アルコール消毒

孫と小雪ちらつく公園で遊んだからか風邪気味で、発熱こそしていないが熱っぽく喉も痛いし、一番の自覚症状として身体がしんどい。

働いていた頃だったら、この程度の風邪引きは病気のうちに入らず、38度くらいの熱でも出勤していたし、仕事していたらいつの間にか治っていたもんだけど、家にいてすることもなくボーとしていると、大したことは無いのにシンドイ。

風邪引きを感じたらいつもアルコール消毒と称して「ぎょうざにビール」で治していたし、同僚にも風邪引きにはアルコール消毒が一番!なんて無責任に薦めていたが、リタイアして初めての風邪引きはなんか勝手が違う。

働いていた時はよく外へ飲みに行ったからか、家ではほとんど飲まなかった。勿論友達と喋りながら飲む方が楽しかったからで、一人で飲まないのは真からの酒好きではないからと思っていたが、何十年とお酒に親しんでいるうちにどうも酒好きになったようで、最近は毎日ビールを1缶飲んでいる。

家で飲み始めたのは、単に好きだからでなく、ある日ビールの安さに気がついたからかも知れない。

私は外出しても、一人だと、喫茶店はおろかランチ等に極力お金を使わない、自販機のジュースさえ買わない。昔の貧乏時代からの習慣もあるけど、消えモノに消費しない習慣がある、毎日お茶買って飲んだら月に3千円以上、それだったら映画見たり本が買える、とつい計算してしまう癖がある。

そんな私が、外出して喉が渇いても自販機の前で踏みとどまり帰宅したある日のこと、ジュースよりビールの方が安いことを思い出した。そしてその日から毎日飲酒の第一歩を踏み出した。

今のビールは安い、なんで水より安いんやろ?
と思いながら、それでも運動したり働いた日だけご褒美に飲んでいたが、何もせずボーとしていた日にも、主人や息子が缶を開けたら「コップに一杯だけ」とせびって飲む毎日。

だからアルコール消毒が効かなくなったのではないか、とこの2,3日の風邪で思い至った、たまに飲むからこそ効くアルコール、、、うーん、、、どうしよ。