集客目標、こっそり下方修正 夏の世界陸上で大阪市 2007年1月7日(日)12:32
(朝日新聞)
今年夏に大阪市で開かれる世界陸上競技選手権大会の集客目標を、市が60万人から45万人に下方修正していたことがわかった。市は大会の経済効果が約300億円に達するとの前提で、財政難の中、運営費40億円の支出を決めた。だが、来場者が4分の1も減れば、チケット販売だけでも約11億円の減収が見込まれ、波及効果にも影響が出るのは必至。市は目標値の修正を一部市議に説明しただけで一般には公表しておらず、見通しの甘さとともに批判が出そうだ。
世界陸上は2年に1度のビッグイベントで、今年は8月25日から同9月2日まで、同市東住吉区の長居陸上競技場で開かれる予定。関淳一市長は大会組織委員会の副会長を務める。
市はこれまで、市議会で再三にわたって目標来場者数を60万人と答弁。関市長自身も「観客席が空いていては(大阪の)PRどころか、ネガティブになりかねない」などと述べ、目標達成に自信を見せていた。
ところが、大会を所管する市ゆとりとみどり振興局が昨年暮れ、会期が10日間から9日間に短縮されたことと併せ、通算の来場者数が60万人から45万人になると、一部の市議に説明を始めた。予選が中心の午前(8日間)の来場者数は従来通りの1万5000人と見込んだが、決勝で盛り上がる午後をほぼ満員の4万5000人から3万7000人に減らしたためとしている。
同局によると、当初目標の60万人については、競技場の大きさなど開催規模が似ている03年パリ大会の実績を踏襲しただけで、積算根拠が明確でなかったという。担当者は「60万人達成のためには連日、午後を満員にする必要があるが、過去の大会を参考にすると実現は厳しいと判断した。ただ、45万人の数字もあくまで目標に過ぎず、綿密に分析したうえで積み上げたわけではない」と説明している。
経済効果は民間シンクタンクの電通総研などが02年ごろにまとめた。国内外から63万人の観客が大阪市を訪れると想定。飲食費に約30億円、グッズ購入に約24億円、宿泊費に約12億円などの支出が見込まれ、同市には計291億円の経済効果がもたらされると試算した。
目標をこっそり修正したうえ、一般に公表していない点について、市ゆとりとみどり振興局の飯田光利・世界陸上担当課長は「『60万人』の数字を公表したのは、議会の場でだけ。修正した数字も、議員に報告すれば十分と考えた」と説明している。
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以上、引用終わり。
相も変わらず役人たちは「机上の空論」を振り回して儲かるだとか儲からないだとかの話に余念が無い。愚かな人達である。
この世界陸上とセットになっているのが公園生活者の排除問題で、概要で触れたNHKラジオの「長居公園」報道でありますが他ではどういう報道がされたのか私は知りません。NHKは概ね一時間ごとにニュースを流しますが、どういう基準なのか、一度「今日はこのニュースで行く」と決めると、一字一句違わぬニュースを何遍でも流します。w
職員が公園迄出向いて、15人(←先の集会では30人が生活しているという話でしたが、ニュースではその半分でした)の長居公園テント生活者に対し、法に基づいて弁明の機会を与える書類を手渡したということらしいです。強制執行のための手続きとして必要だということで「何か優れて急を要する合理的反論」があった場合は排除を見合わせる」という話ではありません。言わば最後通告そのもので、「言い分があるなら聞くだけは聞いてやる」という形式だけの問題で、その腹の内はというと、今月中にも公園から追い出してしまうつもりらしいです。
昨年のうつぼ公園の排除行動は、私は先の集会でのビデオを見ただけですが、往年の「成田・三里塚闘争」を髣髴とさせる映像でしたね。w
野宿者らを排除し建造物を撤去する市職員の「強制執行」、彼らを守るガードマン、更にそれらを遠巻きにする機動隊と一般群集・・そういう構図でしょうか。
マスコミも来ていましたが、あれはガードマンなのか市職員なのか、メディアのカメラ撮影を露骨に妨害していましたけど(←あの映像を見た限りではあれは立派な暴力行為であり、犯罪です!)邪魔された方はなんと苦笑いしていましたね。三里塚でもあそこまではしなかったと思いますよ。笑って済ませられる問題ではない筈ですが、いったいメディアはあの暴力に対し抗議の声の一つも発したんでしょうか?
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*というわけで、私のスタンスは(はあ?)というと・・。
公園のテント村の人たちやその支援者たちには不満があります。
と言って、関市長のやり方もひどいしなあ・・。
報道も何か信用出来ないしね・・。
これって条件闘争でしょう?
関市政を打倒するとか、安倍ポン内閣を打倒するとか言う話ではない。
条件闘争ということは一種「物取り主義」なわけです。
ということは市から何らかの譲歩を引き出したいわけでしょうか?
仮に物取りに走っても、だからと言って何か取れますか?
彼我の力関係から言って、何も取れないのではありませんか?
市側は公園等の不法占拠は前提条件無しで原則認めない方針です。
1.「自立支援センター」へ入所して「三食顎足付き」で職を捜せ。(←これは三ヶ月の期間限定付き)
2.それが嫌なら毎晩「シェルター」へ泊まれ。
とまあ、大阪市の言い分はこの二つくらいでしょうか。
私も公園はテントを張って勝手に住んでいい場所だとは俄かに信じ難いですが、しかし考えてみると、この地上が南極大陸や公海上を除いては悉く誰かの所有物になってしまっているというのもおかしな話である。近代社会は人々の住まうべき場所を峻別・限定してしまった。私だってどこかに無条件で勝手に住んでいい場所があったらそこへ行くかもね。w
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恒産なくんば恒心なし。と、これを今日の一言にしましょうか。
産業構造が問題です。安倍ポンを打倒して、この国を少しずつでも改善しましょう。今年もよろしく。w
(朝日新聞)
今年夏に大阪市で開かれる世界陸上競技選手権大会の集客目標を、市が60万人から45万人に下方修正していたことがわかった。市は大会の経済効果が約300億円に達するとの前提で、財政難の中、運営費40億円の支出を決めた。だが、来場者が4分の1も減れば、チケット販売だけでも約11億円の減収が見込まれ、波及効果にも影響が出るのは必至。市は目標値の修正を一部市議に説明しただけで一般には公表しておらず、見通しの甘さとともに批判が出そうだ。
世界陸上は2年に1度のビッグイベントで、今年は8月25日から同9月2日まで、同市東住吉区の長居陸上競技場で開かれる予定。関淳一市長は大会組織委員会の副会長を務める。
市はこれまで、市議会で再三にわたって目標来場者数を60万人と答弁。関市長自身も「観客席が空いていては(大阪の)PRどころか、ネガティブになりかねない」などと述べ、目標達成に自信を見せていた。
ところが、大会を所管する市ゆとりとみどり振興局が昨年暮れ、会期が10日間から9日間に短縮されたことと併せ、通算の来場者数が60万人から45万人になると、一部の市議に説明を始めた。予選が中心の午前(8日間)の来場者数は従来通りの1万5000人と見込んだが、決勝で盛り上がる午後をほぼ満員の4万5000人から3万7000人に減らしたためとしている。
同局によると、当初目標の60万人については、競技場の大きさなど開催規模が似ている03年パリ大会の実績を踏襲しただけで、積算根拠が明確でなかったという。担当者は「60万人達成のためには連日、午後を満員にする必要があるが、過去の大会を参考にすると実現は厳しいと判断した。ただ、45万人の数字もあくまで目標に過ぎず、綿密に分析したうえで積み上げたわけではない」と説明している。
経済効果は民間シンクタンクの電通総研などが02年ごろにまとめた。国内外から63万人の観客が大阪市を訪れると想定。飲食費に約30億円、グッズ購入に約24億円、宿泊費に約12億円などの支出が見込まれ、同市には計291億円の経済効果がもたらされると試算した。
目標をこっそり修正したうえ、一般に公表していない点について、市ゆとりとみどり振興局の飯田光利・世界陸上担当課長は「『60万人』の数字を公表したのは、議会の場でだけ。修正した数字も、議員に報告すれば十分と考えた」と説明している。
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以上、引用終わり。
相も変わらず役人たちは「机上の空論」を振り回して儲かるだとか儲からないだとかの話に余念が無い。愚かな人達である。
この世界陸上とセットになっているのが公園生活者の排除問題で、概要で触れたNHKラジオの「長居公園」報道でありますが他ではどういう報道がされたのか私は知りません。NHKは概ね一時間ごとにニュースを流しますが、どういう基準なのか、一度「今日はこのニュースで行く」と決めると、一字一句違わぬニュースを何遍でも流します。w
職員が公園迄出向いて、15人(←先の集会では30人が生活しているという話でしたが、ニュースではその半分でした)の長居公園テント生活者に対し、法に基づいて弁明の機会を与える書類を手渡したということらしいです。強制執行のための手続きとして必要だということで「何か優れて急を要する合理的反論」があった場合は排除を見合わせる」という話ではありません。言わば最後通告そのもので、「言い分があるなら聞くだけは聞いてやる」という形式だけの問題で、その腹の内はというと、今月中にも公園から追い出してしまうつもりらしいです。
昨年のうつぼ公園の排除行動は、私は先の集会でのビデオを見ただけですが、往年の「成田・三里塚闘争」を髣髴とさせる映像でしたね。w
野宿者らを排除し建造物を撤去する市職員の「強制執行」、彼らを守るガードマン、更にそれらを遠巻きにする機動隊と一般群集・・そういう構図でしょうか。
マスコミも来ていましたが、あれはガードマンなのか市職員なのか、メディアのカメラ撮影を露骨に妨害していましたけど(←あの映像を見た限りではあれは立派な暴力行為であり、犯罪です!)邪魔された方はなんと苦笑いしていましたね。三里塚でもあそこまではしなかったと思いますよ。笑って済ませられる問題ではない筈ですが、いったいメディアはあの暴力に対し抗議の声の一つも発したんでしょうか?
============
*というわけで、私のスタンスは(はあ?)というと・・。
公園のテント村の人たちやその支援者たちには不満があります。
と言って、関市長のやり方もひどいしなあ・・。
報道も何か信用出来ないしね・・。
これって条件闘争でしょう?
関市政を打倒するとか、安倍ポン内閣を打倒するとか言う話ではない。
条件闘争ということは一種「物取り主義」なわけです。
ということは市から何らかの譲歩を引き出したいわけでしょうか?
仮に物取りに走っても、だからと言って何か取れますか?
彼我の力関係から言って、何も取れないのではありませんか?
市側は公園等の不法占拠は前提条件無しで原則認めない方針です。
1.「自立支援センター」へ入所して「三食顎足付き」で職を捜せ。(←これは三ヶ月の期間限定付き)
2.それが嫌なら毎晩「シェルター」へ泊まれ。
とまあ、大阪市の言い分はこの二つくらいでしょうか。
私も公園はテントを張って勝手に住んでいい場所だとは俄かに信じ難いですが、しかし考えてみると、この地上が南極大陸や公海上を除いては悉く誰かの所有物になってしまっているというのもおかしな話である。近代社会は人々の住まうべき場所を峻別・限定してしまった。私だってどこかに無条件で勝手に住んでいい場所があったらそこへ行くかもね。w
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恒産なくんば恒心なし。と、これを今日の一言にしましょうか。
産業構造が問題です。安倍ポンを打倒して、この国を少しずつでも改善しましょう。今年もよろしく。w