フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

全く月ってやつは

2019-12-12 22:54:33 | 美しく生きるという事

日没後、なんだかまるくてでかいやつが見えた。

もしかしたら…と、よく見たら、月だった。

大きいぞ。満月かな?

家に帰って調べてみたら、満月だった。

帰途に着く私の目の前にあるそいつは、

遠慮する様子もなく私のことを見ているのだ。

私、なんか、悪いことした?

 

月ってやつは、

忘れた頃いきなり現れて、

私の心の中を覗き込む。 

私は、隠していたことを突きつけられるようで、

かなり恥ずかしい。

 

私の体の月のものはなくなったが、

監視役としての月はまだあるのだった。

だから気持ちに揺れが生じるのだな、と納得した。

ああ。月ってやつは一生のお付き合いだね。

 

 

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1 コメント

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まん丸満月 (黒にし)
2019-12-13 01:44:20
月を観て、アンタの顔にそっくりだね〜♪ヽ(´▽`)/
っつってからかったことが懐かしいよ。。。
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