フィクション『同族会社を辞め、一から出直しオババが生き延びる方法』

同族会社の情けから脱出し、我が信ずる道を歩む決心をしたオババ。情報の洪水をうまく泳ぎ抜く方法を雑多な人々から教えを乞う。

昔のおはなし・僕らのこども

2017-09-11 09:39:58 | フィクション

むかしむかし、

まだ桜木町駅前の土地がみなとみらいが出来ていなくて更地だったころ、

付き合っていた女にひどい仕打ちをされ、

泣く泣くその女から去った男がいた。

その男は女のみならず横浜自体も嫌いになり、

職場に近い都内に移り住んだ。

 

女はしばらく横浜に住み続け、

バブルの末期にとある田舎に引っ越した。

 

何の因果か男と女は30年後に再会し、

更地にドーンと出来たみなとみらいを眺めながら、

これまでのことを語り合った。

 

大桟橋から見るみなとみらい。

それはいつの間にかそこに生まれた。

まるでそれは男と女の子供でもあるかのように、

男と女の心に訴えかける。

 

僕らはこんなに立派になったよ。

心配しなくていいよ。

 

それは男と女のみらいでもあった。

 

 

 

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3 コメント

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(^^;) (黒にし)
2017-09-12 23:59:43
なんつったらいいやら(^^)
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Re:(^^;) (goodjoblife)
2017-09-13 07:34:17
いやなに、田舎に移り住んだ女はひっそりと男との子供を産んだのさ。そして、男に成長した子供を見せた、と言うよくある話。
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あはは。 (黒にし)
2017-09-13 15:33:09
よくあるかなぁ・・・(^^)
返信する

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