秦野、二宮、大磯、中井にものもうす~問題点検証します!

わが町の問題点をあきらかにし、住みよい町つくり。

チェルノブイリから学ぶ

2015-03-16 17:29:54 | 日記

チェルノブイリ事故発生からほぼ30年間 放射能汚染・健康被害

東日本大震災・太平洋沖大津波被災から4年がたった。未だ福島原発は収
束の兆しが見えず、いろんな意味で現在も放射性物質を拡散させている。
マスコミの怠慢と国の隠蔽により、国民への情報公開が進んでいない。遅き
に失するとはいえ文部科学省は、放射性物質の分布状況などについての調査
「放射線量等分布マップ」のうち、「放射性セシウムの土壌濃度マップ」を
作成、発表した。



チェルノブイリ原発事故での強制移住基準(1平方メートル当たりの放射
性セシウム137が148万ベクレル)を超える汚染濃度が測定されたの
は、飯舘村、南相馬市を加えた計6市町村に上った。

海外のメディアは「フクシマはチェルノブイリよりも深刻な事故になった」
と伝えているところもある。広島の被曝医師・肥田舜太郎先生は「放射線の
病気は、将来たくさん出てくるだろうと私は想像しています。」と言う警告
をされている。チェルノブイリ原発事故のその後をたどれば、現在、日本の
大人達が子供達の為に何をしなければならないのかが見えてくるのはないだ
ろうか。そう思い、チェルノブイリ原発事故後の子供達への放射線の影響に
ついて、30年間に起きた事を年代を追って調べてみた。日本のケースにその
まま当てはまる訳ではないかもしれないが、参考にすることができるはずだ。



◆チェルノブイリ原発事故の発生から2015年までの周辺住民への健康被害

~ 中略 ~

●1986年
・4月26日 ソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電
所4号炉で原子力事故発生。
・4月27日 スウェーデンのフォルスマルク原子力発電所にてこの事故が原
因の放射性物質が検出。

チェルノブイリ周辺住民、約16万人が移住避難開始。

・4月28日 ソ連が事故を世界に公表。
・5月 3日 日本で雨水中から放射性物質が確認される。
・5月 6日 大規模な放射性物質の漏出は終わったとの見解をソ連が発表。

・爆発した4号炉をコンクリートで封じ込めるために、延べ80万人の労働者
が動員された。203人が即座に入院し、内31人が死亡、28人が急性放射線障
害だった。彼らは事故を収束させるべく集まった消防と救急の労働者。
(Wikipedia)

・約1000キロ離れたチェコでは、1950年~1999年の期間、男児の出生率が
51%~52%で推移しているが、1986年のみは50%を割り込んでいた。(2009
年 ニューヨーク科学アカデミー)

・ウクライナでは86年以降、自然流産の主な原因である卵巣の機能低下が
2.9倍となった。(2009年 ニューヨーク科学アカデミー)

~ 中略 ~

●1990年(4年後)
・1987年に続きダウン症の子どもの増加がピークに。(先天性疾患研究所)
・ベラルーシ,ウクライナ,ロシアのCIS3カ国で小児甲状腺ガンが急激に
増加。

・ベラルーシのホメリ州とウクライナのキエフ州ににおいて1983年から1990
年までのデータを用いて行われた調査では、事故後、新生児に低酸素症、
新生児呼吸窮迫症候群、血液疾患などの罹病率の増加が見られ、この研究の
結果、母親、胎児、子供の健康は妊娠女性と子供の各器官と体組織の適応異
常や病理学的異常とともに放射線による著しい影響を受けていることが結論
づけられた。(Wikipedia)

●1991年(5年後)ソ連崩壊

~ 中略 ~

●2011年(25年後)

・チェルノブイリ2世。小学校4年生くらいでも昼間におもらししてしまう
子供が増えている。ホルモン機能、神経細胞をいためるため。手や手首が
欠損している子供たちが多い。脳の発達が遅い子どもが多く親の育児放棄
も多い。その多くの子供は孤児院や施設に入っている。心筋梗塞で運び込
まれる30代の若者も増加。セシウムは心臓にたまりやすい。特に男性にた
まりやすい。突然死する人も多い。放射能のせいと医者はいわない。まだ
科学も医学もおいついていない。(野呂美加氏)

・ウクライナのチェルノブイリ連合(NGO)は、現在までの事故による死亡
者数を約73万4,000件と見積もっている。京都大学原子炉実験所の今中哲
二によれば、チェルノブイリ事故の被曝の影響による全世界の癌死者数の
見積りとして2万件から6万件が妥当なところとの見解を示しているが、た
とえ直接の被曝を受けなくとも避難などに伴う心理面・物理面での間接的
な健康被害への影響に対する責任が免責されるわけではないと指摘してい
る。(Wikipedia)

・2011年、アメリカ国立衛生研究所の一機関であるアメリカ国立癌研究所
による国際的な研究チームは、子供の被曝は、大人が被曝した場合に比べ
て甲状腺癌にかかるリスクが高く、さらにチェルノブイリ原発事故から25
年経過しても依然として甲状腺癌の発症リスクが減少傾向に転じていない
ことを報告した。(Wikipedia)

~ 以下省略 ~

◆参考
チェルノブイリ原子力発電所事故 - Wikipedia
チェルノブイリ原発事故の影響 - Wikipedia
ベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺ガンの現状
チェルノブイリ原発事故と発がんとの関連

県内在住の原発問題と環境問題の専門家koujiさんブログを参照にできる
かぎり簡潔にまとめてみました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする