緊急事態宣言がやっと解除になり
21日、宝塚大劇場千秋楽を映画館で観ることが出来ました
上田久美子先生演出の「桜嵐記」
先生が珠城りょうさんに合わせて、あて書されたこの作品
敵方の負傷者を助けるほど優しく、真っ直ぐに生きた楠木正行の姿は
りょう様そのもののよう
宝塚の日本物らしくオープニングから華やかー
美し過ぎる武将姿や十二単姿に思わずのけ反る私
吉野の桜のシーンは、もはや絵画
ウエクミ先生の作り出す哀しくも美しい物語が本当に素晴らしい
さくらちゃんの演じる弁内侍(べんのないし)も
気品と強さが滲み出る演技で素敵でした
そして・・
特筆すべきなのが、とんでもない好色で敵役の高師直
メークで誰か分からない程、役になり切り怪演をみせた
紫門ゆりやさん
上品で穏やかで優しいイメージをドカーンとぶち壊しましたねー
後村上天皇は暁千星さん
全く動きの無い、ぐっと抑えた演技に感情がこもっていて心に響きました
今迄にない役に挑戦させるのもウエクミ先生の力量だと思います
演技派の千海華蘭さん、白雪さち花さんも印象的でした
中村暁先生演出のスパー・ファンタジー「Dream chaser」
オープニングからワクワクドキドキが止まらなーい
鳳月杏、暁千星、美園さくらのスパニッシュ場面
スーツにハットで足技もしなやかに踊りまくるタンゴの場面「ミロンガ」
りょう様は海乃美月さんと色っぽく踊ったかと思うと
ちなつさんと組んで足を絡ませ、最後にアゴクイ
ありちゃんとはリフトまでやっちゃう
スカステの番組で、りょう様が・・
「まさか自分より大きな人をリフトするとは思わなかった」と
苦笑いしてましたぁー
中詰めは三味線の音が和風ロックっぽい曲
衣装も振り付けも全部カッコイイー
大階段・・
飾り気のないシンプルな黒燕尾で踊るりょう様
凛々しく光り輝いています
しっとりとした哀愁ただよう曲に合わせて踊る
王道のデュエット・ダンスが本当に美しい
そんなデュエット・ダンスの最後(さよならショーの時だったかも??)
優しく髪をなでるシーン・・
あらら。。りょう様の手??が
なんと!さくらちゃんの髪に絡まり取れなくなって
それでも、お二人共落ち着いて対処
多分、絡まったままの指輪を外してしまったのかな??と。。想像
そんなハプニングも生の舞台だからこそ・・ですよね
その他にも・・
一人歌いながら銀橋を渡る風間柚乃さんの伸びやかな歌声に感動
暁千星さんもソロで歌う場面が有りましたが・・
伸びの有る男らしい低音が素晴らしい歌声でした
100期の風間柚乃さんがガンガン追い上げて来るなか
良きライバルを得て、ありちゃんに火が付いたというか・・
ダンスはもちろん最高!!歌も演技も
暁千星さん、もう出来上がってるって感じがしましたー
最後、たま様が一人で踊る場面では
私の大好きな映画「追憶」のテーマ・ソング
「The Way We Were」
中村先生!!よくぞこの曲を選んで下さいましたーー
愛し合いながらも別々の道に進む二人・・思い出を胸に
たま様ご卒業にピッタリの名曲ですから、私はもう~涙涙
古い作品なので若い組子は知らないと思いますが
これを機に映画「追憶」も観て頂きたいなー
さよならショーの最後は、この曲
サングラスで「BADDY」
最後のご挨拶では涙を見せずにいた、りょう様でしたが・・
何度目かのカーテンコールの後
専科に移られる紫門ゆりやさんと輝月ゆうまさんのお話しになった時
お二人との深い絆に涙をこらえ切れない、りょう様だったのでした
それにしても・・
ダイキンのエアコンのCMに登場した、たま様が素敵過ぎるーー