TMさんのブログでは、杭州旅行で蓮の実を食べた話を書かれてました。
私はレンコンは好きですが蓮の実は食べたことない。
でも家には数珠があるので、その画像をこちらのブログでご紹介することになりました。
実家の宗派は融通念仏宗で、平野にある本山・大念仏寺にて賜って来て下さった住職さんが、数珠はたしか蓮の実だと話されてた。
調べたら、本式の数珠は、房は天台とおなじであるが、
主玉は真言宗の半繰念珠と同じで蓮の実54個が通されていることがわかった。
蓮の実で検索してたら、ギリシャ神話にも登場する蓮の実。
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長居植物園ブログ
仏教を象徴するものとされている蓮の花。
法華経も妙法蓮華経といい、蓮を教えの象徴としています。
また仏像の多くは蓮華の上に座ってますし、高僧やお寺の名にも用いられています。
蓮は泥沼に生え、その花を咲かせます。
濁りきった俗世にいても、清らかな心でいなければという教えにつながります。
そして蓮は花が咲くときにすでに実がなっており、これを因果一如・生死即涅槃ととらえ、仏の教えを象徴しているとされます。
陀羅尼集経によると観音様を信仰されている方には蓮の実の数珠がよいとされているようです。
数珠のことを記した経典の多くは菩提樹の実を最上としています。
「仏説校量数珠功徳経」によると
数珠を持って経を読むのに、真珠や珊瑚の数珠なら一遍にて福の百倍を得ん、
蓮の実なら 福の万倍、水晶なら万々倍、菩提子ならその福無量にして算数すべからず…と説かれているとか。
真ん中が融通念仏宗の蓮の実数珠
左は普段一般のお通夜や葬式に参列するときの片手数珠、
珍しい天然石の数珠で、宗派の別なく使ってます。
20年ほど前にデパートで3万円以上支払いましたが、ぼったくられてますね。
右は昔、母が高野山で購入した数珠で、真言宗派数珠タイプで母玉の中をのぞくと弘法大師像が見えます。
みやげ物用数珠なんでしょうか。