もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

船舶火災について

2014年12月30日 | 社会・政治問題

 ギリシャでフェリー火災の大事故が発生した。

 報道では車両甲板での発火が拡大したものと推測されている。大量の燃料を持ち高熱のエンジンが発火源となり得る船舶は、常に火災発生の危険性を持っており、気密性の高い区画、逃げ場のない環境、複雑な区画構造等の要因から、船火事は大事故につながる危険性が極めて大きい。また、船には種々の可燃物が搭載されているため、火災が発生した場合は、訓練された乗員でも消火することは困難である。

 艦船勤務の経験から言えることは、もしも船に乗る機会があったら、乗船後ただちに非常口と脱出経路を確認しておくことが大事で、火災時には乾いたタオル(湿っていると呼吸ができないことがある。)でマスクして、低い姿勢で避難する必要があります。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿