これは夕方の一杯目が美味しいでしょ~
ジンにも(ウィスキーにも)好みがあって、
自分の好きな(苦手な)風味に強く反応するタイプ=「あれは良い、これはダメ」
とダダをこねる=意外と扱いやすい(失礼
つまり、好みに合わせて調整しやすい)
ただ、ご本人は永年の習慣やこだわりを持っているつもりでも、体調や好みは
時とともに移り変わっている場合があり、それに気づいて不思議がっている人、
気づかずにとことん銘柄にこだわる人・・・様々です。
もう一つ厄介なのは(まあ、あり得ることなのですが)メーカーの都合で
お酒自体の味のバランスが変わっている場合がある、ということです。
例えばブランデーについて、昔から飲んでいる方が
「どうも昔の甘味と違う気がする」とおっしゃるので問い合わせたところ、
「2000年あたりを境に万事がドライ志向になりまして、それに合わせて
若い方にもソーダ割(ハイボール)でカジュアルに飲んでいただこうと・・・」
というような事情で味自体が変わっているのだそうです。
いい悪い、ではなく、このような状況を踏まえまして、
「自分はさっぱりしているほうが合うんだな」
「ラストの一杯はこっくりした味がほしいな」という
ご自分の感覚に合わせてオーダーを伝えていただくと、
バーテンダーは大いに納得して、ピッタリのお酒や飲み方を提供して
くれる、というわけです
ちなみにエムズで一杯目に「ジン・トニック」を注文された場合には
ジンの銘柄のご指定がない限り、軽やかであまり薬草を強く感じさせない
ベースを選び、トニックとソーダを6:4くらいでお出ししております。
こんな日差しの日が増えると、そろそろ「銀座モヒート」も
シーズンを迎えたかな?という気もしますね