このところ、景色のいい写真が撮れていません。毎朝、空にカスミがかかり山々もくっきりと見えない日が続いていました。8月2日、9時を過ぎる頃次第に晴れ間が見えてきたので、急遽、山登りに出かけることにしました。
目的は「伊達紋別岳」登山です。10時15分に家を出て、 車で一路伊達市に向かって出発です。伊達市内の太陽の園の傍の駐車場に到着し、12時から歩き始めました。
直ぐ左側に登山口入口があり、林の中に入って少し急な道を登り始めると、登山届ポストがあり、記名して歩き始めました。林の中の比較的広い登山道は木陰になっていて、歩きやすく、下を見ると真っ赤なへび苺の実が目にとまりました。
背が高いトドマツの林の中をひたすら登っていくと3合目の標識があり、35分で「一望台」へ到着。目の前に有珠山や白茶けた昭和新山が見え、右の方には洞爺湖も目に入りました。ここで、昼食をとることにして、途中、道の駅で買い求めた、ホタテ入りの焼きおにぎりとコロッケを頬ばりました。
3合目からも尾根道が続きますが、あちこちに白い「シロバナシナガワハギ」、黄色の「キンシミズヒキ」や紫の「ギボウシ」などが目にとまります。ここは「シラネアオイ」の群生で有名な所ですが、既に花の時期は終わって、葉っぱだけで、緑の種がついていました。
7合目のいっぷく広場の標識まで来ると、視界が一気に広がり、登山道の両サイドが熊笹に覆われたコースが左手の方に広がっていました。
前方に起伏のある稜線が続き、木陰が全く無いカンカン照りの尾根道が続きます。
それでも、あちこちに花が咲いていて、暑さと疲れを忘れてしまいます。これはヨツバヒヨドリでシジミチョウが飛びまわっていました。
紫陽花の花に似た「ノリウツギ」の近くを通るといい香りがしていました。
ウツボグサ、
エゾフウロソウ、
エゾカワラナデシコなどの花が咲いていました。
アップダウンがかなり急で、途中ザイルがついている個所もあります。きっと雨が降るとつるつると滑りやすいのでしょう。
急な登りを過ぎると、やっと前紋別岳(715m)に到着しました。本峰の紋別岳よりは1m近く高いようです。
明日からニセコは悪天候という予報で、今日から始まる予定だった造成工事が延期になりました。じゅんさんが風景写真が撮れるよう、私達の家が年内に建つよう、好天に恵まれますように。