昼頃から急に空が暗くなり雷がバリバリ、激しいにわか雨となった
湿気は相変わらず高く、コロナ禍が一向に収まる気配がないから、2年続いて重苦しい夏
になりそう。
間もなくオリンピック開幕、外国選手も続々日本入りしているけど、選手村開きのセレモ
ニーもなく閑散、競技場はほとんど無観客で競技が行われることになった。
開催国の人たちと交流もない状態で開かれるオリンピックにどんな意味があるんだろうか、
と疑念が頭を去らない。
そんなこんなの重苦しい日々だけど、例によって「雑学事始」で遊んでいただきましょうか。
今回は第6集ですが、早や暑さ疲れ?か、あまり面白いものがありませんが・・・
★月代「さかやき」と読む。時代劇や江戸小説によく登場する武士のヘアスタイルだけど、
読み方むずかしいね。成人した男子が冠または烏帽子の下にあたる額ぎわの前髪を半月型に
丸く剃った部分。中世の武士は鉄製の兜をかぶったが、頭が蒸れるので兜の頂上に通気口を
開けて、その穴の真下の髪を剃った。空気が抜けるので逆息(さかいき)といい、逆明(さ
かあき)に転じたとする説もある。
<蛇足の一言>兜をかぶらない現在でも、髪を剃る必要のない人が仰山いてはるで。ちな
みに「月代」は漢字通り「つきしろ」と読むこともある。
★新米(しんまえ)は、お米と関係ない。大坂などの商家は新しく採用した丁稚にお仕着
せの着物を着せ、一緒に「新前掛け」も与えた。それが「新前(しんまえ)」と呼ばれ、
江戸訛りで「しんまい」となり、いつしか「新米」とい漢字を当てるようになった。
<蛇足の一言>新入社員当時、先輩から「新米」と呼ばれ「かわい」がられた。21世紀に
なっても大坂時代の「丁稚(でっち)」の風習が生きている、ということか。
★業腹(ごうはら)は腹の中が煮えくり返るほど腹が立つことだが、「業(ごう)」は仏
教からきた語で、人間の煩悩に基づく行為、とくに悪行をさすことが多い。「業を煮やす」な
ど、心の中で怒りが煮えたぎりわきたつときに「業」という語によって表現される。
<蛇足の一言>国民の命を守るため働くと言いながら、その真剣さが見えないのは、全く業腹
である。
★蚊の主食は人間の血じゃない。花や果物の汁が主食。人間の血を好むのは蚊のメスで、血を
吸うことでたんぱく質を得て卵巣を発達させ卵を産んで子孫を残している。蚊に刺されやすい血
液型はO型の人が多いという。因みにオスには血を吸う必要がないから人を刺すくちばしがない。
<蛇足の一言>夏は蚊に襲われる季節。メスに好かれるなんて、なんだか人間臭いなあ。
★物の数え方 ものによっていろいろあります。よく知られているウサギ=羽(わ)、カニ、
タコ=杯(はい)、チョウ=頭(とう)、山=座(ざ)、タンス=棹(さお)、活け花=杯
(はい)、袴(はかま)=具(ぐ)、かみそり=挺(ちょう)など。
山の「座」は、神聖な山には神がおわす、という言い伝えから。
<蛇足の一言>ショウは頭と数えるのは、ヨーロッパではヨーロッパでは動物の数え方で頭
以外はとんどなかったので、チョウもそう数えていたのを、そのまま明治の日本も倣ったと
いう説が有力。現在では、チョウは羽(わ)と数えても良いそうだ。
★寿司なぜ1貫(かん)と数えるのか。江戸時代には、もともと「寿司2個」のことを「一貫」
というのが一般的。 これは江戸時代の握りずしの大きさが関係しているようで、1つの寿司にネ
タを数種類乗せた360gほどの大きなもの。そのころの呼び方が、今も「一貫」という数え方が
残ったという。スーパーなどでは「一個」と表示しているところもある。
<蛇足の一言>「トロ一貫」なんて、関西人にはちょっとキザで照れてしまうね。
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7月の花(ノーセンカズラとトレニア)
😹😹😹 けだるいねえ 😹😹😹