昨夜のTBSのニュースで米軍を取り上げていました。
第1次世界大戦から最近のイラク戦争まで、兵器はそれほど進歩していないけれど、
それを扱う人間の内的変化は雲泥の差があると聞きました。
新兵が初めて戦場に出て、眼前の敵を殺せる確率はかつて15%だったのに、
なんと最近は95% !!!
これはびっくりなんてものと違いますぞ!
実際に戦場に出るまでに、バーチャルゲームで殺戮に慣れさせて、
反射的に反応できるよう、精神を鍛えるのだそうです。
映画「トータルリコール」の世界はまだ夢がありましたね。
ちょうどその時間帯、TVのチャンネルを次々変えて視ていたので、
どこで見たのか忘れましたし、記憶もあいまいで、微妙に間違ってたらごめんなさい。
アフリカのコンゴは長い間内戦が続き、
反政府ゲリラは戦士不足を補うために、子供達をさらって来て戦士に鍛え上げるとか。
それを阻止するため、NGOは子供達が夜中寝ている間に連れて行かれないよう、
ひとところに集めて一緒に就寝させているのだそうです。
戦争の前線に駆り出され、後に保護された子供達は精神を病んで元に戻るのに苦労しています。
かつてベトナム戦争での後遺症に悩んだアメリカ兵士にかぶさって見えてきます。
「ランボー」の悲哀です。
最近、保護観察中に少女監禁で逮捕された青年も、よくテレビに映ります。
彼もまた監禁ゲームでシュミレーションしていたとか…
先だってのJR尼崎の列車脱線事故以来、
線路に置石やら、放置自転車だのがあとを絶ちません。
いったいこの先、地球上の人類の心はどこへ向かっているのでしょうか?