フランスに輸出された静岡県産乾燥茶葉から高濃度の放射線が検出された。ECの基準値の倍である。我々はもはや国中放射線被害から無縁の地域などないと考えた方がいい。東京や神奈川からは心配性?のお母さんが幼児を連れて、国内では福島から一番遠い沖縄~石垣島への脱出を敢行している。旦那は首都圏の職場に残り、子供と母親だけが脱出するという形である。人口4万3千人の島では、当初原発から30km圏内の家庭に限って移住の相談を受付けていたが、要望・問い合わせが多く、相談を受付ける範囲を福島県全域に拡げたそうで電話は一日50件あるそうだ。石垣島なら安全かどうか私は知らないが、ここも危険ということなら、日本に世界最高額の義捐金を贈ってくれた台湾も危険ということになる。海外脱出組も無論ある。海外からの観光客が半減するのは当たり前だろう。日本に住まないと出来ない仕事があるのなら話は別だが、海外でもどこでも出来る仕事だったら日本には住まない道を選ぶのが普通の選択である。今日は放射線量が多いだとか少ないだとか、外部被曝がどうの内部被曝がどうの、今日は風向きが悪いから洗濯物は干せないし子供は公園に行かせられないだとか、そんなことを毎日気にしながら生活していたら、私だっておかしくなる。内部被曝が高かった人の共通点は3月に福島にいた人だったそうで、そのため政府は6月も末という今、補償に必要だと言い、福島県民全員に「3月中旬・下旬にどこにいて何をしていたのか何を食べたかを逐一思い出せ!」と言い出しているそうである。忘れた頃になってそんなことを言い出すなんて滅茶苦茶な話である。日本はとんでもない国になってしまった。 . . . 本文を読む