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銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

星への階(きざはし)をかけて・・・

2017-07-08 23:50:35 | 

 

への階をかけて、それを登ろう 愛し合うボクたち二人で


夜は歌で満ちている
バイオリンの音色も聴こえる   

青い夜のとばりが下りるところ
漂い行けば 月がぼくらを導くよ

ヒナギクの花びらに乗って  ゆったりと丘の縁を回って行こうね

小さな夢に乗って     ときめきのてっぺんに乗って

星への階をかけよう  とても素敵な階段を作ろう

ああ、君と天国に上って行く気分だ

星への階をかけて 君と上って行こう

 

 五十嵐さんお得意のナンバー、七夕の宵にぴったりでした

少しばかり夏負け気味の親分、珍しく椅子に掛けてくつろいだ演奏

興が乗ってきて、越し方のお話もいろいろと

初めて吹いた楽器はクラリネットだったこと、

バンドボーイをしていた十代の頃、「あのオジさんについて行きな」

と言われたのが植木等氏が歌とギターを担当するジャズバンドで

当時、東銀座のビルにあった「エデン」というダンスホールだったこと。

アルトに目覚めてフロントを務めるようになり、

横浜の「モカンボ」に守安祥太郎さんたちとのバンドで出ていたこと、

そこの深夜から朝にかけてのセッションで、あの有名な

ただ一枚のライブ録音盤が生まれた経緯・・・・

 ジャズ好きな方なら、その場で演奏したご本人からじかに聞く歴史に

思わず息をのむ、というほどの、極め付きエピソードを

和やかな会話の中で聞ける、まさに僥倖

 

 エムズに集う演奏家とファンの大好物

王道スタンダードの私たちらしい楽しみ方を、できるだけ永く、

できるだけたくさんの方々と共有したい、という願いを、

この夜の星たちがきっと叶えてくれる、と思えた時間でした

 

 

 


今日の「七夕」で・・・

2017-07-07 16:29:15 | 季節

「半夏」は終わり、「小暑」に入ります

「温風(あつかぜ)至る」は都会ではあんまりうれしくないけれど・・・

せいぜいお腹のアルコール消毒をしつつ、乗り切っていきたいですね

 

 この間知り合いのバーで「ジン・ソーダ、軽めにしてね。

軽く、って言わないとすごく濃いのが出て来るから

バーテンダー氏「いえうちは『1F』=1フィンガーですよ

隣にいた方「ウソだね、ゼッタイトリプルくらい入ってるよ。

どんな指してんだよ」

バーテンダー氏「(注いだジンを指で計ってみて)あっごめんなさい。

1フィスト(握りこぶし一つ)でした

 

 消毒もほどほどに・・・

親分=五十嵐さんにもそう言っとかないとね


月が変わって

2017-07-04 14:35:31 | つれづれ

 いきなり暑くなりました

早々と台風も

 前の記事・・・「Bridges」(オリジナル・・・「Travessia」

ミルトン・ナシュメント作)からのブラジル繋がりで季節のカクテル:

「カイピリーニャ」・・・田舎者(娘、という意味はないそうで)

サトウキビの蒸留酒:カシャーサに、ライムと甘みを加えてクラッシュドアイスで

 

 日本的な暦によれば、7/2~7/7(七夕)までが「半夏生」(はんげしょう)

田植えを終えた骨休めと、梅雨時でモノが傷みやすいことから、

仕事を休んで物忌みをする・・・この時期食べてはいけないものや、

入ってはいけない場所の禁忌を守る、という時期ということです。

 

 都会で暮らす私たちにとって、こういう暦の意味はなかなか実感できなく

なりました。 でも、折に触れて、そういう季節感で生きてきた先達の生活に

思いを馳せるのも、またよろしいかと

銀座のカウンターで生演奏に耳を傾け、季節のカクテルを傾けながら・・・です