護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

エコロジカル・フットプリント

2007年02月27日 13時02分31秒 | 為になる記録・おもしろ記録
 今日書くエコロジカル・フットプリントは、2005年11月16日の午前4時5分頃に放映していた番組ですが興味が有りましたので取込み私が感じたことを書いてみました。
 HPにも揚げましたが、ブログにも書き込むことにしました。


地球の資源は経済大国が無尽蔵に己の思うまま浪費しています。
 しかし、世界の人口が増え、科学技術、経済の発展とともに現在のような資源の使い方は絶対に不可能です。

 その資源の浪費による地球上の異変。昨年一年だけで、私たちが体感するほど異常気象で現れています。

 この中の資料の中国は2005年ですから、この間の中国の発展から見て3倍近く上がっているのではないでしょうか。


エコロジカル・フットプリント

エコロジカル【ecological】
[形動]生態上の。生態学的な。また、自然や環境と調和するさま

フットプリントは説明によると足跡だそうです。


 これは、人類が生きていく為には、食料を作る面積・資源を得る面積・住宅、道路、工場などを造る面積、云うなれば一人の人間が生きていくために使っている面積だそうです。
 日本人の場合一人当たり4.3ha面積を使っているそうです。しかし日本国内で得るエコロジカル・フットプリントは0.7haしか無いそうですから3.6haを海外に依存していることになり、日本の領土面積だけでは生きていけない事は明瞭で、知らず知らずに外国を踏み付けて暮らしている事になる。

 アメリカは現在、フットプリント9.5haと最高で、また、日本は4.3heの面積使っている。そして現在の地球上人類全体でのエコロジカル・フットプリントは2.2haで、赤字がー0.8有ると云うことは現在でも地球面積では住めないと云う事、地球先進国と称される国家が地球上のあらゆる資源を独り占めにしている事に成るのではないだろうか。

 今、地球上で色々なもめ事があり、多くの名もない貧しい人々が死んでいっている。この番組を見た時に人種や国家の貧富の差があまり大きく成った為ではないのかという気がしてきた。

 数字では分かりにくい様なのでイラストを加工してみる。
 No.1(拡大映像はここをクリック)は日本の農地面積と不足分を外国に依存している農地面積だが,如何に人口に比べて農地が少ないかがよく分かる。
      

 因に穀物の自給率は20%、エネルギーは5%程度だから、日本は此れでは戦えない国家、如何に強大な武器や軍隊が有っても、自国にエネルギーや食料が無いと云う事は,昔から言っている腹が減って気戦は出来ぬで、餓えては闘えない事は、軍隊の持てない国家だと云うことがよく分かるのではないだろうか。此れは経験済みだから間違いない。

No.2(拡大映像はここをクリック)はエコロジカル・フットプリントを数値で表したもの。
       
No.3(拡大映像はここをクリック)
          
はイラストに記載されている国家と同じ生活状態を全世界の人類がするとすれば、何個の地球が必要かを表したもので、中国以外では地球一つでは賄えないと云う事は、これ以上の贅沢や人工の増加は押さえねば成らないのが顕著に現れている。


  ロシアの場合生態学的赤字はなくても、人工の割に面積は大きい為に地球を2,4個の面積になっていると云う事は、ロシアの場合のみ現在の生活状態を続けるならば、人工は二倍になっても良いということだろう。

 此の様なデーターは皆さん余り興味はないかもしれない。だが現在の先進諸国のような資源やエネルギーを浪費していたらどうなるだろうか。人類の浪費の為に地球の機能が低下してしまう事を物語っているようだ。

 此れは前々から気にしていた事だが、バブルの時代頃から資源の浪費が目立つ様に成って来た。このまま資源の無駄遣いが続けば、あと何世紀いや一世紀も地球が持たない気がしている。

 だから一番資源を浪費する軍隊は最初に地球から無くなすべきだ。

 ごまめの翁の独り言でした。

 

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