去年から楽しみにしていた若手能を堪能してきました。
数年前から能面打ちを習いたいと言い続けているが、なかなか実行に移せない。
能のことなんか何も知らないのに「能面が打ちたい」なんてのも可笑しい、だからまずは能を見に行くことから始めようと、去年の薪能のあとに能楽堂をチェックしたが、どれも高くてそれだけで挫折しそうだったが、若手能公演は安かったんだ。
値段で決めるなんて素人丸出しだが年金暮らしではしようがない。
40歳以下で構成されている若手能の年に一回の公演。正直言って何も知らない素人の私には能鑑賞の入り口としてはちょうど良い。
でもまぁトシだけは食っているので、鑑賞していて「あぁ、この辺りの芸が若いのかなぁ」なぁんて一丁前に能書きだけは垂れられる。
でもでもほんと素晴らしかった!
洗練された所作、様式美、迫力ある鼓に地歌、迫力に能楽堂が一体となっていた。
また安い公演を探して行ってみよう。
帰りに顔見知りと遭遇、その人はもう何回も来ているとか。私は前売りを買うのに出遅れてあまり良い席ではなかったが、その人は3列目、売出日初日に買いにいかないとダメよ、と教えてもらった。
来年のカレンダーには書き込んだぞ。
来年は前列で見よう、事前講座があるのでそれも勉強になるし。
ひとつどうしても言いたいこと、昔見た能では演者の顔の真ん中に能面があるって感じだったが、今回は顔がはみ出していない、能面内に収まっている。
えぇー、若い人だから小顔なのねぇ、と変なとこに感心してしまいました、、、、、