立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

醸造

2008-04-27 17:27:08 | 
暇人です 本日二回目の更新

畑仕事をするはずだったんですが
法事から帰ってきた父が
今日はええわ
と一言 そんなわけで時間ができて
本読みたいしコーヒーのみたいしついでに
お気に入りの曲も聞きたい
とまぁ 贅沢な時間を所望すると
今私がいけるところって漫喫しかないんですよ
まぁこうしてネットもつつけるし
プレーンクラッカー食いもって
本読みもって
聞いていて飽きないアフリカンドラムのCD聴きもって
んでコーヒーにウーロン茶飲みながら2時間

読んでいたのは

やさしい醸造学 うまさづくりのメカニズム 井上喬 工業調査会

いやーおもしろいですわ
昔聞いた微生物工学の講義とか思い出しました
あんときはアミノ酸20種全部覚えてたり
微生物の種類もいくつか記憶できてたりしてたんですが
今じゃすっかり記憶のかなたですよ(ああ…orz)

(もしもしかめよ のメロディーで)
♪もっしもしロイシン イソロイシン
リジン に バリン に トリプトファン
フェニールアラニン スレオニン
そして最後に メチオニン

ほら…8種類しか覚えていない
しかし ま 対数増殖期 なんて懐かしい言葉を目にして
遠い目をしたり 楽しんでます


んで おおそうだあれも欲しかったんだ
と思い出してAmazonカートに放り込んだのが

バイオ実験イラストレイテッド シリーズ

大学の実験室にこのシリーズが常備してあって
ずいぶん助けられた…ていうか
あれがなかったら私修士号取れてませんでしたよ
という思い出本
ま 思い出だけで欲しいんじゃなくて
自分の知識を風化させたくなくて
ま ちゃんと折に触れて読み返して
理解しなおすために
ちょっとだけジャンクカレッジのネタ本に と
欲しかったんですが
アマゾンカートに放り込むのを忘れていた と

ネックがさすが学生が個人で買わなくてもいいように
研究費で購入されていただけあって
一冊3000円以上
このシリーズ副題が楽しいんで全部そろえたいんですが
(「タンパクなんてこわくない」とか
「苦労なしのクローニング」とか…笑えません?)
最低限遺伝子工学系の本だけでも3・4冊欲しくて
一括で買うと1万超えちゃう…
冬のボーナスで買うか…?


今年のGWは旅行らしい旅行もしない予定ですが
明日はちょっくら人ごみの清里なんぞに
行ってこようかと思っています
そういうわけで更新はひょっとしたらお休み

いや 乙女チック(笑)に占いなんぞしてこようかなぁっと(爆)
なんかね 元バイト先の人から
すごく当たるよこないだ一緒に行った人は
占いが当たって結婚したよ て聞きましてね
有名らしいんですが知らなかったもんで
じゃ どうせ暇だし観てもらおうか?
と思いまして
しかし営業時間がランダムらしいんで
当日電話で確認してみないといけないらしいです
つまり観てもらえない可能性もアリです
ああいや強調すると返って信じてもらえなさそうですが
結婚をあせってる とか 病んでいる とかではないです
あくまで洒落ですよ

図書館行って読んだ本の話

2008-04-27 14:04:33 | 
連休二日目 立読師です

まぁ 本日は畑仕事がこの後控えてるんですが
午前中は図書館行ってましたよ
読んだのは 本の雑誌 と 本

やぁっと 今月の特集 私のマル秘新作! を読み終えた
長かったが 楽しみな本の予告もあり
うーん これでまた本棚の心配をしなきゃなぁ

高野秀行の辺境読書/エンタメ・ノンフに「異星人」が参戦! 高野秀行

で紹介されていた本三冊

地球で生まれた異星人
僕の妻はエイリアン
エイリアンの地球ライフ

どうやら エイリアン というのは
高機能自閉症の女性自身が
自分のことを比喩してそう名乗っており
本書も障害者本人による著作ということで
時間をかけて文章でならきちんと考えられる
という点など共感できるので
まぁ 紹介文を読む限りだが
これからのブログの方向性の羅針盤になりそうな雰囲気なので
購入決定 Amazonカートに放り込む


さて 読書人の雑誌 本 にて
新連載の面白い記事があったのでそれを紹介

語りえぬものを語る---猫は後悔するか 野矢茂樹

うーん…と
哲学の話なんで説明するのがムズいんですが

「可能性というものを想像するには言語がなければならない」…?

要約するとそんなことが書いてあって…?
あー…うまく面白さが伝えられないのがもどかしいんですが
どういうところが面白かったの?
と問われると…
ああ ようは わかりやすさが面白かったんですね
平坦な言葉で書かれているので
書いてあることがするするわかる
文章や言葉のセンスが良い というよりも
あれもこれも取り入れようとよくばらず
1テーマ1エッセイで丁寧な文章だから
専門家の専門的文章でもとっつきやすかった
ちょっと来月号も読んでみたいと思いました
本になったら買うかもしれない


図書館では残り時間持込で

オーパ、オーパ!!〈アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇〉 開高健 集英社文庫

読了
これ読んでて 何ページか
ページを飛ばして読んでいたことが後になってわかったんだけど
ぜんぜん気づかなかった…(笑)
なんつーか 開高健の文章って言葉のポトフだから
文脈とか書いてあることの流れ は無視して
使われる言葉のセンスに酔いしれて読むのよね
だけん ページをすっ飛ばしても
なーんかヘンダナァ って思う程度で…て
単に私が間抜けなだけです

この手の本で困るのが 
写真に蛇がでてくる可能性が高い てことで
もう 見るのも嫌 な蛇嫌いには
この次のページには あれ が載ってるかもしれない
と 戦々恐々しながら読んでるんですよ
もしパラリとめくって あれ が載っていたら
パタンと本をたたんで三日は開けない二度と開けない
とりあえず読了するまで高橋昇の写真を
鑑賞する余裕はなかったですよ
これは一見アザラシに見ーるけどよく見たら蛇かもしれない…て
ま そんな風にこわごわ読んでたんですが
一通り見て あれ の写真は一枚だけ
それもページの端っこにちょこっと程度だったんで
誰かにその部分だけ紙を張って
見えないように加工してもらえれば
お出かけのお供に最高の一冊になりそうです 

気に入った一文を紹介

「そうした木が森に湿りと栄養を与え、
その空洞で虫や小動物を飼い、
解体しつつ苔と土に栄養をしみこませ、
森そのものを看護してやっているのである。
(略)
では人のこころにとってのナース・ログとはなんでしょうかと、」