会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

退職金

2013-12-09 16:39:35 | いろんなこと
先週半ば二階でちょっとした込み入った作業をしていたら階下から嫁が大きな声で私に何か言っているのが聞こえたので階段に顔を出すとしゃべるだけしゃべって居間に引っ込んでしまいました。

「こっちが訊いてんのに何でしゃべるだけしゃべって部屋に入っちゃうんだよ~」とぶつぶつ言いながら居間に行きました、嫁は声が大きいのです、私は声が小さい、こっちがしゃべっていてもお構いなしにそれを遮って言いたいことを言うのはいつものことです、腹が立ちますが。

それはともかく何事か?というと退職金が下りた!と大騒ぎしているのです、私が最後の職場と完全に縁が切れて一箇月経ってから毎日のように郵便が来るたびにポストを覗いていたのだといいます、お金に細かいのです、でも本人の名誉のために書くけどがめついというのでは全くありません。

私と同様にお金が溜まるのが単純にうれしいのでしょう、将来頼れるのはお金しかないのだから当たり前なのです、年金にしても心中穏やかじゃない話ばかりです、社会保険庁のろくでなし連中がやりたい放題をやったおかげで、それに家内は還暦になってすぐ貰い始めましたが私が貰い始めるのは一年後、今は完全に空白期間なのです。

ところで退職金、「独立行政法人勤労者退職金共済機構」の「中小企業退職金共済事業本部」に職場が毎月掛け金を納付したものが基になるのです、大きなところはそれとは別に独自に退職金制度を設けている会社もありますが私がいた職場にそんな気の利いた制度などあるわけがありません。

それでいくら口座に振り込まれたのかというと、35年も勤めて年収半年分にも満たないではないですか!!色々切り詰めてそれこそ耐えがたきを耐え忍び難きを忍んでも1年やっと暮らせるぐらいなのです。

これまで老後は他人事でしたが単純に計算しても本当に大変なことなんだなと思うのです、これはあくまでも健康でいられての話、ずっと健康でいられる方が珍しいと思うので現実は想像もできないししたくもないのです。

でも、働き盛りの人たちの負担が増えるのはあまりにかわいそう、そこで思うのですが老人は確かにお金を持っている人が多いですがそうでない人も数多いのです、やはり同世代でお互いを支えるのが一番いいのではないでしょうか。

こう書くと将来に悲観しているように聞こえますがそんなこと、思ってもいません、日本という国と日本人が持つエネルギーとポテンシャルがどれほどあるかと考えると根拠なんかないのですがこれでどんどんダメになることなんて絶対にありません、このブログのサブタイトルにも書いてありますけど「知恵と工夫と思いやり」の国なんだから。