないのに、なぜ西松が献金するのか。それは尾身が『沖縄利権』を持っているからですよ』(全国紙政治部記者)。『週刊現代』3月28日号(23ページ)。

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 ↑ 曾孫引きみたいになったが、尾身の沖縄利権は有名だけれど、これにも西松が絡んでいるとは知らなかった。世間は狭い。w
 というわけで、今日21日目拘留最終日の検察による大久保立件と、これを受けた小沢会見については稿を改めて論じたい。

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cf.はてな『資本主義』:

 自由な商品生産によって利潤を追求しようという精神的態度。このような態度のもとに行われる商品生産、流通を行なう経済組織が資本主義体制である

経済学的には、生産手段(材料、道具、機材、資本)をもたずに労働力を売ることで生活する労働者と、労働力を購入して生産した商品の売却から利潤を獲得する企業家、資本家を中心とした生産様式。

封建制が崩壊して、多くのひとが生産手段をもつ自作農や職人、また自由な移動ができない農奴などから、労働者へと変換する二重の「自由」が成立の要件。(生産手段からの自由すなわち喪失と、移動、職業選択の自由)

以下に、文化史的な定義を添えてみる。

その起源をどの時期・どの場所に求めるかに定説はないが、ただし地中海貿易とともに発展したと見ることに、ある程度の妥当性はあるだろう。

資本主義には地中海地域の人間の考え方や宗教観が色濃く反映している。すなわち、過去から未来へ伸びてゆく時間のとらえかた。また未来を現在に繰り込むかたちで、指数・対数を導入し、利子を得る仕組み。そしてつねに拡大と啓蒙をめざす態度。

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cf.資本主義

cf.グローバル資本主義

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2009年3月24日 23時22分 『毎日JP』
<WBC連覇>日本「世界一」の栄冠手に

【ロサンゼルス高橋秀明】原監督が率いる日本が、改めて日本野球の実力の高さを世界に示した。当地で23日(日本時間24日)に当地で、第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦は、日本が韓国との延長戦を制し、大会連覇を達成。大会史上最多の5万4846人の観衆が、熱戦に酔いしれた。日韓は今大会で計5度対戦し、日本が3勝2敗と勝ち越した。日本は2次ラウンドで「アマ世界最強」と言われるキューバ、準決勝では「野球発祥の国」である米国を破るなど、世界の強豪を撃破して「世界一」の栄冠を手にした。

 ○日本5―3韓国●

 日本が競り勝った。三回に小笠原の適時打で先制し、七、八回にも追加点。九回に追いつかれたが、十回2死二、三塁で、イチローが中前へ決勝2点適時打を放った。先発の岩隈は低めに丁寧に球を集め八回途中まで2失点。救援陣も粘り、韓国の攻撃をしのいだ。

 ▽日本・原監督 決勝に来ることができたことで、自分の中では満足感があり、リラックスして試合に臨めた。イチローの勝ち越し打はチームにも大きかったが、私個人も忘れられない映像になる。前回大会に恥じないV2を達成でき、安堵(あんど)の気持ちでいっぱいだ。

 ▽韓国・金寅植監督 最後までベストを尽くした。選手には感謝したい。選手には学ぶことが多い試合になったと思う。4年後にはもっといいチームになり、ここに戻ってきたい。

 ▽日本・片岡 ほっとした。まさかスタメンで出られるとは思っていなかったが、チャンスをもらって、足でかき回す野球ができて良かった。

 ▽日本・青木 イチローさんだけに負担を掛けるわけにはいかない。頼ってばかりじゃいけない、自分が引っ張るぐらいの気持ちでやった。いいチームだったので、もう少しやりたかった。

 ▽日本・川崎 ベンチにいても、試合に参加しているんだということが分かって、勉強になった。(代表から漏れた)和田さん、松中さんの分までベンチで必死に声を出した。

 ▽日本・中島 こういう経験をさせてもらってうれしい。(七回の適時打は)原監督から「好きに打っていいよ」と言われていた。初球、カーブのボール球を振ってしまったが、あれはやめておこうと思った。当てれば、点が入ると思った。

 ▽日本・稲葉 (シャンパンファイトの中で)胴上げをしてもらいました。(ウイニングランではイチローと肩を並べた)僕は最年長だけど、イチローがチームを引っ張ってくれたので「ありがとう」と言った。ものすごい絆(きずな)があったなと思った。

 ▽日本・藤川 起用はベンチが決めること。自分のやるべきことはやった。野球は一人でやるものじゃない。全員でやれたのは良かった。 

 ◇日本中が勇気づけられた

 ▽長嶋茂雄・元巨人監督 韓国との激闘を制して世界一連覇を果たした原監督以下、選手たちに心から、おめでとうと伝えたい。最後まで粘り強く戦い抜いた姿にこれまでないくらい深い感動をもらいました。全員が日の丸のために持ちうる力のすべてを捧げてつかんだ連覇でした。すばらしい勝利に日本中が勇気づけられた気がします。

 ▽星野仙一・北京五輪日本代表監督 今大会優勝と連覇達成、本当におめでとう。ピッチャーの起用法が抜群に良かったし、選手もよくそれに応えてくれた。日本の野球を取り戻してくれたこと、改めて野球の素晴らしさを実感させてくれたことに感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。

 ▽第1回WBC優勝監督の王貞治・日本代表相談役 決勝としては最高の試合だった。最後はイチローが決めてくれた。宮崎合宿からたくさんのお客さんが来て「優勝、優勝」と言っていた。重圧は前回より大きかったと思うが、原監督以下選手たちがその期待に応えてくれた。とにかく拍手。原監督には「おめでとう」と言わせてもらった。

  ○…2大会連続のMVPに選ばれた松坂は「岩隈だと思っていた」と、ティファニー製のトロフィーを手に照れくさそうに話した。前回大会当時は日本プロ野球の若手選手だったが、いまや米大リーグの名門球団で主力投手を務める立場。大黒柱として結果が求められるだけでなく、精神的にもチームを引っ張らなければいけない立場となった。大会中には年下の選手を連れて食事に誘うなど、チームの雰囲気作りに気を遣ったといい、「今までは自分のことを考えればよかったけど、いい経験になった」と松坂。それだけに今回の優勝は「重みが違う」と充実感を漂わせていた。

 ○…城島はウイニングボールを握ったまま歓喜の輪でこぶしを突き上げた。長く苦しい道のりが、この一球で開放されたと思うと手放せなかった。前回王者として挑む大会で「負けたら捕手の責任との重圧があった」という。前回はメジャー1年目のため出場しなかったことで「米国の舞台で日本代表として戦うのは3年越しの思いだった」とも振り返った。大切なウイニングボールは「監督に渡しました。素晴らしい時間を過ごすことができた」と、最後は晴れ晴れした表情だった。

 ○…8番・岩村が大リーガー、そして前回優勝経験者の意地を見せた。同点で迎えた延長十回、1死二塁から痛烈な左前打。当たりが良すぎて二塁走者・内川は三塁どまりだったが、2死後、二盗を決めてイチローの中前2点適時打で生還。「前回と同じ優勝だが、それ以上の重圧を乗り越えた達成感がある。シャンパンファイトが気持ちよかった」と笑顔がはじけた。

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>日本・藤川 起用はベンチが決めること。自分のやるべきことはやった。野球は一人でやるものじゃない。全員でやれたのは良かった。 

 決勝戦の原采配には疑問が残る。藤川は今回巨人阿部とセットで使われていたから、その関係か、不振の城島を稲葉に代えなかった以上藤川の出番もなくなって来るわけである。これは城島を立てたというよりはその背後のメジャーリーグと王監督への配慮があったと私は考えるが・・。

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