ありのままにGiko☆blog

ぎこまめの、なんでんかんでん、あげんこげん日記♪

泣けた・・

2014年10月31日 14時42分39秒 | 2014年

以前、漫画家で岡野雄一さんの認知症の母との可笑しくも切ない日々を描いた、「ペコロスの母に会いに行く」の本を勝手に紹介したことがあるが、
            

今日、本屋を覗いたら第二弾が出版されていた。
二冊目は「ペコロスの母の玉手箱」。  漫画なのだが、笑いながらも泣けてくる。
 

長崎弁で描かれた、老いた母みつえさんとの認知症、介護を描いた本。
この第二弾を執筆中に、作者の母 みつえさんは老衰で今年8月に91歳で亡くなられたそうです。

見逃してしまいそうな日常のちょっとしたみつえさんのしぐさや、思い。
認知症になり、記憶が昔と現在を行ったり来たり。みつえさんの玉手箱の中には昔の色んな宝物が詰まっている。

本を開いた冒頭から涙の出そうな、・・そして最後のページでは・・・。   

90歳で亡くなった私の母ともダブってしまって・・。
私の母も、亡くなる一ヶ月前頃、「病室の部屋の角に父親が悲しそうにこっちを見よった」とか、「今日は笑よった」とか言っていた。
見えないものが見え、そして食事もしなくなり、喋らなくなり、スーッと静かに旅立って行った。

息を引き取る直前に、私が一人の時に突然母が目を開けた。
一瞬昔の母の顔に戻り、私に、「もう行くよ」と言ったのは夢か幻だったのか。

でも、今でもその様子が浮かんでくるし、言った時の表情も覚えている。
看護婦さんにそのことを「今こんなでした」と興奮気味に話したら、「はいはい」て感じで信じてもらえなかった。
私もオカシクなってたのだろうか?

認知症、誰もがいつなるかわからないし、高齢の親を介護する子も高齢である。
単に泣ける話ではなく、この本を通して、認知症や介護のことに関して、少し心優しくなれるかもしれない。

               みつえさんのご冥福をお祈りいたします。


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