リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

もう怒るまい、とおもえども・・・

2020-03-30 12:32:30 | 日記

満80歳の傘寿を目前にして、「もう腹も立てず怒るまい」と思って余生を穏

やかに過ごしたい、と思っているが、どうしても腹に据えかねる人物が何人か

いる。

ただのワルだけなら「勝手にワルしとけ」と無責任に知らぬ半兵衛で放ってお

くのだけど、ことが私たちの懐(つまり税金)に関わってくるとなれば、そう

も言ってられない。

 

自民党の某議員夫婦のことである。

公設秘書が、選挙運動のウグイス嬢に法定限度額を超える報酬を渡していて逮

起訴された。

夫婦は関与を否定し、責任を取ろうとしない。

たとえ直接関与していなくても、部下(秘書は部下ではないかもしれないが)や

身内の不法行為は、上に立つ者が責任を負うのが常識というものだ。

某議員にはほかにも疑惑が浮かんでおり、検察は「連座制」適用も視野に入れて

捜査を急いでいるが、夫婦はその前に潔く責任を取って辞めるべきでしょう。

国・社会を挙げてコロナ感染対策で奔走して、追及の目が緩んで逃げおおせると、

ゆめゆめ思わないこと。

 

国会議員一人に税金から年額約7000万円、夫婦で1億4000万円支払われて

いるのだ。

お二人さんよ、もう税金ドロボーをしてくれるな。

国会議員の矜持はどこへやった。

 

   天網恢恢疎にして漏らさず

天はお見通しだよ、世間を甘く見ないことだね。

 

   <コロナの恐怖ない、幸だった春のお花見>

 西宮・夙川公園にて(2018年3月)

 


確定申告終わりました

2020-03-28 12:21:04 | 日記

昨日(27日)は朝からしとしと小雨が降って、結構肌寒い一日だった。

こんな日はゆっくり時間があるから、気になりながらぐずぐず見送っていた確定申告

「e-Tax」に挑戦(ちょっと大げさ^^)しましょうか。

e-Taxは、わざわざ会場まで足を運ばなく、自宅引きこもり派にうってつけ。

特に今年のようなコロナウイルスで外出を控えなければならないときには、自宅

のPCで申告できるのはとてもありがたい。

申告会場にはたくさんの納税者が押し掛け、締め切って混雑する部屋で順番待ちを含め

て最低1時間、コロナウイルス感染の危険性が高い「濃厚接触」状態にさらされるので、

怖くて近づけない。

 

今年で2回目のe-Taxは、昨年に比べ少し慣れたので手間取らずに済んだ。

1年間の年金額、医療費、生命保険料、年金総額、所得税額などを所定の欄に記入して

仕上げた。

医療費は年間7万4千円ほど払ったが、控除対象額には届かず控除なし。

で、期待の?還付金は・・・わずか1400円ちょっとだった。

収め過ぎた自分のお金が返ってくるだけなのに、なんだか損をしたような気分になるから

おかしなものだ。

 

期限ぎりぎりまで重い腰を上げず、お尻に火がつく頃になって慌て出す生来の愚図なのに、

ずっと気になっていた「確定申告」が終わってほっとしている。

 

   <身近な春の花々を拾って・・・>

    道路沿いの私設フラワーロード

   

 

    ツバキ(巨大輪)

   

          マーガレット

   

   ユキヤナギ

   

   ムスカリ

   

   

   おまけ・・・このお方は何という花?「カナ(華夏)で~す」

   

  

  

  

 

 

 


地口巡りで遊びましょう

2020-03-26 17:38:22 | 日記

ますます深刻化している新型コロナウイルス感染の恐怖。

おバカな日記で、こわばっている心と頬を少しでも緩めてみませんか。

 

地口(ちぐち)という言葉を、聞いたことがあるでしょう。

ことわざや俗語に同音または発音の似た語を当て、意味の違った文句を作る

しゃれ(駄洒落)で、一種の言葉遊びのこと。

例えば・・・

「舌切り雀」をもじって「着たきり娘」、「猫に小判」を「下戸にご飯」など。

 

それでは「地口巡り」を少しやってみましょうか。

<意味より語呂合わせ>

  驚き桃の木山椒(サンショ)の木

  けっこう毛だらけ猫灰だらけ

     (ガキのころ、この後に「お前のカアチャン出べそ」と続けて遊んだ・・・)

  美味かった(馬勝った)牛負けた

  美味しかった(大石勝った)吉良負けた

  何のこっちゃ抹茶に紅茶

  しまったしまった島倉千代子

  こまったこまったこまどり姉妹

  あにはからんや(兄謀らんや)、弟はか(謀)った

  寝言は寝て言え、冗談は顔だけにしてくれ

 

<フーテンの寅さんは地口の宝庫>

  信州信濃の新ソバよりも、あたしゃあなたの傍がよい

  田(て)へしたもんだ蛙のしょんべん

  見上げたもんだよ屋根屋のふんどし

 

<有名な語句をもじった例>

  しず心なく花の散るらむ・・・しづ心無く髪の散るらむ 

  沖の暗いのに白帆が見える・・・年の若いのに白髪が見える

  いずくも同じ秋の夕暮れ・・・水汲む親父秋の暮れ

 

<シモネタ風でごめんなさい>

  タテハメ、ヨコハメ、ホテルの小部屋

  買った、買った、さァ買った、カタコト音がするのは若い

  夫婦のタンスの環だよ

 

地口は江戸時代中期ごろから流行ったそうで、今でも伝承され生きている

ようだ。

 

なお落語ではマクラ、本題、下げ(オチ)の3つが大事とされているが、

その「下げ」を「地口落ち」ともいわれています

一例を「親子酒」から・・・

 禁酒の約束をしていた親子が、どちらもベロベロに酔ってしまってけんか

 になります。

 「お前の顔がいくつにも見える。こんな化け者に家を継がせられない」とい

 う父に対して、息子は「オレだってこんなぐるぐる回る家は要りません」

・・・お後がよろしいようで。

 

   <米朝さくらもやっとちらほら咲き>


フラワーアレンジ

2020-03-24 12:45:22 | 日記

昨日(23日)はフラワーアレンジ教室の日。

教室は、JR電車の一駅西隣、西宮・甲子園口にある。

昼過ぎに出かけたが、このところの新型コロナウイルス感染で、高齢・持病

持ちの「感染資格十分」の身には、たとえ一駅間でも電車で出かけるのに

「勇気」がいる。

マスクをして、なるべく手すりなどを触らないように気を付けて乗る。

いつもより30分も早く着き、花材を選びながら先生(40代の男性)とコロ

ナ問題などしばらくおしゃべり。

この時間帯の「生徒」は私のほかは一人だから、クラスター(集団感染)が発

生することもあるまい。

 

花材でまず目についたのは珍しいピンクのフリージアで、サンドラとアンコナ

ダブルという種類らしい。

枝(茎)の形が面白いので、まず手に取る。

他にラークスパー、リューココリーネ・・・相変わらず聞きなれないカタカナ

名の花がずらり、アレンジ心を誘う。

ププレリュームは緑鮮やかな葉で、すらりとした姿も好ましくこれもゲット。

中心に青いリューココネリーを配し、背景にラークスパー(カンヌホワイト)

を立て、裾に例によって赤いヒべリカム。

で、30分ほどで写真のような作品を仕上げたが・・・

 

  完成した作品

  教室の風景

  花材を書き出したボード


わが町の米朝さん

2020-03-22 12:41:30 | 日記

半世紀にわたって尼崎・武庫之荘で暮らした人間国宝で落語界の重鎮、桂米朝

さんがお亡くなりになって5年たちました。

街の人たちは今でも、米朝さんは「わが町の米朝さん」として、心の中でしっ

かりと生き続けています。

豪邸じゃないけ瀟洒なお屋敷の目印のように、庭から桜の古木が姿を見せてい

ます。

「外面はええけど家から見たらさっぱりや」と米朝さんをボヤかせたという桜は、

今年もたくさん蕾をつけ、ピンク色に染まっています

 

米朝さんの話芸は最高でした。

端正なお顔から紡ぐはんなりとした関西弁には上品な香りが漂い、至芸の話術で

ニヤリ、ワハハ、クスクス・・・

「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」、「饅頭こわい」、

「鴻池の犬」、「千両みかん」、「らくだ」などなど・・・最高でしたね。

 

新婚当時、引っ越して間もない夜、家の前をぶつぶつつぶやきながら乳母車を

押して、若い人が行ったり来たりしています。

女房に「変な奴がいるから気をつけよう」と気味悪く感じたことがありました。

その「気味の悪い人」は、後に米朝さんをして「あいつは弟子やない、ライバル

や」「私よりずっと大きくなる」と言わしめた、桂枝雀さんだったのです。

枝雀さんは59歳で自裁、落語ファンを悲嘆にくれさせることになるのですが。

 

米朝さんは晩年、お弟子さんや双子の息子さんに両脇を支えられて我が家の前を

散歩、花の手入れをしている私に「これは何という花かいな」とか、気さくに話

しかけてくれました。

足腰はかなり弱っているのに頭脳明晰、言葉は明瞭、話の受け答えもしっかりさ

れていたの印象に残っています。

 

平成8年に人間国宝(9年に文化勲章)に選ばれ、町内でお祝いをしましたが、

返しに「かつら米朝」を染め抜いた浴衣地を配られた。

胃がん手術で2か月入院した時、カセットテープ「米朝落語全集」全41巻を持

込み、繰り返し聞いて単調な入院生活を慰めてもらったのも忘れられない。

 

「米朝さくら」は間もなく満開になり、地域の人たちは改めて米朝さんのお人柄を

のぶことでしょう。

 

   <米朝さくら 塀に優雅な花の影(昨年写す)>

  人間国宝お祝いのお返し、浴衣地

 

  米朝落語全集のカセットテープ