リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

地域に愛されるイチョウ並木

2019-11-30 10:53:10 | 写真
新聞の阪神版に尼崎の小田南公園のイチョウがきれい、と掲載され
ていたので、29日の午後出かけた。
バスで40分の尼崎南部にあるこの公園は、馴染み薄い土地柄だが
真っ黄色に染まったイチョウに出会い、気持ち良いひと時を過ごした。
小さい白い千切れ雲がぽっかり浮かぶ穏やかな小春日和、カメラを携
え、ゆっくりフォト散策。
 
   
   
   
   
   
   
    
約300メートルに150本のイチョウ並木、ところどころにベンチが置
かれ、老若男女が思い思いに腰かけて静かに休んでいる。
錦繍の華やかな光はないけど、地域の人たちに親しまれたイチョウ並
木の公園なのだろう。
近くに住む人は「昨夜の風でだいぶ散ってしまって・・・」と惜しんでいた。
ベンチに腰かけていると、イチョウの黄葉が思い出したようにハラハラ舞
い落ちてきた。
晩秋から初冬へ、移り変わる風情もまた趣あって、いいものだ。
 今年は、近場の「錦繍」でお茶を濁したようだね。
 
   
   
   
   
   
 
園内には小さな人工の滝や池もあって、水面に黄色いイチョウが映えて
いる。
 
   
   
   
   
 
公園に沿って阪神電車が走る。
 
   
 
帰る途中の国道2号沿いの橋に、いつものようにユリカモメが集まって
エサをやる人に群がっていた。
 
   
   
 
   

旅心、うずきます

2019-11-28 11:36:13 | 日記
友人から「最近面白い本がありましたか」と、聞かれることがある。
友人も大変本が好きで、私とは少しジャンルが違うから、未知の読
書世界を教えてもらえてありがたい。
読んだことがない面白そうな小説を、時々借りている。
 
原田マハさんの小説は、初体験だったが、たくさん借りて読んだ。
 「総理の夫」(実業之日本社文庫)、
 「生きるぼくら」(徳間文庫)、
 「翔ぶ少女」(ポプラ文庫)、
 「翼をください㊤㊦」(角川文庫)、
 「旅屋おかえり」(」集英社文庫)、
 「風のマジム」(講談社文庫)、
 「本日は、お日柄もよく」「徳間文庫)、
 「ランナウェイ・ビート」(宝島社文庫)、
 「たゆえども沈まず」(幻冬舎、単行本)
 
原田さんはニューヨーク近代美術館勤務を経て、フリーランスのキ
ュレーター(美術展などの企画、運営をする専門職)から作家生活に
入ったという。
時代小説とは一味違った、爽やか(ときにはちょっとブルー)な内容で、
楽しませてもらった。
 
そして・・・
「風のマジム」から、南大東島へ、
「旅屋お帰り」から、愛媛県内子町へ、
旅心を、大いに刺激された。
 
両方とも小説の舞台になっているのだが、魅力的なサトウキビ畑の南
の島と歴史ある静かな街を描いている。
体調と相談してだが、ぜひ行ってみたいと思っている。
 
2年前、ほとんどあきらめていた憧れの南米ボリビア・ウユニ塩湖に、
1年近くかけて体調を整えて行けたのだから、今回は国内旅行なの
で少し体力つければ可能だろう。
まだまだ行きたいところはたくさんあるが、体力勝負を避けて近場を
のんびり楽しむ旅がいいな。
愛媛県内子町は、大阪から長距離バスも出ているし、体力衰えた者
には、ピッタリな感じ。
 
来年、体調が整ったら旅の最優先候補にしよう。 
それにはまず、足腰を鍛え直さなくっちゃ。
 
     雲流れる果てへ、旅したい
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

ほんわか湯たんぽ、いいね!

2019-11-26 10:53:47 | 日記
北風が身に染みるころになりました。
我が家ではこのころから湯たんぽの出番、足元を暖かくして寝ています。
湯たんぽはいいですね。
 
優しい暖かさがなんとも心地よく、冬になれば湯たんぽは欠かせませ
ん。
夕方、ヤカンにお湯をシュンシュン沸かして湯たんぽに注ぎ入れ、古
いバスタオルなどでくるんで袋に入れ、ベッドの布団の中に置きます。
寝るころには布団の中がふわーっと暖かくなっていて、冷えた足や体
ばかりか心まで温めてくれます。
「ああ、幸せ!」と、思わず独りごちるうち、眠りに落ちます。
熱からずぬるからず、程よい暖かさで朝まで包んでくれるのです。
 
義母も一緒にいたころは、カミさんや娘のも含め4個分の湯を沸し、ま
さに湯たんぽファミリーでした。
 
湯たんぽは日本独自の暖房器具、と思っていたら、中国では唐の時代
に「湯婆(tangho)」として既に存在していたんですね。
「婆」は妻の意味であり、妻の代わりに抱いて暖を取ることを意味してい
るとか。
(なんと艶っぽい暖房器具であることか!)
 
日本では室町時代に使用されていたというから、比較的新しい。
(そういえば源氏物語には「湯たんぽ」は登場していないなあ)
日光市の輪王寺に、徳川5代将軍綱吉が使用していたという犬型の湯た
んぽがあるらしい。
古い湯たんぽは陶器製だったが大正期には金属製になり、現代ではプ
スティック製が主流になっている。
我が家も金属製だったが、20年ほど前にプラスティック製に変えた。
 
湯たんぽが広く普及したのは、原油が高騰した2007年ごろ。
ネットで調べたらデザインも豊富でカラフル、人気商品のようだ。
 
    わが家の湯たんぽ
   
 
    布にくるんで・・・
   
   
    ネット通販の湯たんぽカタログの一部
   

マウスピースの効用

2019-11-24 13:48:05 | 日記
マウスピースを装着して、就寝するようになってから半年過ぎた。
 
虫歯にかぶせた金属(ブリッジ?)が損傷したので、歯医者で診てもらっ
たら、寝ているときに激しい歯ぎしりをするからだろうとのこと。
そこで歯型に合ったシリコン製マウスピースを作ってもらった。
就寝するとき、上の歯全体にすっぽり装着しているが、少しも違和感が
ない。
多少しゃべるのに不自由だけど、就寝後は寝言は別にして、しゃべること
もないので問題ない。
たぶん歯ぎしりもしなくなったんじゃないかな。
ときどき寝顔を覗きに来る、カナ(愛猫)にでも聞いてみるか。
「オッチャンの歯ぎしり治ったかな?」
 
マウスピースは、スポーツ界ではマウスガードとも呼ばれているようだ。
格闘技やラグビーのような激しい接触プレーが多い競技では、けが防止
のために欠かせない防御用具。
ラグビーワールドカップア日本大会でも、選手たちは度々口から白いマ
ウスガードを取り出すシーンがあった。
 
ところでこのマウスガードには、意外な効用もあるらしい。
先日、神戸新聞が伝えていた。
ボクサーには「パンチ力向上」、アスリートたちには「体の可動域の拡大」
が期待されているとか。
アスリートたちをサポートしている神戸の歯科医は「歯は全身に影響する。
力を発揮するために重要」と説いている。
マウスピースで歯のかみ合わせがよくなると「呼吸が楽で力を込めやすく、
パンチ力やキックが強くなった」とキックボクサーは証言、戦績も5連勝と
快調だそうだ。
 
私の夜な夜なのマウスピースも歯ぎしり防止だけじゃなく、衰えた体の「可
動域」も拡大して、若返るかしらん。
もっとも、我が歯ぎしりは「ごまめの歯ぎしり」だろうけど。
 
    ***     ***
 
   !?・・・ちょこっと、知ったかぶり・・・!?
   <ごまめの歯ぎしり>
ごまめは小さなカタクチイワシを素干ししたもので、実力ない者のたとえとし
て使われれる。(カタクチイワシくん、ごめんね)
実力ない者が、やたらと憤慨して悔しがったりいきり立つことを言う。
また、その行為が無駄であるということのたとえ。
 
    <初冬彩る花>
   なんたって山茶花
   
  
   早咲きのビオラ
   
   
 
   アリッサムも顔を出す
   
   
   ムラサキシキブ
   
 
   何の花かな
   
 
   ハイビスカスはまだ頑張っている
   
  
    フジバカマはもう枯れ花に
   
 
    来春用の花苗もすくすく育つ
   
 

干し柿つくりの季節

2019-11-22 10:44:22 | 日記
毎年、この季節になると干し柿(吊るし柿)を作る。
スーパーで売り出す干し柿用の渋柿を買って、ピーラーで皮をむいて
縄にくくって軒下に吊るす。
もう何年も続けている冬の定番作業だ。
 
今年は干し柿作りを19日から始めた。
スーパーに行くたびに8~10個ほど買い求め、皮をむいて吊るしていく。
とりあえず30個ほど吊るしたが、毎年ご近所からも渋柿をいただくので、
今年は50個ぐらいできるだろうか。
 
皮をむいたばかりの柿が、初冬の陽ざしを受けて黄色く輝き、冷たい風
に晒され黒ずんでいくのを見ると、今年も終りだなあ、と実感する。
我が家のささやかな冬の風物詩、かな?
 
子供のころ、干し柿作りをよく手伝った。
柿をくるくる回しながら皮をむき、どれだけ長く切らさずにむけるか・・・
炭火を熾した火鉢の周りの一家の夜なべ、楽しいひと時だったように思う。
 
   ♪・・・母さんが夜なべをして・・・♪
まさに「里の秋」の風景だったなあ。
 
その皮を乾燥したのが「おやつ」になった。
お菓子などめったに食べられなかった頃だったからだけど、今ではこんな
「おやつ」は、見向きもされないだろう。
 
和歌山かつらぎ町四郷の干し柿の里のようなアートじゃないけれど、ベラ
ンダの軒下に吊るした不揃いの自家製干し柿もまた一興、かな。
1か月もすれば、甘い柿に変身してくれるはず。
半渇き状態の、少し渋味が残っているころに食べるのが好きだ。
 
   干柿を作り稚拙を喜べり     後藤比奈夫
 
    ****    ****
 
!?・・・ちょこっと、知ったかぶり・・・!?
  <干し柿はなぜ甘くなるのか>
柿の渋みの原因は水溶性タンニン。口に入れると唾液に溶けて強い
渋みを感じます。
一方、干すことでタンニンは不溶性に変化し唾液に溶けないので、渋み
を感じなくなります。
一方、柿を干すことで水分が抜けて糖度が高くなリ、甘柿の約4倍も甘く
なります。
渋柿の水溶性タンニンが不溶性タンニンに変化することを「渋抜き」と言
います。
渋抜きの代表的なのは乾燥ですが、アルコールやドライアイスを用いる
方法もあります。
乾燥で渋抜きしたものが干し柿、酒樽で渋抜きしたのは「樽柿(たるがき)」
と呼ばれています。              (「味博士の研究所」など参照)
 
     我が家の干し柿作り