おばちゃん服に求む改革

NPOの仕事をするようになって、ボランティア等も含めたら週に4回は電車に乗って出かけることになったので、安い洋服を捜しに行った。

仕事を辞めてからはたまにしか出かけないので、手持ちの古い服かユニクロで間に合っていたけど、暑くなってきたら毎日同じ服を着ているのはいかにもだらしないし。

以前はモノトーンが好きで、特に合わせ易い黒は何枚も持っていて、毎日すぐお通夜に行けるような格好をしていた頃もあったけど、さすがに最近は似合わなくなった。あんなに好きだった焦げ茶もなんかしっくりこない、で、最近手を出すのは紺色。

紺色は若いころは大好きだった色、紺色と茶色以上に素敵な色の組み合わせはない、て思っていた。

息子達の幼稚園で顔見知りの奥様は昔から、前髪を眉の上でカットしたロングヘアに、一時流行したタータンチェックのプリーツスカートに紺色洋服を組み合わせた女学生スタイルがお好きで、小柄でとても可愛い人なのでよく似合ってはいたが、さすがに40代、50代になると「ちょっとイタイ」感がして、紺色ってカマトト色なんやぁ、との思いが積み重なって避けていたんだけど、最近それが薄れたのかまた紺色好きが復活した。

それにしてもあのおばちゃん服はなんとかならんのか、と買い物に行く度に思う。花柄に切り替えやステッチやポケットやリボンやボタンやなんやらと飾りがゴチャゴチャとあり、いかにも「おばさんしか着てはダメ」と主張しているような洋服。

すこし前なら一目で拒絶反応を起こして近寄りもしなかったそんなお洋服屋さん、でも自分の年齢を考えユニクロばかりでも飽きるしと立ち寄ってはみるが、、、、

世のおばさん方もけしてあんな洋服は好きではないはず、でも他に選択肢がないからねぇ。デザイナーの皆様、もっとシンプルで美しい色合いの洋服をつくって下さーい。着易く動きやすい服を。