仙石が大音声で罵倒した『流出犯』は結局逮捕も起訴も出来ないまま帰宅を許されたわけであるが、この間自民党は何の手柄も上げず『敵失』のみで地方選3連勝で笑いが止まらない状況にある。アメリカにはWikiLeaksというのがあって、これはウィキペディアがYouTubeの『放送局』機能を特化した内部告発専門チャンネルで(←後註:これは当然無知による過ちである。ちゃい。ウィキリークスとウィキペディアとは無関係だ)米軍による中東の虐殺ビデオもメガバンクによる不正資金流用ビデオも何でも出て来るところが凄い。日本だとこうまでは行かない。せいぜい出て来るのはsengoku38程度のさもしくかったるいリークであるが、管・仙石体制をいよいよ窮地に立たせるくらいの効果は既に充分発揮したようである。一海保職員の恣意的な反乱が引き金となって打倒される政権というのも前代未聞で情けないことこの上ないが、このままではじりじりだらだらそうなっていくしかないだろう。この窮状を打破出来るだけの『起死回生の一手』などあの無能の管に用意出来るとも思われない。報道各社の扱いであるが、昨日TBS特番に出て来た田原の爺さん一人が『ビデオ流出であせっているのは中国だ。日本政府は痛くも痒くもない』とはしゃぎ廻っていた。田原は自分だけが持つ『人脈(=情報源)』が何よりも自慢らしいが、そんなものは眉唾もので誰も信用していないのである。そんな大切なものが田原個人の恣意独断に任されていていい筈がない。笑。NHKも先程田中均と立花隆の二人を呼んで何かしゃべらせていたが大したことは語らなかった。こうして見て行くと、我々一般庶民の『知る権利』と言ってみたところで、そんなものは単なるお題目以上のものではないように思われて来る。 . . . 本文を読む