満80歳の傘寿を目前にして、「もう腹も立てず怒るまい」と思って余生を穏
やかに過ごしたい、と思っているが、どうしても腹に据えかねる人物が何人か
いる。
ただのワルだけなら「勝手にワルしとけ」と無責任に知らぬ半兵衛で放ってお
くのだけど、ことが私たちの懐(つまり税金)に関わってくるとなれば、そう
も言ってられない。
自民党の某議員夫婦のことである。
公設秘書が、選挙運動のウグイス嬢に法定限度額を超える報酬を渡していて逮捕、
起訴された。
夫婦は関与を否定し、責任を取ろうとしない。
たとえ直接関与していなくても、部下(秘書は部下ではないかもしれないが)や
身内の不法行為は、上に立つ者が責任を負うのが常識というものだ。
某議員にはほかにも疑惑が浮かんでおり、検察は「連座制」適用も視野に入れて
捜査を急いでいるが、夫婦はその前に潔く責任を取って辞めるべきでしょう。
国・社会を挙げてコロナ感染対策で奔走して、追及の目が緩んで逃げおおせると、
ゆめゆめ思わないこと。
国会議員一人に税金から年額約7000万円、夫婦で1億4000万円支払われて
いるのだ。
お二人さんよ、もう税金ドロボーをしてくれるな。
国会議員の矜持はどこへやった。
天網恢恢疎にして漏らさず
天はお見通しだよ、世間を甘く見ないことだね。
<コロナの恐怖ない、幸だった春のお花見>
西宮・夙川公園にて(2018年3月)