元気が一番! Look Forward!

リタイアしてから早や17年、、、
「元気が一番!」より「加齢にどう抗うか」に取り組み中?

相手の立場に立って

2009-02-25 00:10:25 | 日々ダラダラと
何年振りかで知人が訪ねてきた。

30年ほど前に知り合った生保会社の人で、家が近くだったので数年に一度くらい道で出合ったりして心安くなり、年金保険等のお世話にもなっていた。

最近収入もなく手持ちのお金が無くなったので、今後の資金繰りをするため通帳や保険証書を引っ張り出し眺めていた。
すぐ現金化できる保険がありそれを見ながら「この人どうしてるかなぁ」と思っていた、まさにその時だったから、その偶然にびっくりしてしまった。

もう70歳近くなのにまだ頑張っていて、近くを通ったので寄ってくれたとか。独立を考えているので一緒にどう?と声をかけてもらった、いつものことだけど、有難いことである。

彼女から色んな興味深い話を聞いた。

数年前に生保会社を辞めて今は総合代理店で若い人の指導をしているが、その前に銀行へ勤めて生命保険絡みの仕事をしたとか。ところが今までの生保セールスとスタンスが違うのでイヤになってすぐ辞めてしまった、どう違うのかと言えば、相手の立場に立って商品を売り込む姿勢が違うとのこと。

どんな営業でもそうだが、生保セールスも相手にどんな保険が必要か、なぜ必要か、真摯な気持ちにならないと、自分も売り込め無いし、仕事に誇りも持てないだろうと思う。

彼女は特にそんな気持ちで仕事をしていたから、30年以上も仕事を続けられたんだろうし、たまに顔を合わす私でさえも「彼女なら」と思ったので大した勧誘も受けなかったけど話を聞き契約もした。

それが銀行では通用しなかったようだ。あまりにも銀行の看板が大きすぎて、みんな個人の感情などお構い無しにビジネスライクに徹しなければならない、それが昔通りに人情厚い仕事ぶりをしていた人には堪えたようだ。

聞いていて、そうなんだろうなぁ、と思った。
大手都市銀行の銀行マンは、たまに本当に腰が低い人もいるが、ほとんどは上から見ている人が多い。この銀行の看板が目に入らんかぁ、て感じ。まず銀行ありき、銀行が経済を動かしている、大手と弱小銀行の差は歴然だし。

いろいろ「へぇ~、ふーん」と思ったひと時だった。


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