秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

寝台列車の恐怖

2006-01-14 | 旅・インド
たぶんインドでもセレブ?お目目くりくりの2歳ぐらいの女の子の洋服はかわいくてきれいし、赤ちゃんを抱っこした女性のサリーやストールも上等そう。

私達の指定席にすでに座っていたのは、
30歳前のお母さんと乳幼児2人、そしてお母さんの妹と弟、見送りに来ていた夫らしき人、他にもまだ2人ほど窮屈そうに座っていました。

この愛くるしい女児のおかげで気持ちがだんだん落ち着いてきました。
むさくるしいおっさんと同席だったら、もっとパニクってたかも。

向かい合った3段寝台、もし日本なら大人6人が定員です。
が、ここはインド。

70cmほどの幅のベッドに大の男が二人、頭を逆さにして寝るインドです。

ベッドのおおかたを占めた荷物で、寝るスペースが無くなった人は、向かいのベッドに足を伸ばして、胴体は通路の宙に浮いて、まるで橋でした。

3段の真ん中が指定の親子に、一番下を譲り、
私達は中段でまるで「おかいこさん」のように這いつくばって寝ました。

やっと自分のスペースを確保できてもプライバシーが全く無い!
カーテンはありません。
ベッドの柵もありません。

アウシュビッツへ向かう列車よりましやろ、とお互いになだめすかしあい。

案の定インド国鉄のシーツや枕カバーは、煮しめたような灰色。
その上に自分のタオルを敷いたら捨てるのは勿体ないので、布バッグを枕にしました。

もちろん寒かったから、非常時アウトドア用アルミシートをかぶりました。

それでもいつの間にか寝てしまって、朝目が覚めると、
なんと向かい合った3段寝台真ん中の通路の床に若い男性と男の子が寝ていました。

もう少しで踏むとこだった!!

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