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もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

新型鳥インフルエンザ出現か

2025年03月18日 | 世相・世論
 アメリカで新型の鳥インフルエンザが検出されたが、既に野鳥から乳牛に感染し、更に乳牛(牛乳)を介して人にも感染しているらしい。感染者は40人程度で何れも軽症であるとされているが、新ウイルス検知から哺乳類への感染期間が短いことからウイルス変異が急激で、中国コロナの再来すら危惧されているらしい。
 複雑に進化した高等動物では、進化に百万年単位の長時間と突然変異と云う僥倖を要したが、単細胞生物はその変化を極めて短期間で成し遂げるようである。
 ウイルス感染症に致死率80~ 90%とされるエボラ出血熱があるが、発症がアフリカの一地域に留まって世界的なパンデミックに至らないのは、エボラウイルスの毒性、致死率、症状の重篤化があまりにも高いために、保菌者が遠出する前に死亡してしまうためとされている。そのため、中国コロナのように致死率1%以下で潜伏期間が10日程度の所謂「毒性は弱いが死ぬこともある」ウイルスのほうがパンデミックを引き起こしやすいそうである。
 冒頭の鳥インフルエンザウイルスには既にワクチンもあり、抗ウイルス薬の有効性も確認されているらしいが、野鳥から乳牛への感染を防ぐことは困難であることから感染範囲は徐々に拡大していくことは確実とされている。さらに、トランプ政権ではワクチン懐疑派が保健相を務めていることもあって、アメリカのウイルス抑制・封じ込め対策は期待できないように思われる。
 高い知能と複雑な機能を備えた高等生物、就中人類が短期間に変異・増殖する単細胞生物に脅かされるのは、奇妙ではあるが自然の摂理とされている。願わくば、暗い3年間を強要された中国コロナの再来が無いことを祈るばかりである。

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