①マックスバリュー二宮店
②西友二宮店
③ロピア二宮店
西友二宮店は一番の老舗だ。ロピアが一番新しい。ロピアのすぐ隣にはガソ
リンスタンドがあった。いつの間にかそのサービスステーションがなくなって
ロピアのための駐車場になっていた。おかげですっかり風景が違っていたので
驚いた。古くからある商売が新しいものにとって替わられていくのを見ると
諸行無常の無慈悲さを思い知らされてなんとも寂しい。経営者が先が読めず、
時代の要請に応えられなかった結果かなあとつくづく思うことがある。ロペ
ができる前にそこには温泉とパチンコが合体したような温泉娯楽施設があった。
あまり流行っているようには見えなかった。斜陽化した温泉施設はすでに手放
していたが、ガソリンスタンドはこの8月まで残っていた。ふたつとも経営者
は同一で地元の資産家であった。
そのガソリンスタンドと道を隔てて向かいにあったのが野口読売新聞店で
こちらはすでに十数年まえに没落して経営権は東京からきた他人に渡った。
風水が悪いのか地元の隣同志の経営者が廃業に追い込まれた形だ。ガソリン
スタンドは個人的にひいきにしていた。いつもかならずそこで給油してもらっ
ていた。東日本大震災の時にはガソリンの給油に長い列ができた。夕方になる
と早めにゆかないと閉店になった。その時には主人が数名の従業員の先頭にた
っててきぱきと切り盛りしていた。あとで話に聞くとこの主人というのが変わ
り者でふいに気まぐれに夕方6時の定時までまだ時間があるというのに従業員
に言いつけて閉店する。給油の順番待ちの後方の人たちが呆気にとられながら
閉め出されてしまうという。チェーンを張り巡らし構内に入れないように
するのだ。直に対面して交渉しようとしても頑として譲らない。顔見知りでも
あり給油がないとあすの仕事に支障があるといっても聞き入れない。こんな頑固
で薄情者とはおもわなんだ。これで商売がよくやっていけるなあと思っていた
ところ案の定、数年のうちにこの男が関わっていた事業のすべてが廃業となった。
野口新聞店には惣領息子がいた。みんなが期待していたが、親が甘やかして育
てたせいで現場にも出ずに仕事への熱心さが足りなかった。酒飲みで暴力をふ
るった。若い奥さんは幼稚園児の子供をつれて奈良の実家に帰っていった。大
黒柱である高齢の女主人が認知症で入院した。息子に経営が出来るわけがなく
店はあえなく廃業となったのである。すべての商売は運などに左右されるわけ
ではなく経営者の人柄と実力に掛かっているのである。どちらも資産家である
が人望がなく商売には向いてないと言わざるを得ない。隣同士で土地の風水が
悪いかったので肩をならべて没落したというのは単なる言い訳にすぎない。
顧客目線で相手の気持ちを考えてやらないとどんな商売も成功しないは事実で
あろう。
②西友二宮店
③ロピア二宮店
西友二宮店は一番の老舗だ。ロピアが一番新しい。ロピアのすぐ隣にはガソ
リンスタンドがあった。いつの間にかそのサービスステーションがなくなって
ロピアのための駐車場になっていた。おかげですっかり風景が違っていたので
驚いた。古くからある商売が新しいものにとって替わられていくのを見ると
諸行無常の無慈悲さを思い知らされてなんとも寂しい。経営者が先が読めず、
時代の要請に応えられなかった結果かなあとつくづく思うことがある。ロペ
ができる前にそこには温泉とパチンコが合体したような温泉娯楽施設があった。
あまり流行っているようには見えなかった。斜陽化した温泉施設はすでに手放
していたが、ガソリンスタンドはこの8月まで残っていた。ふたつとも経営者
は同一で地元の資産家であった。
そのガソリンスタンドと道を隔てて向かいにあったのが野口読売新聞店で
こちらはすでに十数年まえに没落して経営権は東京からきた他人に渡った。
風水が悪いのか地元の隣同志の経営者が廃業に追い込まれた形だ。ガソリン
スタンドは個人的にひいきにしていた。いつもかならずそこで給油してもらっ
ていた。東日本大震災の時にはガソリンの給油に長い列ができた。夕方になる
と早めにゆかないと閉店になった。その時には主人が数名の従業員の先頭にた
っててきぱきと切り盛りしていた。あとで話に聞くとこの主人というのが変わ
り者でふいに気まぐれに夕方6時の定時までまだ時間があるというのに従業員
に言いつけて閉店する。給油の順番待ちの後方の人たちが呆気にとられながら
閉め出されてしまうという。チェーンを張り巡らし構内に入れないように
するのだ。直に対面して交渉しようとしても頑として譲らない。顔見知りでも
あり給油がないとあすの仕事に支障があるといっても聞き入れない。こんな頑固
で薄情者とはおもわなんだ。これで商売がよくやっていけるなあと思っていた
ところ案の定、数年のうちにこの男が関わっていた事業のすべてが廃業となった。
野口新聞店には惣領息子がいた。みんなが期待していたが、親が甘やかして育
てたせいで現場にも出ずに仕事への熱心さが足りなかった。酒飲みで暴力をふ
るった。若い奥さんは幼稚園児の子供をつれて奈良の実家に帰っていった。大
黒柱である高齢の女主人が認知症で入院した。息子に経営が出来るわけがなく
店はあえなく廃業となったのである。すべての商売は運などに左右されるわけ
ではなく経営者の人柄と実力に掛かっているのである。どちらも資産家である
が人望がなく商売には向いてないと言わざるを得ない。隣同士で土地の風水が
悪いかったので肩をならべて没落したというのは単なる言い訳にすぎない。
顧客目線で相手の気持ちを考えてやらないとどんな商売も成功しないは事実で
あろう。
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