リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

最近、気になる無気力

2021-07-06 12:24:05 | 日記

最近、どうもお腹に力が入らない。

無気力?倦怠感?怠惰?老衰?

動くのが億劫で、本を読んでも20ページも読み進むと目がしょぼしょぼして、眠気に

われてページを閉じてしまう。

昼間でも、椅子の背もたれしてうつらうつら・・・これではイカン、と目を覚まして動こ

うと立ち上がると今度は足が重い。

で、昨日の5日は「家事」をさぼって、勤めから帰ってきた娘に冷蔵庫にある買い置きの総

で夕食準備してもらった。

 

これまで新しいメニューに挑戦する食事の準備は楽しかったが、最近は弱気になったのか夕

準備している時にふと、火の不始末で火事でも起こしたら・・・と悪夢を「想像」して足

すくませることもしばしばだ。

 

京都大学名誉教授で数学者、名エッセイストの森敦さんが、独り暮らしてガスの火が衣服に

燃え移り大やけどを負い、翌年、敗血症で82歳て亡くなった。

もうずいぶん前の事故だけど、最近そのことがしきりに心に浮かぶようになった。

昼間は独りだから、もしそんなことになったら誰が助けてくれるだろう、火を消してくれる

のだろう、と思うと、背筋が寒くなる。

 

80老の家事は危険と隣り合わせだねえ、とつぶやきながらそれでも台所に立つ。

だから、時には家事をサボるも安心・安全のためには良いのかなあ、と最近頭をもたげてき

た「怠け癖」の言い訳にしている。

 

こんなことをしきりに思うのは、加齢による気力・体力の衰えがひどくなっていく証拠か。

湿っぽい日記になったけど、「年寄りの火遊び」?にはくれぐれも用心、という自戒を込め

て恥を忍んであえて告白した次第^^

   ***   ***

 <心に響いた名文> 

  若さにまかせて過ぎて来た日々は終って,ひとそれぞれの、もはや交わること

  も少ない道を歩む季節が来たのだ。おあきはおあきの道を、おちえはおちえの道

  を、そしておれは上方に旅立たなければならぬ。

             藤沢周平「獄医立花昇控え④人間の檻」(講談社文庫)

 

  🌸梅雨空を吹き払うように、鮮やかアメリカンブルー

   ガーベラ、一輪まだ頑張る