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秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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あのチュニジアが政権崩壊し旅行客足止め

2011-01-17 | 旅・チュニジア
11日、ローマ行きのアリタリア機に変更となったとき、お隣席の女性はたまたま同じ京阪沿線お住まいだった。
チュニジア観光に向かわれるとのこと。
ローマで乗り換えてチュニスまでならすぐですね
私は去年2010年2月に行きましたよ~ なんて話が弾んだ。

チュニジアの政変を今朝になって知りました。

オランダやベルギーでもBBC放送見たけど、天気予報を中心だったし、何より英語だから完全に聞き流してたんだろう。

2011年1月17日10時24分の毎日新聞によると、日本人観光客足止め180人以上。
相次ぐ航空便のキャンセルや情報の乏しさに旅行者らは「いつ帰れるだろう」と不安を募らせている、と書かれてあった。

きっとあのお隣さんも、11日夜チュニスのホテルに泊まられたはず。
翌日からまさかこんな事態になるとは予想もされなかったことでしょう。
今どうされていることやらと案じています。
1日も早く無事帰国できますよう、心より祈ります。

それまでのチュニジアは、強権的なベン・アリ政権が23年にわたり支配し政情は安定していた。
今から思えば、去年観光した時、辟易したのは大統領の顔写真。
かつての共産国圏のようにあまりにあちこちで大統領の垂れ幕や看板などを目にした。
 

 

 

若年層の失業率30%や政治的自由の抑圧などで国民の不満が鬱積していたんだそうだ。

チュニジアの混乱は昨年12月中旬、
生活のための野菜販売を摘発された若者が焼身自殺を図ったことをきっかけに地方都市で警察署などの焼き打ちが発生。
暴動は1月に入って激化し、首都チュニスでも数千人規模の抗議デモが発生。
12日若者を中心に数百人が投石するなどし、治安部隊は催涙ガスを発射して応戦した。
政府発表では、デモ鎮圧などで市民ら23人が死亡した。

13日ベンアリ大統領は2014年の大統領選不出馬や民主化を約束。
14日内務省周辺に市民約5000人が集まり大統領退陣を求めた。
非常事態宣言と夜間外出禁止令を出す事態に追い込まれていた。

大統領退陣の背景には、デモ隊への発砲など強硬な取り締まりを求めた大統領に反発した国軍幹部の介入があったとの情報がある。

14日夕にベンアリ大統領は家族と飛行機で出国
旧宗主国フランスへの入国を希望したとされるが、ロイター通信によると、仏政府当局は「(入国を)望まない」と拒否。
同氏は15日未明、サウジアラビア南西部のジッダに到着した。


最後に気になった一文は、
「主に日本人が参加する旅行をアレンジする地元ツアー会社の責任者アブデル・ラフマン氏は
『もはや、われわれだけの手には負えない。日本大使館の助けが欲しいのに得られない。
日本人を守るという気概を示してほしい』
と日本大使館の対応への不満をぶちまけた。

 
カルタゴの遺跡奥に写る白い塀は大統領府です
こちらにカメラを向けると射殺されるか逮捕されると聞きました。
ライフルを持って警備している兵も見かけました。
遺跡を撮るようにして遠景で撮影したものです。