「セッション」は傑作です
今年のアカデミー賞で助演男優賞など3部門受賞
若い監督が低予算で作った映画と話題になっていましたが・・
目立たない劇場で、宣伝も無く・・ひっそりと公開されていましたので
危うく見逃す所でした
でも・・ある日
映画オタクでも有名な俳優の斎藤工さんが
(今年のアカデミー賞ではレッドカーペットでインタビューしてました)
この映画を大絶賛
私は早速、公開している劇場を探し行って来ました~
こんな素晴らしい名作でも、派手なアクションも無く
スターが出てるわけでもないので・・
小さなスクリーンで、ひっそりと公開されていたのです
ストーリーは音楽学校でのジャズドラマーの成長物語なので
ほとんどが教室内の出来事。
それなのに・・この緊張感はどうでしょう
ただただドラムを介した子弟の、強烈なバトルが続きます
なにしろ・・
J・Kシモンズ演ずる先生はスキンヘッドの血管が浮き上がって
腕なんかも筋肉隆々
映画のためにドラムを猛勉強したというニーマン役のマイルズ・テラーさん
新入生の時の甘い顔つきが次第に変わって・・目の表情が素晴らしい~
この迫力に始めっから、グイグイ引き込まれてしまいます
ズーッとドキドキしっぱなし
あるシーンでは、思わず飛び上がって大声を出してしまいそうに
そして最後のシーンでは音楽映画の素晴らしさが炸裂
感動の嵐なのです~
あまりの面白さに時間がアッというまに過ぎてしまいます~
ジャズが、お好きな方はもちろんですが・・
ジャズも音楽も好きじゃない方にも絶対観て頂きたい映画です
この映画の子弟関係を観ていると
今年の「Z's」では素晴らしく成長した姿を見せてくれたと言われている
ドラムの優規君を思い浮かべてしまいました
厳しい言葉で叱咤激励してくれた永ちゃん!
世の中、本気で叱ってくれる人は、そうそう居ないものです・・
優しさだけが愛じゃありませんよね~
解説「映画・Com」より・・
2014年・第30回サンダンス映画祭のグランプリ&観客賞受賞を皮切りに
世界各国の映画祭で注目を集め、
第87回アカデミー賞では助演男優賞ほか計3部門を受賞したオリジナル作品。
世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、
伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。
しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、
レッスンは次第に狂気に満ちていく。
監督は、これまでに「グランドピアノ 狙われた黒鍵」
「ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛」などの脚本を担当し、
弱冠28歳で長編監督2作目となる本作を手がけたデイミアン・チャゼル。
確かにドラマーの成長ぶりが Z's のメンバーと相通じるものを感じます。
この映画は観ている方も手に汗握りそうです。こんな師弟関係、そうそう出会えるものではない貴重なものですね。(^ ^)
本当に・・久々に凄い映画に出会う事が出来て、とっても嬉しかったです~
Z'sの優規さんだって永ちゃんから「このままだと、もう後は無いからな!」なんて言われたら・・
このフレッチャー先生と同じ位、怖かったと思います
でも愛が有るから頑張れる!ですね
それにしても・・
今の日本で、こんな過激な指導したら即クビなんでしょうね