本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

動画投稿♪

2007-10-31 10:16:44 | web・メディア
 YouTubeとニコニコ動画、「脱違法」へ――JASRACと著作権協議開始(ITpro)

 映画やアニメ、テレビ番組などが勝手に大量にアップロードされ、見放題。ユーザーが重宝がる一方で権利者側は怒りをあらわにする。提供会社は違法動画の削除にも取り組むがモグラたたき状態で、権利者との溝は広がるばかり――動画投稿サイトの著作権をめぐるそんな状況が、大きく転換する兆しを見せている。

 動画投稿サイト世界最大手の米YouTube。再生中の動画の画面上にコメントを付けられるという独自機能でユーザーの支持を急速に広げている「ニコニコ動画」の運営企業、ニワンゴ。この2社がそれぞれ、日本音楽著作権協会(JASRAC)との間で音楽著作権の包括許諾に向けた協議を始めたことが、 2007年10月30日に明らかになった。

包括許諾のガイドライン「順守する」と表明

 JASRACは、動画投稿サイトに対して音楽著作物の利用を包括許諾するためのガイドラインを2007年6月に策定している。包括許諾とは、ユーザーが個々の二次利用についてJASRACに許諾を求める代わりに、動画投稿サイトの運営者がJASRACと協議し、そのサイト内で投稿される動画においてまとめて許諾を得るという仕組みである。サイト運営者は、どんな楽曲がどの投稿動画で使われ、どの程度のアクセス数があったかを記録しておき、まとめてJASRACに著作権使用料を支払う。ユーザーがJASRACに許諾申請する手間をなくし自由に楽曲を使えるようになる。サイト運営者にとっても、音楽著作権に関する権利処理を事前にクリアできるため動画投稿サイトの運営が容易になり、集客にもプラスに働くなどメリットは大きい。

 このガイドラインはもともと、動画投稿サイトの開設を計画していたヤフーの要請を受け、同社と協議の上でJASRACが策定したもの。許諾条件はいくつかの項目に分かれているが、例えば「運営者側の責任によるアップロード作品の目視などによる事前チェックもしくは事前と同等のチェック」などにより、違法動画を運営者が積極的に削除する態勢作りなどを求めている。また、利用者のパソコンなどにデータが蓄積されない「ストリーム形式によるサービスであること」も条件に含まれる。

 ヤフーはその後、動画投稿サイト「Yahoo!ビデオキャスト」の本格サービスを2007年6月25日に開始。それと同時に、JASRACとの間で音楽著作権の包括許諾について仮許諾を締結した。著作権使用料の算定基準は、Yahoo!ビデオキャストにおける音楽の利用実態などを踏まえて算定する予定としており、現在は利用状況などのデータを収集しながら両者で意見交換を進めている段階だ。

 JASRACはこの包括許諾のためのガイドラインを策定した2007年6月、動画投稿サイト約40社向けに送付。同年7月にはJASRACの Webサイトで公表している。このガイドラインについて、YouTubeとニワンゴがそれぞれ順守する旨をJASRACに対し申し入れ、包括許諾に向けた協議入りを求めた。「YouTubeからは10月26日に、ニワンゴからもごく最近申し入れを受けて協議に入ったところ。公表されているガイドラインを順守すると表明しているのだから、JASRACとしては当然協議入りを拒む理由はない」(JASRAC広報部)。

他事業者・団体との協議に弾みも

 現時点では協議入りをしたばかりであり、YouTubeもニワンゴもJASRACとの仮許諾にこぎつけるかどうかは「今後の協議次第」(JASRAC広報部)である。例えば、YouTubeが開発している違法動画の自動検出・削除ツールが十分に機能しないとJASRACが判断すれば、 YouTubeは違法動画の監視・削除態勢の強化を迫られる可能性がある。

 また、Yahoo!ビデオキャストとJASRACの仮許諾と同じく、許諾の範囲はJASRACが管理している音楽分野の著作権のみである。動画については許諾の範囲外であり、音楽でも原盤権・実演権などの著作隣接権は包括許諾されない。包括許諾によりユーザーが自由に投稿可能になるのは、アマチュアバンドの演奏や児童・生徒の歌唱など一部にとどまる。例えば市販されているCD音源を動画のBGMとして使うには、JASRACに加え各レコード会社の許諾が必要である。

 とはいえ、動画投稿サイトの分野で強い影響力を持つYouTubeとニワンゴが権利者団体と積極的に話し合う姿勢を明確にしたことで、今後はコンテンツ事業者や著作権団体と動画投稿サイトが歩み寄りを見せる場面が増えそうだ。既にYouTubeは2007年7月にアニメ配信事業者のGDH、スカイパーフェクト・コミュニケーションズ、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)、吉本興業などとの協業を発表済み。ニワンゴも、音楽チャンネル「MTV」の日本向け事業を手掛けるViacom International Japan、エイベックス・エンタテインメント、エフエム東京(TOKYO FM)子会社のティーエフエム・インタラクティブ、吉本興業などとの協業を表明している。ヤフーは食品メーカーや映画会社などの広告主と共同で、特定のテーマに沿った投稿動画を募集するといったタイアップ企画を複数実施済みだ。

 今後、こうした各社を中心に、プロモーションの一環として楽曲を限定して動画投稿サイトにおける二次利用を自由化するといった取り組みが出てくる可能性がある。

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 2007年10月30日(栗原 潔)
ニコニコ動画とYouTubeもJASRACと契約か

ITmediaの記事「ニコニコ動画とYouTube、JASRACに著作権料支払いへ」 によれば、ニコニコ動画とYouTubeも、既にYahoo!ビデオキャストが行っているようにJASRACと正規に契約する方向性にあるようです(過去分の料金の支払いでもめているようですが)。

もし、これが実現するとJASRAC管理曲を自分で作ったMIDI打ち込みで初音ミクに歌わせてニコ動やYouTubeに投稿することが合法的になりますので、ますますミク・ブームが盛り上がりそうです。そうなったら私もお気に入りの曲をばかすかアップしますよー。しかし、私が計画中の合法的音楽配信サイト(まもなく公開予定)はあんまり意味がなくなってしまいますねー (^_^;)

もちろん、仮にJASRACとの関係をクリアーしても著作隣接権の問題があるので、CDの音源をそのまま使うことはできません。CDに入ってるカラオケ上で初音ミクに歌わせたものを無許諾でアップするのもNGです。また、当然ながらTV番組とかDVDコンテンツを無許諾でアップするのもNGです。あと、これは早く解決してほしいのですが、JASRACと外国の著作権管理団体との取り決めの関係で、動画に外国曲をつけるというパターンもNGです(静止画の場合はどうなるのかは微妙)。

問題が100%解決したわけではないですが、こういう形の歩み寄りで新しい価値が作られていくのが一番望ましいパターンでしょう。このようにして新しい秩序が作られていくのもいわゆる「破壊的イノベーション」のひとつなんだと思います。規制の枠組みをいったん「破壊」しているわけですから。ここで、「著作権侵害許すまじ、アップロード者もダウンロード者も厳罰に処すべき」というような旧来の思考形態で「破壊」を押さえつけていたのでは、決して、「破壊的イノベーション」は達成できないでしょう。

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1.何も自ら率先して「メディアの尖兵」と化し、TVで公開された音楽プロモやアニメ・爆笑モノ等々をパクッて(二次利用して?)まで投稿しなくても良さそうなものだが、他方規制はというと、これは徐々に緩やかになる傾向のようだ。私は何につけ規制されることは好まないからこれはこれでいいと思う。

2.私は街で遭遇した様々な光景をミニムービーにして投稿しているが、これはどういうことなのか、同じものをアップしてもYouTubeとask.jpそれにamebloとではそれぞれ視聴される頻度が大きく違って来る。
 日本の祭りのムービーなどはYouTubeでは不人気である。店内潜入もの(?)も殆ど顧みられることがない。日本の祭りなど彼らは見飽きている上、ピーピング=《覗き見趣味》などというものは同族意識に凝り固まった日本人固有の下衆な趣向だということなのだろうか、他人のプライバシーには関与しないようである。汗。
 私のYouTubeは現在66,000回以上再生されているが、人気は地下鉄ものだ。笑。
 だが、地下鉄ムービーは他の人も数多く投稿していて、皆一律に再生数を稼いでいるから私の地下鉄ムービーだけが非凡だということでは更々ない。w
 日本の地下鉄は海外ではそんなに珍しいのだろうか?よくわからない。
 尤も京都東山線の、ホーム全体を温室のように覆ってしまっている映像は内外を問わず多く視聴されている。
 あと、あるムービーが実は1本で1万回近く再生されているが、これが何かは秘密だ。笑。最近撮っていないが、釜ヶ崎の映像もそれなりに再生されている。ぁそ。


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