日没後、なんだかまるくてでかいやつが見えた。
もしかしたら…と、よく見たら、月だった。
大きいぞ。満月かな?
家に帰って調べてみたら、満月だった。
帰途に着く私の目の前にあるそいつは、
遠慮する様子もなく私のことを見ているのだ。
私、なんか、悪いことした?
月ってやつは、
忘れた頃いきなり現れて、
私の心の中を覗き込む。
私は、隠していたことを突きつけられるようで、
かなり恥ずかしい。
私の体の月のものはなくなったが、
監視役としての月はまだあるのだった。
だから気持ちに揺れが生じるのだな、と納得した。
ああ。月ってやつは一生のお付き合いだね。
っつってからかったことが懐かしいよ。。。