秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

なにごとのおはしますかはしらねども

2011-05-26 | 古代史のミステリー
眞名井神社、狛犬ならぬ狛龍が睨みをきかせる第2の鳥居
階段左手上のほうに、白い藤の花が咲いていてとても清冽な美しさがありました。

ものすごく心に留まったのに、なぜか撮影しそびれた。
白藤はどこで見るのよりも印象的だったのに…
画像検索したけれど見つかりません。


イメージ画像を探してきました。


真名井神社の秘伝に
「豊受大神の顔は藤の花、みたまは天の真名井の水」とあるそうです。

「真名井」とは「神聖な水の出る井戸」のことをいうようです。
古事記や日本書紀に「天の真名井」(あめのまない)という言葉があって、
それは高天原の神聖な井戸を意味し、清水につけられる最高敬称であると記されています。

最初から豊受大神がいた場所がここだとされています。
雄略天皇22年(478年)に伊勢に遷され、それが現在の伊勢神宮外宮。

祭神の豊受大神のまたの名を、天御中主神・国常立尊・倉稲魂命(稲荷大神)ともいうそうで、重層的な神の歴史があったことを窺わせます。

しかし「豊受大神の顔は藤の花」という秘伝は、なんとなく女神を指し示しているように思えます。



奈良の大神神社のように、拝殿だけで後に神体山があります。
小さな拝殿の後ろに磐座(いわくら)がいくつかあります。


拝殿後ろに鳥居が対等に並んでいます。

右側は「磐座主座(上宮)」で天御中主大神(豊受大神)の磐座


左側の岩石は「磐座西座」天照大神・伊射奈岐大神・伊射奈美大神の磐座、
別称で「鶺鴒石」「子種石」「日之小宮」ともいい、
天照大神出生の地であるとも伝えられています。


さらに奥には、大綿津見神の磐座


鳥居右上にぼんやり白い光の玉は、玉響(たまゆら)のように見えます。

右手の石碑には大きく鹽土老翁、その下に(大綿津見神)
左右に(亦名豊受大神)(亦名住吉同体)と書かれてます。

これって、名前は違えど同体だということ、ですよね?
え~そうなん?


「なにごとのおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる」
平安時代末期に、伊勢神宮を参宮した西行法師が詠んだ歌です。

ここ真名井でも
「なにごとのおはしますかはしらねども かたじけなさに」でした。



神社入り口の社名の石板

以前はダビデの星といわれる六芒星の紋だったそうですが
現在は三つ巴の紋に変えられたそうです。



ちょっと関係ないけど、5月25日のアクセス閲覧数:1,111PV
1が4つ並んだぞろ目です。
今年1月にオランダへ旅立つ前にも
たまたま携帯待ち受け画面の時計表示
2011.1.11 11:11 と1が9つも並んだのでした。
何か意味があるのでしょうか。

11 コメント

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Unknown (TM)
2011-05-26 20:05:14
奥深くて、歴史や秘密がたくさん潜んでいそうな真名井神社ですね。こんな神社に人影が少ないというのも、凄い。
夕方は行けないけど、昼間の明るい時間帯なら静かに歩いてみたいです。
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真名井について (吉田一氣)
2011-05-27 12:40:32


真名井神社の秘伝という「豊受大神の顔は藤の花」については
初めて知りました。
深い意味があるのかもしれません。
ところで真名井は真渟名井=真瓊井で
ヌナ=渟名(ぬな)=瓊=ヒスイのことでしょう。
翡翠の勾玉を清めることが可能な井戸だったのでしょう。
天のとつくところは三種の神器に関わるのだと思います。
豊受大神は穀物神であると共に羽衣トヨの一族の奉祭する神です。
トヨの一族は神功皇后に始まり蘇我氏とも繋がる一族です。
もしかしたら出雲の8月8日に始まる縁というのも
出雲・素鵞社に始まる蘇我氏との縁だったのではないでしょうかねえ。
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追記 (吉田一氣)
2011-05-27 12:47:24
すみません。
文章が抜けていました。追記させてください。
蘇我氏の縁だとすると、うららさまが
物部系の海部氏が奉斎する籠神社そのものには
あまり感応が無くて真名井神社のほうに
惹かれた訳がはっきりするのですが。
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TMさんへ (おざさ)
2011-05-27 16:40:01
小さな境内にはそれなりに参拝者おられました。
そして熱心にケータイやスマートフォンのカメラで撮影されてました。
でもココに限ってはあまり人影を入れずに撮影したかったのです。
いつもは人の姿も情報のうちと思って撮影してるんですけどね。
そんなわけで白藤の撮影チャンスなくしてしまって。
いつか天橋立へ出かけるチャンスあれば是非お参りください。
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吉田一氣さんへ (おざさ)
2011-05-27 16:49:32
三光紋の検索で吉田さんのブログへたどり着いたのでしたね。
このたびリンク貼ってくださっていたページ以前にも一度読ませていただいたのでしたが、半分以上理解を超えてスルーしてしまってました。
真名井はヒスイかぁ、昔からヒスイに心惹かれます。
ダイヤモンドとかよりもずっと。
玉磨き職人とかしてたのでしょうか…
5月15日に藤の木古墳出土の金銅製冠について書きました。
何年も前からずっと気になっていて、画像を残してあったものを、アフガニスタンつながりでやっと記事にしました。
蘇我氏ってサカ族とつながりがあるかもという説をいつだったか読んだことがあります。
地中海からペルシャ、中央アジア、とても気になる懐かしい場所なんです。
いつも海外旅に出るときの連れとは、前世にフェニキアの商人だったことがあるということで盛り上がってます。
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蘇我氏ってサカ族? (吉田一氣)
2011-05-28 01:12:22
蘇我氏がサカ族かは全く判断できていませんが、
月氏が蘇我氏と繫がる可能性は
月繫がりでなんとなーくありそうな氣もします。
月氏はサカ族と断定して良いのでしょうかねえ。
当時フェニキアは日本に大きな影響を与えたのは間違いないでしょう。
フェニキアの商人って面白い仕事だったに違いないでしょうね。
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吉田一氣さんへ (おざさ)
2011-05-28 09:14:39
昨日のアクセス数が888でした!
コメント並びにTBありがとうございます。

出雲大社へお参りしたとき、拝殿周りを歩いていると、ちょうど裏にスサノオノミコトをまつった小さな祠がありました。
そのとき出雲大社はホントはここをお参りするようになってると思いました。
なぜなら本殿に祀られている神様は拝む人に向き合わず横を向いて鎮座されてるからです。
本殿で手を合わせる人はそのまま裏にある小さな祠に向き合っているような…
その祠が出雲の素鵞社だとご指摘いただいて、やっと納得です。
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888の意味するもの (吉田一氣)
2011-05-29 22:57:44
666から888へと繫がる道は思慮深く耳を傾けてください。
うららさまに対しての神霊からの
意味深いメッセージとなっているかと思います。
私のリーディングしたことを私のブログにコメントとして載せました。
同じ縁を持つものとして現在私のブログの『月を隠す藤原氏』に
弥勒・文殊・普賢から導き出せる道を記載しようとしていますが
集中力が途切れて途中で答えを見失ってしましました。
もんじゅとふげんは原子力発電所名にもなっています。
天橋立の悪竜は文殊菩薩の功徳により改心しますが
この三柱の仏の中で童子形で出現するのが
文殊菩薩であり文殊菩薩の眷属が八大童子であり
これは匏宮大神宮の眞名井龍神が
八大龍王神となって文殊菩薩に従っていることと繫がります。
文殊とは原子力に関して
我々に求められているものが智慧ということで
なるほどと納得出来たのですが
普賢と弥勒の道の答えが判らないままです。
道を見つけてその道に従って歩いていきたいものです。
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吉田一氣さんへ (おざさ)
2011-05-30 08:42:14
おはようございます。
ご丁寧なメッセージありがとうございます。
ある文章を読んでいても、自分の理解できるところを拾い読みしていて理解を超える部分はスルーしている。
全部理解しながら読むのは苦しいのを本能的に知っているんだなとつくづく思いました。
時期がきて理解できるようになったとき、やっと筆者が伝えたかったキーワードが目に留まるようになる…

ある神社へいって、例えば厳かだと感じる→由緒などから歴史を知る→あれっどこかオカシイと気づく、とどんどんステップアップは続いているのですね。
どこでストップするかはその人次第、あるいは?
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Unknown (Yah Shin)
2011-07-13 02:18:40
111,111,111×111,111,111=12345678987654321

ですね。これはちょっと苦しい、96(苦労)、ですね。この先にもっといい場所があります。

腹8分目ともいいますし、8はやっぱり縁起の良い数字なのです。
やはり昔からの言葉というのは無視できませんねぇ。
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