リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

看護師になる孫娘

2021-04-29 12:16:43 | 日記

明日から5月。薫風香る、一年で一番気持ちの良い季節だ。

でもそんな空気をあざ笑うような、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)。

一向に収まる気配もなく、逆に変異株のウイルスが次々現れ、頼みのワクチンの効果

さえ危ぶまれてきた。

 

この春、孫娘は医学部看護学科を卒業、出身大学の付属病院に看護師としてスタート

を切った。

大阪をはじめ各地の病院は増え続ける感染者の対応に追われて、医療が崩壊寸前の危

機的な状態となっているという。

「今の医療現場は大災害時と同じ」とある知事は悲鳴を上げていたが、その渦中に飛

び込んだ孫娘。

 

未曽有のコロナ禍で繁忙を極める医療現場は、どのような状態だろうか。

テレビや新聞の報道を通じてしか知ることはできないが・・・たとえは悪いが、野戦

病院のような状況だろうか。

看護師の使命に燃えて、早くから志望していた憧れの職場が、まさかこんなことにな

ろうとは!

彼女にエールを送るとともに、感染することもなく無事に使命を果たしてほしいと心

から祈らずにはいられない。

 

がん手術や心臓カテーテルで何度か入院した私の経験から言えることは、患者にとっ

て医師はもちろんのこと看護師ほど不安な精神を安らげてくれる人はいない。

早朝、病室のカーテンを開けながら「体調はいかがですか」とにこやかに問いかけて

くれる白衣の看護師さんに、どれだけ慰められたことだろう。

入院中に薬が効きすぎ血糖値が異常に下がって倒れた時でも、冷静にてきぱきと処置

をしてくれたことがあったが、パニックになることもなく安心して任せられた。

 

命を守るあなたの職場は「常在戦場」です。

新米看護師さん、先輩たちの教えをよく学び、患者さんの気持ちに寄り添って信頼さ

れるナースになるんだよ。

 

   🌸4月の雨に濡れるカキツバタ

   


何度目の断捨離

2021-04-27 12:38:05 | 日記

この歳になって物への執着が薄れてきたはずなのに、どうしてもうまくいかない

ことがある。

「断捨離」である。

これまで何度も試みてきたけどすべて失敗、衣類など捨てたいものが山ほどある

のに、まったく減らない。

作家の宇江佐真理さんのエッセー「見上げた空の色」(文春文庫)でも、断捨離

は結構難しいと書いておられる。

同書で教えてもらったが、断捨離はヨガの行法哲学からきた言葉で、「断」は外

から入り込む物を制限すること、「捨」は文字通り捨てること、「離」は物への

執着から離れること。

 

この歳になると欲しいものが少なくなるから、外から入ってくる物を制限するこ

とは、比較的たやすい。

これまで必要上関心のあった着ることの興味がうすれ、時々更新するのは履き古

した靴下や下着、それも年間2~3枚だけ。

肌着やシャツ類はこれまでたくさん揃えてきたので、買うことはほとんどない。

40年間ゴルフを楽しんでいたので、長袖、半袖のポロシャツなどはヤマほどあ

って日常生活にも使用して重宝している。

100本近くあったネクタイは、息子に分けたほかはほとんど処分できたが、問

題はスーツなど通勤に着ていた衣類、Yシャツ類だ。

クリーニングにかけて保存しているのを見ると、もう全く必要ないけど捨てるの

がもったいなく、つい手を付けずに来た。

スーツなどは苦労を共にしてきた一種の戦友と思うのだろうね、とりわけ執着心

が離れない。

喪服1着があれば、ほかのスーツ類はもう必要ないと思うのだけど。

他に、8本足のタコも驚く靴の数、子どもたちの読み聞かせた童話の本、処分し

きれていないカミさんの衣類・・・

 

しかしこんな優柔不断な気持ちのまま大量のモノを残してあの世に逝ってしまっ

たら、残された子供たちに迷惑がかかる。

ここは、心を鬼にして「断捨離」を決行して、身も心も軽くしよう。

   「起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半」

と言うではないか。

 

🌸4月、花の饗宴

  光の中のシラン

  初めて咲かせた西洋オダマキ

  ガーベラも元気いっぱい


自国民を「雑草」と言う冷酷さ

2021-04-25 11:58:09 | 写真

政治的な内容に立ち入ったことは書きたくないのだが、最近耳にしたことがあまりにもシ

ョックだったので、取り上げる。

ミャンマーの軍事クーデタでは、国民を守るべき軍隊が自国民に銃を向けて発砲、多数の

死傷者を出すというひどい惨状になっている。

先日、軍のスポークスマンは「真っ当な木を育てるには、雑草を取り除かなければならな

い」と言う意味のことを記者会見で述べ、自国民の虐殺を正当化した。

「真っ当な木」とは軍事クーデターを起こした側の人たちで、「雑草」とはこれに反対し

ている国民を意味することは明白。

要するにクーデターに反対して民主化を求める人たちを銃でもって根絶しなければならな

い、ということだ。

何という冷酷で愚かな人たちだろう。

昂然と尊大に胸を張って強弁するスポークスマンには知性や寛容のカケラも感じられず、こ

んな愚かなグループに指導される国民の、なんと不幸なことか、と思う。

 

たとえ政権に反対する立場でも、毎日働いて税を納め国を支えている人々なのだ。

どこぞの独裁国家は別にして、公正な選挙が保証されている民主国家なら当然反対意見も

あり、そんな意見も汲み上げながら政治を行うのが、健全な国の在り様というものだ。

選挙に不正があるというなら、もう一度信を国民に問えば済むこと。

それもせずに、武力で我が意を通そうと言うのは愚の極みで、言語道断。

これは私の勘だけど、ミャンマーのクーデタ権力は、必ず崩壊する。

国際世論に背を押された国民は立ち上がり、クーデタ政権を追い出すだろう。

無謀な強権政治は永遠に続かないことは、これまでの歴史が物語っている。

 

なお、日本でもこれとよく似た現象がかつて(今も?)あった。

「雑草」とは正反対の「上級国民」である。

交通事故を起こした元高級官僚が訴追もされなかったことから、ある種階級の人は特権的に

免除されているのか、とネット中心に囂々と非難の声が上がった。

その際出てきたのは「上級国民」だが、実際にそんな国民階層が存在するかどうか知らない

が、なんとも不潔・不快な「言葉」である。

こんな言葉がまことしやかに飛び交う社会も、やはりまともじゃない。

 

    <山笑う4月>

  🌸お墓参りの墓苑で見た満開の山藤🌸


名無し花さん、大きく育つ

2021-04-23 10:37:31 | 日記

今年1月に種を蒔いて芽が出た苗、名前が分からず「何の花」と日記

にアップしたものの、その後も「どんな花が咲くのかな」と期待を込

見守って来た。

あれから4か月たって「名無し花さん」は写真(下)のように大きく

育ったけど、相変わらず名前が分からない。

もじゃもじゃ茂った葉っぱの様子から、コキアのようにも見えるが、

コキアならもっと大きくなって秋口になると黄色く色づく。

コキアの種を買った覚えがないが、もしコキアだったらそれはそれで

嬉しいのだが・・・

良く見ると細かい葉をつけている茎の先端に、小さな蕾のようなもの

が出てきているから、もう少しして花をつければ「正体」がわかるか

もしれない。

花が咲けばもう一度ブロブにアップします。

もし私には分からなくても、日記を見てくださった方が教えてくれる

かもしれないので、楽しみに待つとしましょう。

     🌸🌸🌸      🌸🌸🌸

ところでいつの間にか庭の木陰に居ついてしまったかわいいタツナミ

ソウ、今年は株を増やしてにぎやかにツンとすまして咲いてくれた。

小さいくせに、花姿が波立つように堂々として面白い。

ネット検索で一句・・・

  そろひたる立浪草の波がしら   片山由美子

少し暗い所にひっそり咲いているので、カメラは構えにくいが苦労し

て何枚か撮ったが、さて、かわいい花姿をお伝えできたかどうか。

  🌸おまけ、ドイツスズランも可憐に


買い物フォト

2021-04-21 11:35:51 | 日記

写真の上手いブロガーさんは、道草フォト、雨あがり、桜舞う、などのきれいなタイトルで四季折々の

風物を見事にカメラで切り取って、ブログにアップされている。

その元気な行動力と自然の営みを見逃さず、美しい写真に収める優れたカメラアイに頭が下が

る思いで拝見している。

 

私も僭越ながら真似をして、少し日記にまとめてみた。

タイトルはやや生活臭い「買い物フォト」。

毎日、自宅から1キロほどのコープに夕飯の食材を買いに通っているだけの行動範囲だけど、

コンデジをポケットに目につく季節の花などを写しながら往復している。

コープへの途中はお屋敷町で、塀越しにいろいろな花が咲いているのが見え、無断で写真を撮ら

せていただく。

元より写真は下手で、しかもコンデジで「ちょい撮り」だから鑑賞に堪えられるようなものはない

けど、自分なりに「春」を切り取ったつもり。

 

今はコロナの緊急事態宣言下で怖くて遠出できなく、行動範囲は2キロ足らずの往復だけ。

単調な外出だけど、四季の花が目を楽しませ心を和ませてくれる。

 

  <買い物道で拾った寸景>

  さあ、影を追って出かけます

  路地を抜けて

  おしゃれな立体花壇

  アートな影宿す塀

   小休止する児童公園

  見上げればミニ藤棚

  お屋敷の塀のミニ藤棚も満開

  青空バックにハナミズキ