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分詞を理解することーとっても重要なのです

2006年02月09日 15時47分53秒 | 分詞
ほとんどの人が、ほとんど知っていることではあります。
が、明確に、頭の中を整理してほしいのです。

分詞の使い方には大体以下の分類が出来ます。
①名詞を後置修飾(こうちしゅうしょく)する。
②「分詞構文」のときに使う。
③名詞を前置修飾する。
④補語として使う。

このうち、①と②は、④からくることなので、本当は③と④のふたつの機能があると説明するほうが、正しいかも知れません。けれども、あえて、以上の分類をします。

重要なのは①と②です。

先に、③と④を説明します。

③前置修飾

. That setting sun is beautiful のsetting が分詞で、sunを前から修飾しています。あのしんずんでいっている太陽です。

(・Setting this room clean is your duty ーこの部屋をかたずけるのは君の仕事だろうーのsettingは動名詞です。)

④補語
. I was standing there
. I am doing this difficult job now
のsatnding とdoing は分詞で補語としての機能を果たしています。

言いたいのは次です。

①の説明です。
I saw a foreigner who had a big bag on his back just in front of Takamatsu Station yesterday.

これは立派な英文だと思います。この文を分詞を使って書き換えます。
I saw a foreigner having a big bag on his bag just in front of Takamatsu Station yesterday.
となります。

つまり、関係代名詞+動詞→分詞(動詞にingをつけて)なのです。
分詞を見たらもとの形に変換できるようであれば、その英文構造がわかっているということです。

ではなぜそんなに重要なのかです。
使い勝手がある。英文で話すとき、書くときに、名詞を作らなければならないが、複雑な情報を入れる場合は、後置修飾にならざるを得ない。

初級段階の英語で満足せず、上級を目指すなら、後置修飾の方法を身につける必要がある。
関係代名詞はその代表格です。
分詞がすごいのは、関係代名詞がはいる構造をさらに簡潔に出来る点にあります。
間違いも時々あって修正しなければならないことはあるのですが、私が英文を書くのにあまり違和感がないのは、たぶんこのコツをつかんだからだろうと思うからです。

会話の場合は関係代名詞を使うような文章で発話しないほうがいいのでしょう。ふたつの文章に分けてわかりやすく話すなどの工夫が求められるのでしょう。けれどもやはり使わなければならないときには、分詞の方がいいかも知れません。話者としても頭のつかいかたが楽になります。ingをつければいいのですから。関係代名詞の後にbe 動詞が入るのか,過去形か現在形かなど考える必要はない。動詞の原形にingをつけるだけでいいのです。(ただし完了系の場合はhaving + 動詞の過去分詞にする。)

次に②の分詞構文です。

元の文を
When I was walking around Takamatsu Station, I saw a foreigner having a big bag on his back.
とします。これを分詞構文で書き換えます。

 Walking around Takamatsu Station, I saw a foreigner having a big bag on his back.
となります。whenで導かれた従属節(節とはSVなどの文章の基本構造があるもの)の主語と主節の主語が同じである場合には、従属節の接続詞と従属節の主語を省けるという原即があります。なので

was walking around Takamatsu Station, となります。

でこの場合、wasはbeing とされる。かつbe動詞形のbeing は積極的に省かれる。なので、
walking around Takamatsu Station, となります。
walking around Takamatsu Station,から元の文章を再現しようとすると、接続詞が何であるかは、いろいろかもしっれません。元の文章の接続詞がas でも、while でも、同じ形になるでしょう。

もう一例:
元:When I recalled the accident again, I burst into tears.
変換:Recalling the accident again, I burst into tears.

もう1例:
元:Because I had thought the problem deeply, I didn't want to go out that day.
変換:Having thought the problem deeply, I didn't want to go out that day.

ここでは主節と、従属節の主語が同じであるということが、前提条件です。
(主節と従属節の主語が異なるときの分詞構文は、独立分詞構文といいます。別途説明します)

分詞構文はなぜ重要か? 実際の英文でよく使われるから。文章を簡潔に出来るので多用される。

以上の説明を元に、手元にある 文法書等で勉強して見てください。
実用面で、これは重要と思うからです。
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英語がわかってきたと思えた瞬間-そのポイントは何だっただろうか?

2006年02月02日 16時48分52秒 | 分詞
英語を勉強していて、ああわかってきたぞと思える瞬間がありましたが、そのことを以下に説明:

①分詞が理解できて使えるようになったとき
 ①-1名詞を後置修飾する分詞の使い方がわかったとき
 ①-2分詞構文がわかったとき
    ・もとの形を再現できるようになる
    ・独立分詞構文との差異がわかったとき
②関係代名詞、関係副詞が十分納得できたとき
③that節が、ほんとにわかってきたとき
④それと副詞ですね。

それに付け加えるなら、
⑤前置詞の気持ちがわかる
⑥冠詞の使い方
です。

それを、時々、おいおい、ご説明したい。

日本人は文法が強いと言われますが、私には必ずしもそうは思えない。
私の問題として言えば、
たとえばパキスタンのムシャラフ大統領の英語と自分のそれを比較して、
俺の発音の方がよっぽどうまいとかつてはうぬぼれていたのでした。けれども
リスニング力ついてきてから彼の英語をCNNなんかで聞けるようになると、完璧な英語だ、文法通りの英語、新聞でよく見かける英語だと、感心します。つまり、口語でそんな英語がしゃべれるのはよほど文法がしっかりしているわけです。
もっと謙虚になりたいと思いました。

私も含め、大概の人のが中途半端な理解にとどまっているのではないだろうか?
学校時代も、やや中途半端。それは生徒の責任ではないけれど。前置詞などはその気持ちを、具体的に、体で、空間的に、教えてもらわないと、いけないのですが、そんなことは、だれも、教えてくれない。
 副詞、前置詞、冠詞、分詞、関係詞、that節。これをおさえれば、you can freely say hello to the globe anytime ,anywhere. です。
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英字新聞を読むことの薦め(1)ー過去分詞、現在分詞

2006年02月01日 11時34分30秒 | 分詞
受身の英語からpositive な自己表現できる英語を目指すなら、私はどこかで、英字新聞を読む習慣を生活の中に組み込むべだと思います。

私が英字新聞を読み始めたのは44歳くらいの頃。毎日月曜、東横線大倉山の駅の売店で週刊の「The Nikkei Weelky」を500円で買った。それを行きかえりの電車で読んでいた。約32頁。1週間かかっても読みきれていなかったのだが。

今、読んでいるのは、読売、The Daily Yomiuri, The Nikkei Weekly。それに時々日経。新聞情報としては、英字の方からが多いと思います。読むことに苦痛を感じない。日本語のほうが漢字が目に刺さってきて痛いからしんどい、というのは少し言い過ぎか。しかし、ほんとのところなんです。

現実に今自分が生きている時代の諸現象を言語化しなければ、Say hello to the globe in English などといった空念仏となるのです。自分の経験から、新聞が一番手っ取り早い。英会話学校へ行くのはいいでしょうが、それだけで向上すると思うのは、甘くはないか。

 
 英字新聞はわかりやすく書こうとしています。かつ構造は本質的に簡単である。が、つまずきそうな点がいくつかあります。以下にそれを解説:

①分詞がよく出てくる。
 過去分詞と現在分詞の二つです。

本年1月30日付け The Nikkei Weekly の文章から:

Dentist Hiroshi Matsumura ,53, is president and CEO of Tokushinkai Group, an incorporated association of dentists based in the city of Niigata.
Tokushin is one of the larghest medical groups of its kind in the world.
Since Matsumura founded the association in 1981, it has established 22 dental clinics in Japan and six in China. The number of patients visiting its clinics has soared to some 70,000 a year.

構文のほとんどは、S +Cです。難しくない。しかし、based(過去分詞)とvisiting (現在分詞)で戸惑うかも知れない。
頻繁に出てくるパターンで、名詞を後置修飾しています。名詞を表現するときには前から修飾する方法と後ろから修飾する方法があるが、後ろから修飾するほうが複雑な内容を盛り込めます。だからこのパターンが多いのです。意味は関係代名詞を補充すればいい。

つまり、basedは which(又はthat) is based と同じです。
an incorporated association of dentist which ( or that) is based in the city of Niigata です。

visiting は who vist its clinics です。先行詞はpatients。

ではなぜ関係代名詞を省くのか。関係代名詞を入れると関係は明確になるにしても、あつくるしく、重たくなるからです。
 
もしも、関係代名詞で説明を加えている文章でその中の名詞をさらに関係代名詞で修飾したくなった場合、たとえ文法的には正しくても、とても、重たい。そんなときは軽く分詞で後置修飾をすれば、すっきりとするわけです。

分詞になれるのが、一つのポイント。

それから、名詞は、長くなること多い。同格とか、年齢とか。これは慣れでしょう。

of its kind などというのはちょっとかっこいいでしょう。こんなのが軽く使えたり、文章にはいいてくると 、It's cool.(かっこいい)じゃないですか。



  
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